ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ギムリの名台詞集その4

2007年02月27日 | 指輪物語&トールキン
ギムリの名台詞もいよいよ最終回、RotK編です。RotKはあんまりないんですが・・・
まずはヘルム峡谷に着いて、メリーとレゴラスとの会話。

「それにね、メリー、洞窟があるんだよ、すばらしい洞窟なんだ! レゴラス、どう、行ってみようか?」

燦光洞に行くのは戦いが終わった後って約束してたじゃん・・・それなのにメリーにかこつけて行こうとしているのがカワイイですね~(笑)

お次は死者の道に行く(とは言ってなかったんでしたか?)ことにしたアラゴルンについて行くという決意の言葉。

「わたしはあなたと一緒に行きますよ、たとえ死者の道を踏むことになろうと、そしてその道がどんな行く先に通じていようと。」

ギムリの男気を感じますね~! でも、裂け谷での台詞といい、後のことを考えて発言したほうが・・・というところもありますが・・・それもまたギムリらしいですよね(笑)

そして、実際に死者の道に入ろうとするところ。

膝をがくがく震わせて、かれは自分にたいそう腹を立てていました。「こんなこと聞いたためしがないぞ!」と、かれはいいました。「エルフが地の下にはいって行こうっていうのに、ドワーフにその勇気がないとは!」

だから言わんこっちゃない・・・なんてことは言いませんけど(汗)
でも、自分が怯えているということをしっかり認めているあたり、自分に正直ですごいなあと思ったりもします。やっぱりギムリはカッコイイです

続いては、ペレンノール野の戦いが終わり、メリピピに会いにレゴラスと一緒にミナス・ティリスに入った時の台詞。

「二人ともまだ生きていることがわかってうれしいね。」と、ギムリがいいました。「われわれとしちゃ、あの二人のお蔭でローハンの横断をさせられて、ずいぶん苦労したからね。この苦労を水の泡にしたくはないもの。」

素直に喜ばず、皮肉な言い方をするところがギムリらしいですね~。その口調とうらはらに、メリピピのことをとても気にかけているのが伝わって来るのがいいですねえ。

そして、最後のこの台詞。旅の仲間の解散の台詞でもあります。

「ではご機嫌よう、ホビットさんたち! あなた方もこれでもう家まできっと無事に帰れるよ。それでわたしも、あなた方の危険を気遣って、目を覚ましてることもないだろうよ。機会があれば便りをするからね。(略)だけど全員が集まることは二度とふたたびあるまいなあ。」

ホビットたちへの言葉、特に「危険を気遣って目を覚ましている」というあたりにじーんとしてしまいます。「ホビットさんたち」ってとこ、原文だと「my Hobbits」なんですよね~
後半の「だけど全員が集まることは二度とあるまいなあ」という台詞にもしんみりしてしまいます。言い方はあっさりしているけれど、表面上は皮肉でドライを装いがちなギムリのことですから、内心は結構しんみりしていたんじゃないかな・・・なんて穿ちすぎでしょうか?

というわけでギムリの好きな台詞を書き出してみましたが、いや~やっぱりギムリっていいなあ・・・と思うのは私だけですか???(汗)
まあ、ギムリかっこいい! と思わなかった方にも、私がギムリのどんなところが好きなのか、ということくらいはご理解いただけたかな~と思うのですがいかがでしょうか(笑)
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