
カーブレータの修理に出していたDTの修理が終わったということで、バイク屋さんに取りに行った。きました。

今回交換した部品は、経年劣化で穴が広がってしまったメインジェットなどを交換ししました。結果的に、ガスが濃い状態になっていたようです。カスが詰まっていたのかと思ったのですが、そうではないようです。

レッドバロンはシャシーダイナモを店舗に完備しており、馬力チェックをしてもたったところ、ご覧の通り。右のパワーカーブが作業前、左のパワーカーブが作業後です。X軸は速度、Y軸は後輪出力馬力となっています。左のパワーカーブの方が、全域で馬力が出ていて、速度の伸びも良いです。その差、なんと2倍強!恐ろしいことに、作業前は9馬力なんてとんでもない低出力だったようです。
2倍も馬力が違うとは、いったいどんな走りをするのだろう?と気になっていましたが、普通に乗る分には、いつもの感じです。しかし、試しにアクセルをガバ開けしてみたところ、後ろに引っ張られるようなとんでもない加速をして、笑えます。今までどんだけ調子悪いまま乗っていたのでしょうか??それまで高回転域で失火していたのも改善され、聞いたことのないエンジン音までエンジンが回るようになりました(笑)
今までDTは、使い切れる馬力で「ちょっと馬力が足りないかな~?」といった印象を持っていましたが、とんでもない。完調だと、手に負えない馬力です(笑)。ただ、まだパーシャルでガタついたりする症状が改善していないので、完調ではない?のかもしれません。プラグかな??
たった200CCのエンジンとは思えないほどの体感出力は、さすが2サイクルエンジンです。環境問題を理由に姿を消して久しい2サイクルエンジンですが、消えてしまった理由は、環境問題以外にも、この魔性のチート性能が理由かもしれませんね。誰にでも乗りきれる性能ではないと思います。