ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

クリーヴランド管弦楽団

2010年12月23日 | 音楽(クラシックとか)
以前LotRシンフォニーを聴いてすごく好きになったクリーヴランド管が来日するというのでいさんで行ってきました。LotRシンフォニーも良かったけど、実は一番良かったのは当時副指揮だったアンドリュー・グラムス指揮のチャイ5だったんですが。(プロコフィエフのピアコン3番も良かった)
本当のクラシックファンなら指揮者とかオケとかでコンサートを選ぶんでしょうが、私はとにかく好きな曲じゃないとどんなにいいオケでも聴いてるの辛い・・・
そんな私ですが、クリーヴランド管はどうしても聴きたくて、初めて好きな曲が1曲もないコンサートに行きました。
前プロの「牧神の午後への前奏曲」は昔からなんか苦手だったし、中プロの武満徹の「夢窓」は予習で何度聴いても途中で意識が他に飛んでしまう・・・(汗)ブルックナーもなんかベタで苦手だし。
特に中プロの武満徹で意識失いそう・・・と思ってましたが、意外と時間短くて寝ませんでした。ブル7で意識失いましたが・・・(汗)
「牧神の午後-」も武満徹も、演奏というかソリストの技量にうっとりしながら聴いていたら楽しく聴けました。いやソリストだけではないですね。「牧神の午後-」の冒頭のフルートからしてもう素晴らしかったです。
クリーヴランド管は決して甘すぎないクールな演奏なところが好きですねー。
メストさんの指揮は実は初めてでしたが、動きがフツーだったのであまり指揮に目がいかず、管楽器ばっかり見てました・・・(汗)クールで繊細な演奏でよかったです。
あ、今回初めて本物のコンマスさんを観ました・・・(汗)ショアとか副指揮のアダムスさんでは出てこないんですねー(汗)
クラリネットの首席の人も今回初めて観たかも・・・
「夢窓」は、予習でCD借りたら、なんかオケ編成じゃなそうな?と思ってたんですが、実際牧神の午後-が終わったら一旦弦楽器の人たちは退場して舞台前方にピアノが入った他、かなりのセッティング変えがありました。
ピアノを囲むように管楽器のソリストが座って、後ろの方にオケもいる、という感じ。ソリストももちろんソロを吹いてましたが、結構オケの方の管の人もソロがあってなんだか不思議な編成でした。
LotRシンフォニーでホイッスル(っぽい横笛・・・)を吹いてたお姉さんがオケの方のトップでちょっと嬉しかったです。
曲の方は相変わらず私にはよくわからないものの(汗)一つ一つの音の美しさを堪能できる演奏でした。
メインのブル7では、セッティングの時チューバの杉山さんがホルンの後ろのワグナーチューバの後ろに椅子を用意していて、何かな・・・と思ったら、2楽章でワグナーチューバとアンサンブルがあるので、2楽章だけホルン側に移動して座るんですね。初めて観て面白かったです。
LotRシンフォニーでトランペットの首席のマイケル・ザックスさんの演奏に感動して、ブルックナーは金管活躍するので楽しみにしていたんですが、意外とソロがなくてアンサンブル的な出番が多くて、ちょっと残念でした。あ、マイケル・ザックスさんはブルックナーだけ登場してました。
ブルックナーはちょっと意識失いがちだったんですが(汗)硬質な演奏であんまりベタじゃなくて良かったです。やっぱり金管が良かったですねー。
確かアンコールなかったような。ブルックナー長いから???
というわけで、プログラムがやや苦手な曲ばかりでしたが、久々の生でのクリーヴランド管の演奏を楽しめました。LotRシンフォニーでみかけた方たちをまたおみかけできたのも嬉しかったですね。
またBlossom Music Festivalとか行きたいなあ・・・車運転できればなあ・・・
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