~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 九
「この現象界は神仏よりいっさいの権限を光の天使に
委ねしところなり光の天使は慈悲と愛の
塊にしてあの世この世の諸霊を導かん」
まあ、こうしてお話をさせていただいておりましても
同じことです。
どなたからも返事が頂けません。
もし間違ったことを言っておりましたら、
心の中で「あいつはあほうやな」といって
笑われるのですね。
人様の前で恥をかかせていただいて、
そして四角い角のある自分が端をかきかき恥を
かいていきますと、やがて真ん丸くなっていくのです。
ですから、常に人様の前でいい恰好をしないで、
自分のあるがままの姿を見ていただき、あるがままの
評価を頂いて、自分というものを人の前に
さらけ出した時、人は「あいつは三つだな」
「あいつは八つだな」、或いは「あいつは一つだぞ」
といって、それぞれの心の中で評価をしてもらえます。
自分自身はただ自然のままに、あるがままに
生きさせてもらい、お話させていただきますと、
たいへん自分が楽になります。
このようにお喋りさせて頂きますのも、
もしこの法にご縁が頂けなかったとしたら、
恐らく一生の間、親戚が集まった席でさえ、
あるいは隣組の集まりにさえも、
お話することはできなかった私です。
~ 感謝・合掌 ~