
YouTubeにアップされています、アメリカの自動車情報版組モーターウィークの動画で、MR2のアーカイブ動画が出てきました。似たようなポンティアック・フィエロGTとの比較動画です。
中央に仁王立ちしているオンツァンは、司会のジャン・デイビス氏。

日本仕様ではあまり見かけないスーパーレッド2のMR2は、アメリカ仕様ではメインカラーだったようで、カタログでも推されています。スーパーチャージドとは記載されていますが、特にグレード名は無かった模様。

基本的にエンジンの仕様は同一のようですが、見た目もほとんど同じですね。

速い(笑)。0-60MPH(日本でいう0-100km/h)は驚異の6.5秒!

日本仕様にはない、シートがレザー(でもレザーなんて見かけだけで、夏は熱いし、よく滑るわ、すぐひび割れるわ、ろくな事はない)。

メータも、マイル毎時のスピードメータとアンリーデッドフューエルオンリー(無鉛ガソリン専用)という注意書きが追記されているくらいで、日本仕様とあまり変わりません。

ヒーターコントロールパネルや、テクニクスの2DINオーディオシステムなども、日本仕様とほとんど変わらないようです。

EPA(アメリカ環境保護庁)マイレージは、市街地走行が24マイル毎ガロン(リッター10.32km)、高速道路走行は30マイル毎ガロン(リッター12.9km)となっています。

フロントトランクルームは、つっかえ棒の収納方向が日本仕様と違うようです。

55マイル毎時急制動テストは、122フィート(約42㍍)。これはちょっとイマイチです。

日本仕様はドアにドン!とでっかくSUPER CHARGERとディカールが貼られていますが、アメリカ仕様はドアモールに控えめにSUPER CHARGEDと書かれています。
当時の日本車は、アメリカ仕様になると大きいバンパが付いたりオレンジのサイドマーカが付いたりといった、いわゆるUSDM要素でイメージが大きく変わる車が多かった中、MR2はほとんど日本仕様と見た目が変わりません。珍しいですね。もっとも、当初よりアメリカ向けに開発した車のようですので逆に日本仕様がアメリカ仕様そのままで販売されたのかもしれませんが。