
恩師のご著書「思いの中に生きる」より
死のとき
先の続き・・・
〈このお話をされた時、引用された
旧約聖書の一節を紹介しておきます。
聖書を表面的にではなく、
その奥を霊的に読み取りますと、先生のお話と
一致することがわかります。〉
(略)主は言われた。
「ソドムとゴモラの罪は非常に重い、
と訴える叫びが実に大きい。
私は降って行き、彼らの行跡が、果たして、
私の届いた叫びのとおりかどうか
見て確かめよう」
(略)アブラハムは
進み出て言った。まことにあなたは、
正しい者を悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。
あの町に正しい者が五十人いるとしても、
それでも滅ぼし、その五十人の正しい者のために、
町をお許しにならないのですか(略)」
「もしソドムの町に正しい者が五十人いるならば、
その者たちのために、町全部を赦そう」
(略)「もしかすると、四十人しかいないかもしれません」
「その四十人のために私はそれをしない」
(略)「主よ、どうかお怒りにならず、
もう一度だけ言わせて下さい。
もしかすると、十人しかいないかもしれません」
「その十人にために私は滅ぼさない」