昨年バルトークのルーマニア民俗舞曲のCDを捜していた時に出会って、そのあまりにハンガリアンな演奏の虜になっていたのですが、その後来日すると聞いて発売日に張り切って6月のオペラシティのチケット取ってました。
・・・公演直前に色々と割引出てたんですけどね・・・(苦笑)
せっかくブダペスト祝祭管なのでバルトーク聴きたかったところなのですが、最近はバルトークだけじゃないよ、というのもウリにしているらしいので、仕方ないかな・・・
まあオールブラームスプロなので聴いていてつまらないことかないかなーと思ってました。
一番楽しみだったのはハンガリー舞曲ですね! ブダペスト祝祭管のハンガリー舞曲を試聴した時には、ブラームスというよりも本来のハンガリーの民謡の姿が浮き出ていて、ああ、ブラームスもバルトークと同じ素材を使ってたんだな・・・とすごく納得させられたものでした。ルパートのテンポとかが、もうハンガリー民謡そのものなんですよ。(昔縁あってハンガリーに留学していた先生にチムバロンをちょっとだけ習っていたことがあるので・・・本当に習ったとおりのテンポの揺らし方で、「これが本場か~」と感動しました)
予習には、敢えて正統派のハンガリー舞曲を聴こうかと思ったのですが、やはり気になってブダペスト祝祭管のハンガリー舞曲集を聴いてました。イバン・フィッシャー編の曲ではチムバロンが使われてたりして、ハンガリー色が色濃くなっていて、ハンガリー舞曲がこんなに楽しいなんて・・・と思いながら聴いてましたよ。
さて本番の前プロで演奏されたのはフィッシャー編の7番とブラームス編の10番。
7番はCDではチムバロンが入ってたりしたのですが、今回のステージでは普通の編成でちょっと残念。曲のテンポも、CDに比べて揺れてなくて、オーソドックスな感じに聴こえました。
むしろ10番の方がCDよりもテンポが速くて激しくて、楽しい演奏でした。
2曲しかやらなくて残念・・・前プロとしても短かったと思うし、もう1,2曲やってくれても良かったのになー。
それにしても、この2曲聴いただけで、このオケかなりレベル高いなーと。単にハンガリーっぽい情熱的な演奏、というだけのオケではないんですね。ハンガリーの作曲家以外の曲で勝負しに来ているのもわかるかなーと。
(金管と打楽器はそんなでもないけど・・・(汗)特に弦のレベルが高いなーと思いました。木管もオーボエとクラリネットのトップはすごく良かったです。)
でもバルトーク好きとしては、やっぱりバルトークが聴きたかったな・・・(アンコールでちょっとやってくれましたが)
中プロはやはりハンガリー人のヨーゼフ・レンドヴァイによるブラームスのヴァイオリン協奏曲。
ちょっとCD試聴してみたら、この人もかなりアクの強い演奏で楽しみにしてました(笑)
プログラムで初めて知ったのですが、お父さんが有名なジプシー音楽のヴァイオリニストなのだそうで。なんだか納得。
実際、弾いてる姿もかなりアクロバティック・・・でもさすがにクラシックの教育も受けているだけあって、アクロバティックで情熱的な中にも、一つ一つの音にしっとりした情感がこもっていて、何度も涙腺が緩みました。やっぱ生のソリストの演奏はいいなあ・・・敢えてお金出して聴きに行こうとはなかなか思わないけど(汗)
でも途中かなり意識失いましたが・・・(自慢じゃないけど平日の中プロのコンチェルトで寝なかったことはない・・・(汗))
アンコールでは即興と思われる色んなメロディーが入った曲を無伴奏で弾いてました。「さくらさくら」が入ってたりしてましたね。なぜか客席ウケてました。
フィッシャーさん、レンドヴァイさんがアンコールで出てきたらヴァイオリンの一番後ろの席に座ってずーっと観てました(笑)
メインは大好きなブラ4。生で聴くのは以前同じ会場で某来日オケで聴いて以来でしたが、その時よりずーっと感動しました。決して奇をてらった演奏ではなく、情熱的だけれどやりすぎでやぼったくなったりせず、じわじわと心に沁みる演奏でした。いい曲だな、音楽っていいなあ、と素直に思いました。
2楽章のクラリネットのソロも良かったの大満足。
ちょっと時間経ってしまって細かい感想忘れてしまったのが残念ですが・・・
会場も沸いていて、スタンディングにこそなりませんでしたが、拍手がいつまでもなりやまなくて、何度もアンコールしてました。
アンコール1曲目は、ロッシーニの変奏曲って言ってたかな。(フィッシャーさん日本語で言ってました)ソリスティックなメロディを各楽器のトップの人が交替でソロ演奏して・・・と思ったら、なんと第一ヴァイオリンの人たちは前から順番に5人くらいソロ弾いてました。
で、ここでコンミスの人のソロ演奏を聴いたのですが・・・めちゃくちゃ上手い!!! 技術的なことはもちろんですが、ハンガリーっぽいわびさびのある?すごく味のある演奏で・・・もっと彼女のソロ聴いていたかったです。
彼女のソロでハンガリー舞曲の11番とかルーマニア民俗舞曲のブチュムの踊りとか聴いてみたかった・・・
途中でヨーゼフ・レンドヴァイさんがこっそり出てきて、ちょろっとソロを弾いて、逃げるように走り去って笑いを取ってました。
あ、チェロのトップの人が、弾いてない時は仏頂面してるんだけど演奏しだすとすごく情熱的な弾き方するので、本編からずっと気になって観てましたが、やっぱり上手かったです(笑)
アンコール2曲目は、「ルーマニア民俗舞曲をやります」ってまたフィッシャーさんが日本語で言って、狂気乱舞しかけたんですが、「ルーマニア風ポルカ~速い踊り」だけでちょっとがっかり。ヴァイオリンソロがある「ブチュムの踊り」が聞きたかったな・・・でも少しだけどバルトーク聴けたので良かったです。
というわけで、すごく楽しい演奏会でした。フィッシャーさんやレンドヴァイさんはじめ、演奏する方も楽しそうに演奏していたのも良かったです。客席も一体になって楽しめた感じでした。
また来日公演があったら絶対行きます! 次はバルトークもやって欲しいな・・・
そして、ブダペストでは彼らの演奏を格安でしょっちゅう聴けるらしい・・・いつかクラシックのシーズン中にハンガリー行ってみたいです・・・無理かなー
・・・公演直前に色々と割引出てたんですけどね・・・(苦笑)
せっかくブダペスト祝祭管なのでバルトーク聴きたかったところなのですが、最近はバルトークだけじゃないよ、というのもウリにしているらしいので、仕方ないかな・・・
まあオールブラームスプロなので聴いていてつまらないことかないかなーと思ってました。
一番楽しみだったのはハンガリー舞曲ですね! ブダペスト祝祭管のハンガリー舞曲を試聴した時には、ブラームスというよりも本来のハンガリーの民謡の姿が浮き出ていて、ああ、ブラームスもバルトークと同じ素材を使ってたんだな・・・とすごく納得させられたものでした。ルパートのテンポとかが、もうハンガリー民謡そのものなんですよ。(昔縁あってハンガリーに留学していた先生にチムバロンをちょっとだけ習っていたことがあるので・・・本当に習ったとおりのテンポの揺らし方で、「これが本場か~」と感動しました)
予習には、敢えて正統派のハンガリー舞曲を聴こうかと思ったのですが、やはり気になってブダペスト祝祭管のハンガリー舞曲集を聴いてました。イバン・フィッシャー編の曲ではチムバロンが使われてたりして、ハンガリー色が色濃くなっていて、ハンガリー舞曲がこんなに楽しいなんて・・・と思いながら聴いてましたよ。
さて本番の前プロで演奏されたのはフィッシャー編の7番とブラームス編の10番。
7番はCDではチムバロンが入ってたりしたのですが、今回のステージでは普通の編成でちょっと残念。曲のテンポも、CDに比べて揺れてなくて、オーソドックスな感じに聴こえました。
むしろ10番の方がCDよりもテンポが速くて激しくて、楽しい演奏でした。
2曲しかやらなくて残念・・・前プロとしても短かったと思うし、もう1,2曲やってくれても良かったのになー。
それにしても、この2曲聴いただけで、このオケかなりレベル高いなーと。単にハンガリーっぽい情熱的な演奏、というだけのオケではないんですね。ハンガリーの作曲家以外の曲で勝負しに来ているのもわかるかなーと。
(金管と打楽器はそんなでもないけど・・・(汗)特に弦のレベルが高いなーと思いました。木管もオーボエとクラリネットのトップはすごく良かったです。)
でもバルトーク好きとしては、やっぱりバルトークが聴きたかったな・・・(アンコールでちょっとやってくれましたが)
中プロはやはりハンガリー人のヨーゼフ・レンドヴァイによるブラームスのヴァイオリン協奏曲。
ちょっとCD試聴してみたら、この人もかなりアクの強い演奏で楽しみにしてました(笑)
プログラムで初めて知ったのですが、お父さんが有名なジプシー音楽のヴァイオリニストなのだそうで。なんだか納得。
実際、弾いてる姿もかなりアクロバティック・・・でもさすがにクラシックの教育も受けているだけあって、アクロバティックで情熱的な中にも、一つ一つの音にしっとりした情感がこもっていて、何度も涙腺が緩みました。やっぱ生のソリストの演奏はいいなあ・・・敢えてお金出して聴きに行こうとはなかなか思わないけど(汗)
でも途中かなり意識失いましたが・・・(自慢じゃないけど平日の中プロのコンチェルトで寝なかったことはない・・・(汗))
アンコールでは即興と思われる色んなメロディーが入った曲を無伴奏で弾いてました。「さくらさくら」が入ってたりしてましたね。なぜか客席ウケてました。
フィッシャーさん、レンドヴァイさんがアンコールで出てきたらヴァイオリンの一番後ろの席に座ってずーっと観てました(笑)
メインは大好きなブラ4。生で聴くのは以前同じ会場で某来日オケで聴いて以来でしたが、その時よりずーっと感動しました。決して奇をてらった演奏ではなく、情熱的だけれどやりすぎでやぼったくなったりせず、じわじわと心に沁みる演奏でした。いい曲だな、音楽っていいなあ、と素直に思いました。
2楽章のクラリネットのソロも良かったの大満足。
ちょっと時間経ってしまって細かい感想忘れてしまったのが残念ですが・・・
会場も沸いていて、スタンディングにこそなりませんでしたが、拍手がいつまでもなりやまなくて、何度もアンコールしてました。
アンコール1曲目は、ロッシーニの変奏曲って言ってたかな。(フィッシャーさん日本語で言ってました)ソリスティックなメロディを各楽器のトップの人が交替でソロ演奏して・・・と思ったら、なんと第一ヴァイオリンの人たちは前から順番に5人くらいソロ弾いてました。
で、ここでコンミスの人のソロ演奏を聴いたのですが・・・めちゃくちゃ上手い!!! 技術的なことはもちろんですが、ハンガリーっぽいわびさびのある?すごく味のある演奏で・・・もっと彼女のソロ聴いていたかったです。
彼女のソロでハンガリー舞曲の11番とかルーマニア民俗舞曲のブチュムの踊りとか聴いてみたかった・・・
途中でヨーゼフ・レンドヴァイさんがこっそり出てきて、ちょろっとソロを弾いて、逃げるように走り去って笑いを取ってました。
あ、チェロのトップの人が、弾いてない時は仏頂面してるんだけど演奏しだすとすごく情熱的な弾き方するので、本編からずっと気になって観てましたが、やっぱり上手かったです(笑)
アンコール2曲目は、「ルーマニア民俗舞曲をやります」ってまたフィッシャーさんが日本語で言って、狂気乱舞しかけたんですが、「ルーマニア風ポルカ~速い踊り」だけでちょっとがっかり。ヴァイオリンソロがある「ブチュムの踊り」が聞きたかったな・・・でも少しだけどバルトーク聴けたので良かったです。
というわけで、すごく楽しい演奏会でした。フィッシャーさんやレンドヴァイさんはじめ、演奏する方も楽しそうに演奏していたのも良かったです。客席も一体になって楽しめた感じでした。
また来日公演があったら絶対行きます! 次はバルトークもやって欲しいな・・・
そして、ブダペストでは彼らの演奏を格安でしょっちゅう聴けるらしい・・・いつかクラシックのシーズン中にハンガリー行ってみたいです・・・無理かなー
ブダペスト祝祭管弦楽団はよさそうですね。こっちにも来てくれないかな。
今ハンガリーでは一番いいオケ・・・らしいです。
チケット代もお手ごろなので、お近くに行ったらぜひ!
今回も結構ツアーやってたんですが、九州までは行ってなかったですね。残念。