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浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「御垂訓」

2018-11-03 00:36:34 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


   講演 七

 「われら生命意識の修行所なり」

先の続き・・・

自分の悪に目覚める方法は、
常に「反省」を繰り返すことです。
「これでいいか」「これで間違いはないか」と、
その一瞬一瞬を常に反省して、
己を見つめることです。

他を見るのではありません。
常に外を見るよりも、
内を見ていかなくてはいけません。
なぜかといいますと、
私たちは外の世界に
住んでいると思っておりますが、
ほんとうは内なる世界に住んでいるからです。
自分の心の持ち方の中に住んでいるからです。

もし不幸にして足を切断して
動けなくなったとします。
私たち凡夫は「ああ情けない、辛い」と言って
嘆き悲しみます。
しかし、ある方は義足をつけて
「ああ、この義足というものは
有難いものだ」と感謝し、
しかもその方は足を切断した時に、
「私はバタバタと忙しくしていたけど、
こうして足を失ったお陰で、
ゆっくり本を読み勉強をさせてもらえる。
有難い」と、

足をなくした不幸を感謝に
変えてしまわれたそうです。
そして今度義足をつけてもらいましたら、
「私は特にお料理が下手なので、
こうして義足をつけてもらったら、
早く動かなくてもいいし、
お料理をゆっくりさせてもらえる、
こんなに有難いことはない」と言って、
喜びに変えられたそうです。


  ~ 感謝・合掌 ~


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