ちょうど、かつての陸中山田駅前の前にある繁華街跡地に、ボコボコのサニートラックが停まってました。停まってたというよりは、置かれていた、が正解かとは思いますが。丸目のショートで、みたところフルノーマル個体だったようです。
死してもなお、荷台は役目を果たしています。ごらんの通りの状態なので、津波の犠牲になった個体なのは容易に想像できます。
窓ガラスが割れているため、内装もボロボロです。しかし、生前はそれなりに優良なコンディションだったのではないのかと推測されます。
この車が、津波に流されたままの状態でここに鎮座しているのか、それともオーナーの手によってかつての場所に戻ってきたものなのかは分かりませぬが、何か意味があって置いてあるのは間違いありません。最近は丸目のサニトラも珍しく、ことこのようなフルノーマル個体はかなり希少かと思いますので、なおさらもったいないです。自然の摂理の前に、人間は無力だと痛感せざるを得ません。