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浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「垂訓」

2023-06-22 23:59:33 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「講演集」より


                   講演集、三

               子供は親に目覚めを導く

先の続き・・・

娘たちが私のことを「パパ」と言っていますから、
そのまま孫もいっしょになって、「パパ」と言っています。
この孫たちも上の子はもう小学校です。
ほんとうに幸せいっぱいの生活をしています。
そんなつらい経験の中で、私はいろいろと考えたのです。
原因、結果の法則から見て、もし、
その子供がほんとうに悪い子であれば、
今のように、人のうらやむような幸せを
与えられるはずがないのです。
いい子であったから、今の幸せを頂いているのです。

では、私に対して心配や、苦しみが与えられたのは、
これは一体何であったのか、と考えていきますと、
私という愚かな人間を少しでも良き人間に目覚めさせ、
何とか私が持っている悪い癖、欠点を正そうとして、
子供として最も罪深い親不孝という罪を自ら背負って、
親の私に心配をかけることによって、
私に目覚めを与えてくれたのです。
子供には何の罪もなく、悪いのは私自身だったのです。


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「垂訓」

2023-06-22 00:08:23 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
   恩師のご著書「講演集」より


                   講演集、三

               子供は親に目覚めを導く

先の続き・・・

そのような生活を続けて、
三年ぐらいかかりましたけれども、
だんだんと良い子になってくれました。
早く帰ってくると、自分も気持がいいですから、
「パパただいま」と、元気な声を出して言いますし、
私も「ああ、よう帰ったな」と言って、
それまでの心配な状態は消えました。
お陰さまで大学に行かせてもらい、
その結果、今は私の家とは格違いなほどの
結構な所へもらっていただいて、
男の子を一人授かっています。

その子も一歳八カ月ぐらいになりまして、
今はかわいい盛りです。
上の子は学校の先生とご縁がありまして、
この子も幸せに暮らしています。
こちらも、子供が授かりまして、
私は四人の孫のおじいちゃんです。
おじいちゃんと言われるのはいやですからね。
孫はみな私のことを「パパ」と言うのです。



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