ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

原作読書:エントの行進

2005年06月30日 | 指輪物語&トールキン
原作読書は、今サルマンとの対決の真っ最中なのですが(笑)そのちょっと前のエントの行進とアイゼンガルド襲撃について。
実はエントのアイゼンガルド襲撃もあんまりよく状況がつかめてなかったんですが(汗)
エントの行進の場面の歌は、今まであまりイメージはできなかったのですが、BBCラジオドラマのエントの行進の歌を聴いたら、もうあれが頭から離れなくなってしまいました(笑)
あの歌、ちょっと違うなあとは思うのですが、いい曲なので気に入ってしまって、今ではすっかりエントの行進の歌として刷り込まれてしまいました。
トールキンの頭の中ではもっと全然違う感じだったんだと思いますが。THE ROAD GOES EVER ONに入っている「ナマリエ」のように、エントの行進の歌のイメージもトールキンの頭の中にはあったんでしょうかね。どんなだったか聞いてみたかったなあ。(まさか朗読CDで歌ってはいないですよね?(汗))
考えてみたら、映画ではエントはあまり行進してないですよね。集まったのがアイゼンガルドのすぐ外だったから(笑)
で、アイゼンガルドの攻撃ですが、映画だとなんだかただ強いだけ、という感じですよね。映画館を出るとき、もちろん原作は読んでなさそうな男の子たちが「エントが一番強ええじゃん」と言っていたのを思い出します(笑)
まあ、映画ではああいう描き方しかできなかったかもなあとは思うのですが、あれではただ木の形をしているだけで、木らしい戦い方、じゃなかったなあと思います。
原作のエントたちは、石の壁を、まるで木の根が長い年月をかけてやることを凝縮してやっているかのように、力で壊すというよりは、「分解」しているような感じで破壊していたんですよね。そのあたり、映像で再現したら面白かったろうなあと思うんですが・・・
エントの攻撃の場面を入れることが決まったのはかなりギリギリだったそうですから、仕方ないのかな。
しかし、サルマンに話しかけられて、急に冷静になって集まりだす様とかも読んでいると、つくづく映画のエントにはあんまり知性が感じられないよなあと(汗)
まあ、映画のエントに満足していないのは今に始まったことではないですけどね・・・
それにしても、原作を初めて読んだ時には、「エント最後の行進」なんて言って、どうなるのかと思ったら、滅びるどころか犠牲者一人くらいで(汗)かなり拍子抜けしたものでした。ちょっとホッともしましたけどね。エント好きなので。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホビットに優しいレゴラスの... | トップ | 馳夫という名前 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

指輪物語&トールキン」カテゴリの最新記事