朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン」第127回の今日は、「ピナテールこそあはれなりしか」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2008/09/post-5240.html
医者で歌人の齋藤茂吉に歌われた、フランス人と遊女の恋について書きました。
ところでピナテールについてはあまり資料がなく、たまたま長崎へ行ったとき出島跡(復元され、観光地になっています)を訪ねてみました。案内係の女性に聞くと、そんな名前は知らないとのこと。がっかり。。。
それで資料館やらカピタン屋敷やらをぷらぷら廻り、広場のようなところへ出ました。史跡説明のボランティアをする男性とゆきあい、ダメもとで聞いてみました。すると。
何とわたしたちが今立っているその場所が、ピナテール商会跡だというのです!小さな石碑までありました。うわあ、シンクロですわねえ。
というわけで、一昨年このブログに書いたシンクロについての記事を、以下、再録ーー
友人が、こういう実話を聞いた由(ラジオでの情報らしい)。
--ある人が、具合の悪くなった愛犬を病院へ連れて行った。獣医は「これは重病だ。もう助からない」と宣告。
帰宅するなり、その犬は突然ダッシュで玄関から走り出て、交通量の多い道路へ飛びだし、轢かれて即死。
「自殺としか考えられない」
飼い主はそう言うのだそうだ。なぜなら犬は生まれたときから室内で飼われており、これまで一度も、自分ひとりで外へ出て行ったことなどなかった。獣医に死を宣告され、悲観したに違いない、と--
確かにそういうことはあるかもしれないなあ。
象や猫だって、自ら死期を悟るとひっそりいなくなるというし、まして人間に長く飼われていた動物は言葉も解するのだから、獣医は本人(本犬?)の前で無神経な告知をすべきじゃないのでは・・・
それで思い出したのだが、わたしが直接聞いた、犬にまつわる不思議な話しを2題。
Aさんは東京で一人暮らし。実家には子どものときから可愛がっている犬がいて、めったに会えないのをお互い悲しがっている。先日、母親から仕事先に電話がきた。犬が右足の爪にひどいケガをして、手術することになったという。
心配でならないけれど、おいそれとは帰郷できる立場にない。Aさんはその日一日憂鬱な気分で、夜、アパートへ帰った。背広を脱ぎ、靴下を脱ぐと・・・
なんと右足が血まみれ。
妙なことに、痛くも何ともない。ただ血が出ているだけ。よく見ると、親指の爪の間に小さな傷ができていた。愛犬がケガしたという箇所と同じだな、とぼんやり頭の隅で感じたそうだ。
もうひとつはBさん、というより、Bさんのご主人の話し。
夫婦はマンションの6階住まい。長年そこで犬を飼っていた。慣れたもので、犬は決してベランダへ下りたことがない。
ところがあるとき、Bさんが買い物へ行っている間に、その犬はベランダから墜落死してしまう。ベランダへのガラス戸を開けたまま出かけたのは確かだが、これまでもいつもそうしていたし、なぜ今回に限って危険を承知でわざわざベランダへ行ったのか、しかも手すりの柵はかなり密なので、中型犬がそこをくぐりぬけるのは至難の業のはず。どうしてそんなことをしたのだろう、今もって謎と言う。
不思議なのは、しかしこのことではない。
事故が起こったちょうどそのとき、Bさんのご主人はヨルダンへ出張中だった。一仕事終え、観光のため死海のほとりを歩いていた。すると突然、青く高い空から小鳥がまっすぐ墜ちてきて、彼のすぐそばの石に激突した。
小鳥の死骸を見て、彼の頭にまっさきに浮かんだのは、愛犬の身に何かあったに違いない、というほとんど確信めいた直感だったのだそう。
--Aさんは、わりと霊感の強い人である。非常に感度のいい受信機といった趣き。
一方、Bさんのご主人は、ごりごりのリアリストで科学者で、目に見えないものの存在は絶対信じないタイプ。
どんなタイプであれ、起こるときは起こるということかしらん・・・
☆最新刊「ハプスブルク家 12の物語」(光文社新書)、4刷が決まりました♪
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
2年分の世界史レッスン(100エピソード)の書籍化です♪
「美術手帖10月号<琳派>」(p.192)で紹介されました。
☆「怖い絵2」、東海テレビの「書店員さんのいちおし本」で紹介されました。名古屋三省堂の海老原さん、ありがとうございました~!!(この声、届くかな?)
☆『怖い絵』、9刷になりました。ありがとうございます♪
コメントのシステムが変わったらしく、数字を入れなくてはならないようです。その時、文字を半角にして数字を入れないとうまく機能しません(実はわたしも全角で一生懸命何度もやって失敗しました)。お手数ですが、どうぞよろしく!
医者で歌人の齋藤茂吉に歌われた、フランス人と遊女の恋について書きました。
ところでピナテールについてはあまり資料がなく、たまたま長崎へ行ったとき出島跡(復元され、観光地になっています)を訪ねてみました。案内係の女性に聞くと、そんな名前は知らないとのこと。がっかり。。。
それで資料館やらカピタン屋敷やらをぷらぷら廻り、広場のようなところへ出ました。史跡説明のボランティアをする男性とゆきあい、ダメもとで聞いてみました。すると。
何とわたしたちが今立っているその場所が、ピナテール商会跡だというのです!小さな石碑までありました。うわあ、シンクロですわねえ。
というわけで、一昨年このブログに書いたシンクロについての記事を、以下、再録ーー
友人が、こういう実話を聞いた由(ラジオでの情報らしい)。
--ある人が、具合の悪くなった愛犬を病院へ連れて行った。獣医は「これは重病だ。もう助からない」と宣告。
帰宅するなり、その犬は突然ダッシュで玄関から走り出て、交通量の多い道路へ飛びだし、轢かれて即死。
「自殺としか考えられない」
飼い主はそう言うのだそうだ。なぜなら犬は生まれたときから室内で飼われており、これまで一度も、自分ひとりで外へ出て行ったことなどなかった。獣医に死を宣告され、悲観したに違いない、と--
確かにそういうことはあるかもしれないなあ。
象や猫だって、自ら死期を悟るとひっそりいなくなるというし、まして人間に長く飼われていた動物は言葉も解するのだから、獣医は本人(本犬?)の前で無神経な告知をすべきじゃないのでは・・・
それで思い出したのだが、わたしが直接聞いた、犬にまつわる不思議な話しを2題。
Aさんは東京で一人暮らし。実家には子どものときから可愛がっている犬がいて、めったに会えないのをお互い悲しがっている。先日、母親から仕事先に電話がきた。犬が右足の爪にひどいケガをして、手術することになったという。
心配でならないけれど、おいそれとは帰郷できる立場にない。Aさんはその日一日憂鬱な気分で、夜、アパートへ帰った。背広を脱ぎ、靴下を脱ぐと・・・
なんと右足が血まみれ。
妙なことに、痛くも何ともない。ただ血が出ているだけ。よく見ると、親指の爪の間に小さな傷ができていた。愛犬がケガしたという箇所と同じだな、とぼんやり頭の隅で感じたそうだ。
もうひとつはBさん、というより、Bさんのご主人の話し。
夫婦はマンションの6階住まい。長年そこで犬を飼っていた。慣れたもので、犬は決してベランダへ下りたことがない。
ところがあるとき、Bさんが買い物へ行っている間に、その犬はベランダから墜落死してしまう。ベランダへのガラス戸を開けたまま出かけたのは確かだが、これまでもいつもそうしていたし、なぜ今回に限って危険を承知でわざわざベランダへ行ったのか、しかも手すりの柵はかなり密なので、中型犬がそこをくぐりぬけるのは至難の業のはず。どうしてそんなことをしたのだろう、今もって謎と言う。
不思議なのは、しかしこのことではない。
事故が起こったちょうどそのとき、Bさんのご主人はヨルダンへ出張中だった。一仕事終え、観光のため死海のほとりを歩いていた。すると突然、青く高い空から小鳥がまっすぐ墜ちてきて、彼のすぐそばの石に激突した。
小鳥の死骸を見て、彼の頭にまっさきに浮かんだのは、愛犬の身に何かあったに違いない、というほとんど確信めいた直感だったのだそう。
--Aさんは、わりと霊感の強い人である。非常に感度のいい受信機といった趣き。
一方、Bさんのご主人は、ごりごりのリアリストで科学者で、目に見えないものの存在は絶対信じないタイプ。
どんなタイプであれ、起こるときは起こるということかしらん・・・
☆最新刊「ハプスブルク家 12の物語」(光文社新書)、4刷が決まりました♪
☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
2年分の世界史レッスン(100エピソード)の書籍化です♪
「美術手帖10月号<琳派>」(p.192)で紹介されました。
☆「怖い絵2」、東海テレビの「書店員さんのいちおし本」で紹介されました。名古屋三省堂の海老原さん、ありがとうございました~!!(この声、届くかな?)
☆『怖い絵』、9刷になりました。ありがとうございます♪
コメントのシステムが変わったらしく、数字を入れなくてはならないようです。その時、文字を半角にして数字を入れないとうまく機能しません(実はわたしも全角で一生懸命何度もやって失敗しました)。お手数ですが、どうぞよろしく!