浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2022-09-04 00:31:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
 恩師のご著書「講演集」より


            講演集、 二

       神様の投網をこの世に放つのが使命

先の続き・・・

見ると、えらく肥えているのに、胃が骨盤の底にきていますから、
「胃は正しい場所に上がりなさい、そして熱は下がりなさい」と
言いますと、忽ち熱が下がって冷たくなりました。
「先生、私ムチ打ちなんです」
「はいはい、それじゃ治しましょう」
ムチ打ちが治りますと、お話が始まった時、
スーッと帰ってしまってもうそこにおりません。
ああいうのは雑魚です。

神様の投網に折角かかっているのに、
サーッと逃げているのですね。
「あの人、何しに来たのでしょうね。
体を治してもらいにだけ来たのですね」
と言って笑ったのですが、そういう人はいっぱいあります。
ただ助けてもらって、治ったらもう関係ないのです。
しかしそういうことに懲りないで、
相変わらず神様の投網をして歩いているようなものです。
そうして縁があってかかってくれる方の魂は大きく育った魚です。
大きな魚、わざわざ遠い所からこうして来ていただく皆さんは、
ほんとうに魂の大きい魚だと思います。
ありがとうございます。

ですから私は、話を聞いてくれない方はしょうがないなあとは
思いません。
要は治ってくれればいい、話を聞こうが聞くまいが関係ない。
だけれど、できることなら話を聞いてほしいものです。
折角来ているのに、
病気だけが治ればサーッと帰ってしまっては愛想がありません。
どうぞ皆さんは神様の神理の投網を持っておられるのですから、
世の中に向けて、神理の網を放ってください。

かかる方もあるし、逃げる方もあります。
逃げる人が多いですよ。
そして一人でも救い上げて下さい。
そして正しい神理の道に導いてあげてください。
それが私達の使命です。
難しいことは要りません。
まず、自分が救われる、自分が安らぎをいただく、
そして次にその安らぎを人々にお伝えしたらいいのですね。


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