浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-08-05 00:31:44 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 二
 
「地球は小さな細胞体なることを知るべし」
今のところ、太陽系ではこの地球にしか人間は住めない
そうですね。
今、与えられているこの太陽系の中の日本という、
ほんとうに恵まれた環境の中に、私たちは生命を
与えられているということを考えますと、
まことに有難いことです。

地球上において、
今、何秒かに一人の割で餓死されているような
地域もあります。
そういう所には少しでも愛の手をさしのべて、
少しでもその方たちが幸せになっていただけるように
したいものです。
同じ地球の乗組員であり、同じ兄弟です。
神様の目から見ましたら、同じ神の御子としての
兄弟姉妹です。

この大きな大きな宇宙からみますと、
私たちが「あの人は嫌いだ」とか、
「あの人は憎たらしい」とか言っていることがいかに
小さなことか、
一度この大きな宇宙に目を向けてみて下さい。
思い悩み、煩っていることが、
いかに取るに足らないことかがよく分かります。
しかも、この大宇宙のすべての惑星は法則に従って、
意識あるが如くに動いております。

「大宇宙、大自然界に意識あり」と
表現していただいておりますね。
誰が地球を回しているのでもない、
では勝手に回っているのかというと、
勝手に回っているにしては、余りにも秩序整然として
回っております。
千分の一の狂いもなしにこの大きな地球を決まった時間に、
決まった場所にちゃんと動かすことは不可能です。
しかも地球だけではなくて、銀河系宇宙も、島宇宙も、
大宇宙もすべてが循環の法則に従って動いています。

目に見ることはできませんが、
この動かしている巨大なエネルギー、
この意識こそを、大いなる神と申し上げております。
キリスト教的には「父なる神」です。
この力は、全宇宙の中にたった一つしかありません。
一つの力をもって全宇宙が動かされています。
この本当の神様の意識を、
私たち一人ひとりがこの胸の内に頂いているのです。
太平洋の水が神様としましたら、
その一滴一滴の水が私たちです。
汲み上げた一滴の水は、太平洋の水と何ら
変わりはありません。

それと同じように、その大きい神様とまったく
同質同根の意識が、私たちの中に与えられています。
これを神なる我、「神我」とも言っておりますね。
まことの我、神なる我こそ大宇宙を動かしている
大意識と同じものであるということを知ることです。
その時、私たちすべてが神の子であるということが
わかります。
自分がそれに目覚めましたら、皆さんが神の子です。
そのことをお伝えすることです。

            
     ~ 感謝・合掌 ~

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