恩師のご著書「講演集」より
講演集、三
子供は親に目覚めを導く
先の続き・・・
娘たちが私のことを「パパ」と言っていますから、
そのまま孫もいっしょになって、「パパ」と言っています。
この孫たちも上の子はもう小学校です。
ほんとうに幸せいっぱいの生活をしています。
そんなつらい経験の中で、私はいろいろと考えたのです。
原因、結果の法則から見て、もし、
その子供がほんとうに悪い子であれば、
今のように、人のうらやむような幸せを
与えられるはずがないのです。
いい子であったから、今の幸せを頂いているのです。
では、私に対して心配や、苦しみが与えられたのは、
これは一体何であったのか、と考えていきますと、
私という愚かな人間を少しでも良き人間に目覚めさせ、
何とか私が持っている悪い癖、欠点を正そうとして、
子供として最も罪深い親不孝という罪を自ら背負って、
親の私に心配をかけることによって、
私に目覚めを与えてくれたのです。
子供には何の罪もなく、悪いのは私自身だったのです。