恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
「ふるさと」の歌にある「志を果たす」とは
前々回からですが、西宮のUちゃんにバイオリンを弾いていただいています。
音楽といいますのは、音律の調和があり、私たちの心に調和を与えてくれます。
ふるさとの歌二曲を弾いていただきます。
「ふるさと」といいますのは、私たちが生まれたこの世でのふるさと以外に、
この世に生まれさせていただく以前の「魂のふるさと」があります。
そのふるさとを思い出しながら、共に合唱していただいたら結構かと思います。
ではお願いします(拍手)。
―――バイオリン演奏―――
ありがとうございました。
上手に弾いていただいて、ほんとうにありがとう。
音楽というのは心に響きます。
「志を果たしていつの日にか帰らん」と歌われています。
私たちがこの現象の世界で「志を果たす」とは、一体何でしょうか。
高橋信次先生の「心行」の中に、
「人々と互いに手を取り合って、調和を目的として互いに助け合い、
補い合いながら、この地上で幸せな仏国土、ユートピアをつくらんがため」
と書かれてあります。
地上にその世界をつくる為に実践することが、私たちの志を果たすことです。
「行うこと」は、学問が無くても、才能が無くても、
誰でも行うことはできるはずです。
~ 感謝・合掌 ~