~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第五、 彼岸に至る道の章
1、序
985、かれは憂いの矢に中(あ)てられて、
食物もとらないで、うちしおれた。
もはや、心がこのような気持ちでは、
心は瞑想を楽しまなかった。
986、バーヴァリが恐れおののき苦しみ悩んでいるのを見て、
(庵室を護る)女神は、かれのためを思って、
かれのもとに近づいて、次のように語った。
987、「かれは頭のことを知っていません。
かれは財を欲しがっている詐欺者なのです。
頭のことも、頭の落ちることも、かれは知っていないのです。」
~ 感謝・合掌 ~