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浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「御垂訓」

2022-03-14 00:18:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~


                  講演集 一
  
        「成仏されると墓所・仏壇は明るく光る」

先の続き・・・

その後で山へ登って行きますと、
今まで電灯をつけないと見えなかったその山の中がちょうど木陰を
歩いているような明るさで、
こんなに明るい所へなぜ電灯を持って来たのかですかと尋ねるくらい、
今度は明るいのです。

それは、私達の心の曇りが、幼い頃に、仏教で地獄と教えられた、
神社の光を遮った世界、つまり自分の心の曇りによって神社の光を遮り、
光の届かない暗い世界を作っていたからです。
地上に執着を残し、自分の心の曇りのスモッグを持った方が
いっぱいおられますと、自然界さえも暗くなるのです。
この暗い想念の世界こそ地獄の世界です。

よくあちらこちらのお仏壇にお参りさせていただきますが、
言葉の要らない意識の世界ですけど、
「どうかこの仏壇から思いを離して下さい。
そしてほんとうの世界へ救われて下さい」と言って話させてもらいますと
、つまり真理を伝えますと、あの真っ黒になっていたお仏壇が
忽然として光ってきます。

古くて字の読めないような位牌なども忽ちに文字が浮かび出て来ますし、
金を塗った古い位牌でしたら、
新しい位牌と変わらないように見てる間にきれいに曇りが消えていきます。

これは位牌の中に意識を留めておられた方が、
ほんとうに悟って救われて下さり、位牌から抜けて行かれるから、
光ってくるのだと思います。

あの山に登るのに、電灯が不要になったのと同じことで、
お仏壇もお位牌もきれいに明るくなります。
極端な場合は、
お仏壇の掛けてある阿弥陀様のお軸が黒く墨を塗ったようになっていても、
未成仏様が成仏されますと、サーッとそのお姿が現れてきまして、
家族の方が並んで見て居られるうちに、

「わあ、阿弥陀様のお顔の眉が見えてきた」という具合で、
しまいには後光が射してきます。
こんな不思議なことも見せてもらいます。


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