中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

NHKBS「大発見史 進化論」収録

2011年09月06日 | 音楽&美術
 昨日はTVの収録でした。9月30日放映予定のNHKBS「大発見史 進化論」です。

 ダーウィンの進化論についての新しい学説や、進化計算によるシステム開発など、いろんな面白い情報満載で、楽しめる番組になっていると思います♪

 スタジオ収録では、リンゴを割った形の小さなテーブルと椅子だけ、周囲は真っ白で、だだっ広いスタジオにぽつんと司会無しの3人での鼎談。進化生物学者の佐倉統氏と、宗教学者の大澤真幸氏とわたしです。

 どうしてこんなに殺風景かといえば、あとでCGでいろいろ埋めてゆくわけですね(CGにも進化計算が使われていると知り、びっくり)

 「マトリックス」DVDの特典映像で撮影風景を見ましたが、何もないのに演技する大変さが語られていました。わたしたちは演技するわけではないですけど、それでも周りにみごとに何も無いと、ちょっぴり寂しいものがありました(とほほ)

 さてさて、進化論になぜわたしが登場するかと思われるでしょうが、ダーウィンの時代はまさに印象派の時代なんですね~ 「フランス軍中尉の女」の主人公は考古学者でしたが、映画の中で権高な貴族の老婦人から、「人間の先祖が猿だなんて、馬鹿馬鹿しい。おほほほ」と笑われてムッとするシーンがありました。

 ゾラ、ドガ、ウエルズなど、ダーウィンの影響を強く受けていたんですよ。

 「印象派で「近代」を読む」は、担当編集者さんの言うところでは、読者の7割が男性(書店サンプル調査から)だそうです!!
 わたしの本の中では一番男性率が高いみたい(2番目は「芸術家たちの秘めた恋」)

 どうしてかなあ。印象派展には圧倒的に女性が多いのに。。。もしかして男性はさほど印象派が好きではないので、逆に知識を得たいと考えるのでしょうか?よくわかりません。もっと女性にも読んでほしいなあ。。。
 
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷になりました♪

印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)



☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~2刷になりました♪
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☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
オッターヴァの清水清さんがHPで紹介してくれています
⇒ http://blog.ottava.jp/ottava_moderato/2011/07/post-7f75.html

芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)


☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 2刷になりました♪

 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
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文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷中。

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
14刷中。NHKBSに出演番組がユーチュブで見られます♪⇒ http://www.youtube.com/watch?v=SX6wndSD6fA

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

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☆「怖い絵3」 6刷中。

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☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
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おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

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歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

sai
コメント (7)
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