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ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

台北交通事情

2007年03月03日 | 旅行
台湾は今回初めて行ったのですが、香港には何度か行っていたので、「どうせ似たようなもんでしょ」とたかをくくっていたのですが・・・いやいや、かなり違いましたねえ。
初めて行く国というのはやはり新鮮で、なかなか楽しかったです。どうも同じ国ばかり行きがちなのですが、たまには新しい国を開拓するのもいいですね。
さて、そんなカルチャーショックの中から交通関連の話題を。
まずはこの信号なのですが、いやーこれはびっくりしました。
台北の歩行者用信号は、青になったとたんに赤信号のところに数字が出るんですね。赤になるまでの残り秒数が出るんですよ。
100秒以上の場合は、99秒になったら数字が出るようになってるみたいです。
これ、いいなあと思いましたよ。あとどのくらいで赤になるかわかると、急げば間に合うのか、全然無理なのか、余裕だから走らなくても大丈夫なのか、なんてことがわかるので。無理に渡っちゃって横断歩道の真ん中で立ち往生したりとか、余裕なのにあせって走って渡っちゃってバカみたい、なんてことがないですので。
日本だと、赤信号の時に「青まであとどのくらい」と表示が出る信号もありますけどね。これは待ち時間にイライラしないためのものなんでしょうね。(関西の方で先に普及したという話も聞きますが)
でも、赤になるまでの時間を表示した方がずっといいと思いましたよ。日本もやればいいのに、と思いました。
ちなみに、赤信号の時には、青になるまでの時間は出ません。どうせならこっちもやればいいのにと思いましたが(笑)


そして台湾と言えば・・・の原付バイクの大集団。
本当は信号待ちしているところを撮ろうとしたのですが、動き出してしまった・・・
いつも信号待ちでは、車の前に原付バイクが大挙して待ってました。日本ではなかなか見られない光景ですねー。
すごかったのは、雨の日でもかなりのバイクが走っていたことです。歩道に停まっているバイクは少なくなっていたけれど、走っている数はほとんど変わらないように見えましたねえ。
皆ポンチョみたいなレインコートを被って乗っていたのが、なんかすごいなあと・・・(笑)残念ながら写真は撮らなかったのですが。
ちなみに雨の日はバイクに乗ってる人は足元サンダル履きの人が多くて、これもちょっとカルチャーショック。寒くても17度くらいなら雨の日サンダルありですよね。

3月のカレンダー

2007年03月03日 | 指輪物語&トールキン
いやーもう3月なんですよね、ということに昨日気づいて(汗)今年は3種類もある壁掛けカレンダーをめくってみました。
そしたら、3月はなかなかいい絵柄が揃ったので、ちょっと嬉しいです
まずはLord of the Rings Portraits 2007 Calendar 。3月はメリーなんですね~
フロドもアラゴルンもいい写真でしたが、やっぱりメリーはいいですねえ。今月はカレンダーに癒してもらえそう(笑)来年になったらメリーだけ別に飾ろうかな~
このカレンダーに出ている写真は、一応各キャラクターとして写っているでしょうけど、キャスト本人もちょっと入っているかな、という感じで写っているのがまたいいんですよね。
そして、アラン・リーのトールキンカレンダー2007はアモン・スールの絵なのですが・・・きっと豪華本の挿絵であったんでしょうが、なんか見た記憶があまりない・・・(汗)のがかえって新鮮でいいのでしょうか、なんかとても気に入ってしまいました。
ちょうど朗読CDでアモン・スールのあたりまで進んでたりするので、タイミングもちょうどよくて。
不思議なことに、アモン・スールの頂上をどこかもっと高いところから見た絵なんですよね。鳥の視点? アモン・スールの上空に鳥も描かれてますし・・・
そして、アモン・スールの彼方に寂しげな荒野がずっと続いているのが、いいですねえ。旅情に誘われるような・・・
最後はドイツで買ってきたHEYE社のカレンダーですが、今年はなかなかいい絵柄が多いんですよ。3月のメインは旅の仲間が歩いているシルエット。背景との違和感がややありますが(汗)これだけ大きくあのシルエットが出ているといいですねえ・・・なんかしみじみ。
で、下の日付のところには一行の離散の時の旅の仲間の写真がいくつか。角笛を吹いているボロミア、フロドの前に跪くアラゴルン、ボロミアが撃たれて呆然とするメリピピ、ボロミアを看取るアラゴルンをみて悲しげなギムリ、です。
サムとレゴラスはどうした~? という感じはありますが(フロドも代役さんの後姿ですが)なかなかいい写真かなーと。
なんか、今月のカレンダーは不思議とFotRの旅を思わせる絵柄が集まったので、今朗読CDがFotRの面白くなってきたところというのもあると思うのですが、すごくFotRが懐かしくなってしまいました。ちょっと映画観てみたくなったりして。
原作ではRotKが一番好き、ではあるんですが、FotRの独特の雰囲気もまた好きだなあと、なんだかしみじみとしてしまいました。
映画も観たいけど、とりあえずは朗読CDを聴き続けようかな。朗読CDを聴く意欲も湧くというものです。

ボビー

2007年03月02日 | 映画
先日六本木で観て来ました。一応イライジャ・ウッド目当てということで。かれの出演作、最近ハズレがないので・・・
公開一週目のレディースデーということで、かなり入ってましたよ。
六本木久々ですが、音がいいですねえ・・・まあ今回はそんなに音にこだわるような作品じゃなかったですが。

基本的にそんなにネタバレではないつもりですが、これから観に行く予定の方は読まない方がより楽しめるかもしれません。重要なネタバレと思われるところは反転文字にします。

ロバート・F・ケネディ暗殺の一日のホテルでの人々の人間模様を描く、いわゆる「グランドホテル」形式の映画、ですが、人種差別やベトナム戦争などの要素が入っているところが一線を画しているのかな、と思います。いや「グランドホテル」見たことないんですけどね・・・映画もミュージカルも(汗)
かなり直前までJ.F.Kの話かと思っていた私・・・(汗)そういや、昔ワシントンD.C.にサッカーを観に行った時、R.F.Kスタジアムで観たなあ・・・と思い出しました。そうか、あの人の名前を冠したスタジアムだったんですね。
登場人物たちの思いが、全て「R.F.K.が大統領になれば・・・」ということに希望を見出しているという点で繋がっているのが、上手い作り方だなあと思いました。
ただ、R.F.Kを、単にそういう人々を描く上でのキーとして扱っているのなら文句なしだったんですが、結構本気でR.F.Kを賞賛する内容だったのがちょっと引いたかな・・・(汗)エンドロールでケネディ一家の写真が延々と出てきたのにはちょっとどころかかなり引きましたけど(汗)
いや、やはりアメリカ人のための映画なんだな、と。それでも、アメリカ人がなぜケネディ一家を崇拝するのか、どうして大統領をヒーローにしたがるのか、という気持ちが少しわかったような気がしました・・・まあ「フーリガン」を見てフーリガンの気持ちがわかったような気がした程度に、ですが・・・(解り辛いなーこの例え(汗))
アメリカ人にとっては、あの時R.F.Kが大統領になったらアメリカは変わっていたのでしょうか。でも少なくとも、今のアメリカに不満を持っていて、そのためにR.F.Kを懐かしんでいるのなら、少しわかるかな、と思いました。
個々のエピソードでは、贔屓目だけでなく、イライジャとリンジー・ローハンのエピソードが一番良かったなーと思いました。
イライジャは、透明感のある優しい青年を好演でしたねー。なんで軍人になんかなったんだ、という感じでしたが。
若者の「死にたくない」「死なせたくない」という純粋な思いが、素直に共感できたかなーと思いました。
あとは、デミ・ムーアとシャロン・ストーンの美容室での会話が良かったですねえ。髪をいじられるという、ある種動きを封じられた無防備な状態で本音を吐露するというのは、上手いと思いましたね。監督男なのに上手いなあと・・・。その後の支配人とのシーンもそうでしたけど。
デミ・ムーアとシャロン・ストーンもやっぱり上手いなあと思いました。日ごろはともすれば怖いと思ってしまいがちな二人ですが・・・(汗)
ヒスパニック系の厨房スタッフの話は、ちょっとペタだなあと思いましたが(特に野球がらみの話が・・・)、黒人系とヒスパニック系しかいない厨房に、白人である厨房のマネジャー?が現れた瞬間の空気の凍り方とか、説得力があったなあと思いました。
昔、奇しくもワシントンD.C.のR.F.Kスタジアムで知り合ったメキシコ人たちに黒人居住区のマックに連れて行かれた時のことをなんとなく思い出しました。自分はメキシコ人と一緒だから違和感なくここにいられるのか、それとも有色人種だからなのか、とちょっと考えたものでした。
欧州でもインド人に声かけられることが(道きかれたりとか)多かったなあとか・・・ちょっと違うかな。
話が逸れましたが(汗)アンソニー・ホプキンズのホテルにいりびたる元ドアマンは、最後の方はベタだなあと思いましたが、やっぱり上手いよなあとは思いました。
アシュトン・カッチャーのイッちゃってるドラッグ売人が結構カッコ良かった(笑)あの人のみR.F.Kに何のこだわりもなかったですね・・・本当は主要人物じゃないのかな?(汗)
で、R.F.Kの暗殺というクライマックスに収束して行くのですが、R.F.Kが暗殺されるという事実はわかっているので、あとは誰が巻き添えになるのか、が焦点に・・・(汗)
エンドロールの最初のテロップで、巻き添えをくった被害者たちは全員命を取り留めた、と出てきましたが、あれは現実の話で、映画の中は違うんですよね・・・? だってウィリアムは完全に死んでたよなあ・・・(汗)
R.F.Kの暗殺によって、人々の希望が打ち砕かれ、あるべきはずだった幸福なアメリカはなくなってしまった・・・アメリカ人でない私は、そのあたりには懐疑的になってしまうのですが、妙な例えかもしれませんが、「エルフたちがいなくなったから世界が変わってしまって今の味気ない世界になってしまった」というようなものだと考えると理解しやすいかなーとふと思いました(汗)
神話も王も持たないアメリカ人にとって、ケネディ一族はそういう存在なのかな・・・と思うと、ケネディ一族の人気も少し理解できるような気がしました。
やはりアメリカ人のための映画だな、と思いましたが、アメリカ人を理解する材料になる映画でもあるかな、と思いました。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.ディパーテッド / 2.それでもボクはやってない / 3.マリー・アントワネット / 4.ボビー /5.墨攻
アジア人としては墨攻の方が話は好きなんですが、いかんせん映画としての出来がなあ・・・残念。
そして、意外にマリー・アントワネットも好きらしいです・・・(汗)

「のだめ」に負けた・・・(汗)

2007年03月02日 | 指輪物語&トールキン
指輪カテゴリーなのに何の話だ?なタイトルですが(汗)
いや、最近「のだめ」絡みのコンサートが多いですね。タイアップしている東京都交響楽団は当然としても、新日フィルまでもが「のだめ」と銘打ったコンサートをやるというのを観て、う~む、と思ってしまいました。
実際「のだめ」関連の曲をやるとチケットの売れ行きが違うんだそうですね。「のだめ効果」で、今までクラシックを聴かなかった層がコンサートに足を運ぶようになったんだそうで。
私もドラマ好きで見ていて結構ハマったクチなので、いいんですけど、何がなしに「やられた」感が漂うのでした・・・
いや、ちょっとLotRシンフォニーと似たようなものがあるなあと。
LotRシンフォニーはアメリカ各地のオーケストラでやっていたわけですが、チケットの売れ行きがいつものコンサートよりもずっと良かったりとか(たいがい売り切れて、追加公演やったりしてますもんね)、初めてオーケストラのコンサートに足を運んだ人が多かったとかで、「これをきっかけに地元のオーケストラを聴くようになってくれれば」というような期待もあったみたいなんですね。
その後実際に客が増えたかどうかはわかりませんが、私みたいに「来日したら聴きに行きたい」と思う馬鹿もいるので(笑)、少しは効果あったんじゃないですかねえ。
特にアメリカの地方都市では、一都市に一オケ(?)というパターンが多いようですし、しかも結構レベルの高いオーケストラが多いですから、地元のコンサートに足を運ぶ習慣ができることも充分考えられでしょう。
そんな話を読んだりしていて、「日本のオケもLotRシンフォニーやればいいのに」とずっと思っていたんですが・・・
今、のだめ絡みのコンサートを見てると、「負けたな・・・」という感がひしひしといたしますですだ(汗)
LotRシンフォニーは、やるの大変なんですよね。編成も大きいし、特殊楽器は多いし、混声合唱に少年合唱までいるし、ソリストはいるし。影像も流さなきゃならないですしね・・・
仮に影像なしでできたとしても、編成だけでも大変です。そして、著作権使用料というものがありますよね。LotRの場合はハワード・ショアだけの権利だけじゃないでしょうし。
そう考えると、フツーの編成で、著作権なんかとっくに切れてる(というか著作権ができるよりも前か)ベートーヴェンだのブラームスだのやるだけで客が呼べる「のだめ」の方が遥かに楽ですわな・・・。なんかズルイ・・・(←逆恨み)
今ののだめブームの最中では、LotRシンフォニーを日本で、というのはむしろあり得なくなってしまったなあ・・・と微かな期待も砕かれたような気がする今日この頃なのでした・・・
あー、やっぱりLotRシンフォニー聴きたかったら海外まで行かなきゃならないんですねえ・・・いや、それはそれで楽しいんですが(笑)

朗読CDその7

2007年03月01日 | 指輪物語&トールキン
朗読CDはアモン・スールまで来て、フロドが刺されたところまで来てます。
このあたり読んでいて、馳夫さんとホビットたちで旅するあたり、好きなんだよなあと再認識しました。邦訳ではもう何度も読んでますし、映画でもSEEを観ていると思うのですが。
朗読CD&原書で読んでいると、ペースがゆっくりなので、さらにゆっくり旅を楽しめたような気がします。
一番感動するのはやはり「王の帰還」なんですが、それとはまた違うレベルで、「旅の仲間」は好きだなあと思います。
原作を初めて読んだ時、馳夫さんが仲間になってすごくホッとしたんですよね。ホビットだけで黒の乗り手から逃げなければならない危険な旅に、馳夫さんが出てきてくれて、読んでいる私までホッとしたのでした。当時はどんな旅になるのか、全く知らなかったので・・・
ホビットたちを守って、寝ずの番をする馳夫さんの姿にじーん。このあたりの旅のシーンがあるからこそ、後でホビットたちが馳夫さんと再会するシーンでの親愛の情にしみじみするんですよね・・・最後の別れのシーンでも・・・
ぶよ水の沼地を抜ける時、「こいつらホビットがいない時には何食ってるんだ」と言ったのは原作ではサムでしたね。5回も読んでるのに映画のイメージが強いというのが情けない・・・
「コウベサセ虫」と名前をつけたり、サムの結構才気煥発なところ???がいいなあと思います(笑)
ギル=ガラドの歌が、歌じゃなくて詩だったのがちょっと残念。ロブ・イングリスさん歌上手いんだから、ラジオドラマのサムのように歌ってほしかったなあ。
馳夫さんのべレンとルシエンの詩も歌じゃなかったです。
考えてみたら、このあたりの詩は共通語に訳したものなので、メロディがついていない方が正しいのかもしれませんが・・・
あ、サムに「Don't stop!」と言ったのってメリーでしたっけ、原作では・・・。ラジオドラマではピピンが言ってましたよね。ラジオドラマのピピンの声好きなので、ピピンでいいと思うのですが(あのシーン好きです)、そうかメリーの台詞削られてたのか・・・ううむ。
メリーは色々と建設的な質問をしたりと、やはりホビットたちの中では頭が切れるところが見えますね。
アモン・スールでも、頂上に行くのにフロドとメリーを選んだ馳夫さんの人選にも納得・・・(笑)
しかし、アモン・へンでもそうですが、馳夫さんの「高いところから見てみたい」という選択はいつも困った結果に・・・(汗)今回も読んでいて、そんなに行くの危険だと思ってるなら行かなきゃいいのに・・・と思ってしまって仕方なかったです(笑)ま、そこも馳夫さんのいいところ・・・かな???
さて、これから裂け谷までの逃避行です。早くギムリたちに会いたい気がしつつも、馳夫さんとホビットたちの旅がもうすぐ終わりなのも寂しかったりして・・・
まあ、9人の旅の仲間での旅も結構好きですけどね。
なんだか朗読CDの感想じゃなくて単なる原作の感想になってしまいました(汗)