浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

三種の人

2008-11-12 20:18:22 | Weblog

  ~ 佛教聖典より ~


この世には三種の人がある。

岩に刻んだ文字のような人と、
砂に書いた文字のような人と、
水に書いた文字のような人である。

岩に刻んだ文字のような人とは、
しばしば腹を立てて、その怒りを長く続け、
怒りが、刻みこんだ文字のように消えることの
ない人をいう。

砂に書いた文字のような人とは、しばしば腹を
立てるが、その怒りが、砂に書いた文字の
ように、速やかに消え去る人を指す。

水に書いた文字のような人とは、
水の上に文字を書いても、流れて形にならない
ように、他人の悪口や不快なことばを聞いても
少しも心に跡を留めることもなく、
温和な気の満ちている人のことをいう。


   ~ 感謝・合掌 ~




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