一口にパンといっても様々な種類がある。
アンパンから始まって、メロンパン、クリームパン、クロワッサン、フランスパン、コロッケパン、まだいくらでも書けるが、こうしたパンの中で一番落ち着き払っているのが食パンである。
食パンを見ていると、他のパンの連中は何かをのっけたり、包み込んだり、塗りつけたり、正道から外れたところで勝負しようとしている。
そこへいくと食パンは正々堂々。
何しろ四角、四角四面、全面絶壁、とりつく島がないとはこのこと。
その体格、風貌、態度、物腰、立ち振る舞い、いずれも大物の風格に満ちている。
食パンは6枚切りとか8枚切りが多いが、どちらが好きか❓
断然6枚切りのほうですね。
できたら4枚切りでもいいし、2枚切りでもいい。
パンはフワフワ感が命。
だから厚切りでなければならない。
常識では厚切りは2枚までだが、それ以上切りというのもある。
つまり切らないで食べる。
食パンを小型化したようなサイズだが、ナチュラルチーズに卵、ベーコン、たまねぎ、無添加マーガリンetc
という商品名「バイキング」
ヘルスベーカリーというルート販売のパン屋で購入。
切ってない食パンを左の小脇に抱える。
そうしておいて右手を食パンをピリピリとむしり取って食べる。
そうです、むしり食い、ピリピリ食い、凸凹食い、というかカタマリ食い。
ということになる。
あのコンニャクを包丁で切るより、手でちぎったほうが表面積が多くなって味が染みやすいって言いますよね。
あれです。
大きくちぎったり小さくちぎったりして食べる、つまり切らないで食べるという進化した食べ方。
面白くて手が止まらない、あっという間にお腹いっぱいになるのでした。