ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

水平線の歩き方/ヒア・カムズ・サン/賢治島探検記

2011年07月22日 | ミュージカル・演劇
キャラメルボックスのハーフタイムシアター2本に緊急上演の賢治島探検記の3本立てで見ました(汗)
いや阿部丈二さん主演のヒア・カムズ・サンだけでよかったはずなんだけどなぜか・・・(笑)

水平線の歩き方
再演するだけあってなかなかよくできた話でした。
皆に愛されているのにそれを受け入れられず、一人で生きようとしていた男の話、なんですが、役者さんが良くて素直に感動してしまいましたねー。
岡田さつきさんの母親が良かったなあ。うるさいおばさんキャラやらせると天下一品て感じなんですが(笑)上手いタイミングで笑わせてくれつつも、泣かせどころではしっかり母親してて。
前田綾さんも相変わらずのキレたキャラクターで面白かったです。

ヒア・カムズ・サン
阿部丈二さん主演ということでどうかなーと見てみました。書き下ろしの新作ということで、阿部丈二さんにあて書きしてることもあって、面白いキャラクターになってて良かったです。(いやキャラメルの作品の主演ってどうも面白くないなーということが多くて・・・)
話の筋としては、サイコメトラーという設定を「あんな小さいことに使うのか?」という感じはありましたが・・・まあ昔の作品みたいに壮大にSFファンタジーな話になるよりはしっとりしてて良かったかもですが。
ところで、新宿から石神井公園に行くのに普通西武新宿線で上石神井には出ないだろう、と思うのですが・・・(汗)どう考えても池袋周りで素直に石神井公園に出たほうが絶対早い・・・
もしかすると目が悪いのでなるべく切符買ったりしたくなくて、西武新宿線1本+タクシーで行こうとしたのかもですが・・・なんてどうでもいいことがどうも気になって仕方なかったです(汗)

ところでこの2作品、「ハックルベリーにさよならを」の登場人物のその後を描いていると書いてあって、誰の?と・・・
「ヒア・カムズ-」の方はRちゃんがヒロインの子が「ハックルベリー-」の主人公のお父さんの再婚相手候補だった人、と気がついてなるほど、でしたが(そういや同じ岡内美喜子さんがやってました)、「水平線-」の方がさっぱりわからず。
後でキャスト名で検索して、「ハックリベリー」の主人公の同級生のうるさい女の子が外科医になってたのか、ということが判明しましたが、こっちはかなりどうでもいいその後だったなー(汗)

賢治島探検記
宮沢賢治の短編をオムニバス形式で上演、という形は、演劇倶楽部「座」でも「賢治アラベスク」という作品があって、それがすごく面白かったので(特に「セロ弾きのゴーシュ」が)ちょっと期待してました。
ちょっと期待しすぎだったかもです・・・(汗)いや結構面白かったんですが、「座」には敵わなかったかなと。
特に、ペースとなる「賢治島を捜す」というのが・・・どーも私があまり好きじゃない昔のキャラメルっぽい感じで(汗)
ひとつひとつの短編は「座」と比べなければそれぞれ面白かったです。
「どんぐりと山猫と馬車別当」は、石川寛美さんの淡々としたアニメ声(?)がハマっていてなかなか良かったです。こうして舞台で観ると原作の設定の不条理さ?がよくわかるなあ・・・(笑)
「ゴーシュ弾かれのセロ」は、思ったよりもセロを擬人化した面白さが効いてなかったですが・・・
これまた石川寛美さんのカッコウが面白かったです。なんかこの作品に合ってるんだなあ石川寛美さん。(でも大谷美智浩さんのカッコウのが好きですが・・・)
「光速銀河鉄道の夜」は、意外に真面目に原作どおり舞台化したという感じでした。
実は「銀河鉄道の夜」ちゃんと読んだことがないのですが・・・(汗)宇宙の駅の幻想的な光景の描写が美しくて、原作の力を感じましたね。原作読んでないながら、かなり原作の雰囲気を伝えている舞台じゃないかと思いました。
あと、改めて999って「銀河鉄道の夜」から来てるんだなあと思いました・・・(汗)
畑中くんと實川さんのキャストもぴったりで良かったです。

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