goo blog サービス終了のお知らせ 

浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「垂訓」

2024-01-21 00:11:24 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


      第四章 「思い変え」こそ幸せの扉を開ける鍵

  ◆人の愚行によって自分の心の平安を失った時、
                     その人よりも自分が愚かとなる◆

この世に生きている限り苦労はついて回るのですが、
お釈迦様はこれを四苦八苦と言われました。
生きる苦しみ、老いる苦しみ、病む苦しみ、死ぬ苦しみ。
これが四苦ですが、八苦というのは、これにさらに四つの苦しみを加えたものです。
愛する者と別れなくてはならない苦しみ、「愛別離苦」。
嫌な相手と出会う苦しみ「怨憎会苦」。
求めてもちっとも得られない苦しみ「求不得苦」。
肉体の身をもったがための苦しみ「五蘊常苦」。

五蘊というのは、肉体(色)と、五感(受)と、五感により与えられたものを受けて
思う心の動き(想)と、思ってなす行為(行)と、行って識ること(識)です。
これら五つの集まりが五蘊と言われています。
この中で「怨憎会苦」というのは、嫌な人に出会って心に生ずる怨みや憎しみによって、
自らの心が苦しみを受けることです。
自分のことを理解してくれず無理難題を言って来る人、やたらと自分を馬鹿にしたり
高圧的に接して来る人、嫉妬から足を引っ張る人、迷惑をかけて来る人、どうも虫が好かず
苛々させる人、恋敵など、あげたらきりがありません。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「垂訓」 | トップ | 「垂訓」 »
最新の画像もっと見る

浄心庵 長尾弘先生垂訓」カテゴリの最新記事