ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

アルウェンと私

2007年09月03日 | 指輪物語&トールキン
ネタがない時のキャラ語り、今回はアルウェンです。
アルウェンとの出会いは、裂け谷の晩餐会、ですね。
なんだかアラゴルンと・・・なんだ、ふーん、というくらいの印象しかないですけど(汗)この時は台詞ないんですよね。
その後、アラゴルンとエオウィンのエピソードを読んで、「あれ、エルロンドの娘はどうなったんだ? 私の気のせい?」と混乱したものですが・・・
アラゴルンとアルウェンの恋については全く興味なかったものの(汗)アルウェンの出番が少ないせいか(爆)特に悪い印象はなく、いいんじゃない? という感じでした(汗)
アルウェンの印象は、唯一の台詞のある、フロドとのシーンに集約されますね。
自分はもう西へ行けないけれど、代わりにフロドにお行きなさい、と言って、ペンダントをあげるシーンですね。
身近な仲間たちは誰もわからないけれど、フロドの苦しみを理解して、救いを与えていたところが、やっぱり高貴なエルフの姫君なんだなあと思ったものです。
実際、フロドは、指輪を失った空虚さに苦しんだ時、アルウェンのペンダントに救われたんですよね。
とまあそんな印象はあったものの、特に強い印象もないまま、映画を観ました。
映画のアルウェン・・・馬に乗って剣もふるっちゃってるのが、ええ~という感じでしたね、やはり。
アルウェンのイメージがどうこうよりも、エオウィンのキャラと被るのが許せなくて・・・
FotRは概ね満足な映画でしたが、アルウェンだけがうーむ、でしたね(汗)
まあ、映画がいいんで、あのアルウェンにもなんとか理由をつけて納得しようとしたものですが・・・
今思えば、アルウェンだけが問題だったうちはまだ良かったんですよねえ・・・
その後「追補編」を読んで、アラゴルンとアルウェンの物語を読観ました。
アルウェンは、アラゴルンと一緒に生きることを選んだ時点で覚悟はできていたと思ってたのに、アラゴルンが死ぬ時になって取り乱していたのでびっくりしました。
ああ、アルウェンも実はわかってなかったんだなあと・・・。思わぬ人間的なアルウェンの姿にびっくりでした。「シルマリル」の奥方もでしたけど・・・
あのアルウェンの孤独な死にもショックでした。べレンとルシアンのラストとはえらい違いなんですけどなぜ・・・?(あ、当時はべレンとルシアンの物語まだ読んでなかったかな・・・)
で、映画TTTのアルウェンですが、ラヴシーンがベタベタすぎで評判は悪かったですが、剣を振るわなくなったので私としてはまあ・・・でした。エオウィンと被らなければいいのよ、と。
でも、RotKの魔王と対決するエオウィンはかなりビビっていたので、あれはあれで自然でいいんだけど、毅然としてナズグルに向かっていたアルウェンにお株を取られた感はありますね・・・
まあ、TTTのアルウェンは、テーマ曲の「夕星姫」がすごく良い曲だったので、アルウェンが出てくるシーン自体に抵抗がなかったというのはあります。
そしてRotKのアルウェンですが、出番が少なくなって評判は割りと良くなったようなんですが、私的にはうーむ、でしたね。
子供を観るシーンは、あれだけ見るとまあ感動なんですが、なんか違うなーと。そういう理由で残るのは違いますよね、原作からすると・・・
急に死んじゃいそうになるのも謎だったし。あれ必要だったのか?
そして、戴冠式がね~。まあ出てくるのはいいんだけど、あのクルクルチューがなあ・・・。あそこ涙がひっこむんですよねえ、何度観ても・・・
原作でよかったペンダントも、アラゴルンにあげちゃってあれれ?だったんですが、もしかしてアラゴルンからフロドに渡るのでは・・・なんて勝手に思っていたのですが、全然あげませんでしたね・・・なんかがっかり。
後で何かで読んだんですが、フィリッパ・ボウエンだかが、原作のこのアルウェンのペンダントのくだりを読んでいて、「これだ!」と思って・・・なぜかアラゴルンにあげちゃったみたいですね。なんでそこでアラゴルンになるかなあ? と解せない私・・・
というわけで、結局最後で印象悪くなった感がある映画のアルウェンでした(汗)
原作の印象そんなになかったのに、映画で印象悪くなった感はあるかもですね・・・
まあ、トールキンもアルウェンに関してはあまり描写していなくて、そのあたりが勝手に膨らませられてしまった部分かもしれません。
ガラドリエルやルシアンについてはもっと描いているのに、ほとんど描写されていませんからね。トールキンの中でも確固としてキャラクターではなかったのでは、とも思えてしまいます。
その後ラジオドラマも聞きましたが、原作どおりゆえに出番は少なく・・・しかもなんだか声が渋すぎで(汗)印象は良くなりませんでしたねえ。
ミュージカルのアルウェンもなんだか映画っぽかったし・・・
なんとかどこかでアルウェンのイメージ回復をはかりたいなあと思うんですけど、難しいですかねえ。映画のイメージを忘れて原作読むしかないのかなあ。

次回のキャラ語りはサルマンの予定です。
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4 コメント

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映画はイメージ違いすぎでした (ビヨ)
2007-09-08 23:32:16
原作アルウェンは印象薄いっちゅうかほとんど無かったですが、映画では出すぎでした、女性キャラ少なくて出したかったのか、出番少ないキャラを纏めたかったのか、意図は不明ですが、TTTとか不要じゃないの?と。
追補編かなにかのアラゴルンとの出会いの場面が一番良かったかなと思います。
ヒロインはエオウィンでいいのに! (ぐら)
2007-09-08 23:48:31
映画のアルウェンは、リヴ・タイラーの起用からしてそうですが、無理にヒロインを作ろうとしてた感じですよね。
「指輪物語」のヒロインはエオウィンだと思っていたので、「なにあれ~」とショックでした。
私はやっぱりフロドにペンダントを渡すところが一番好きですね。
一番というか、それが全てだったのに、それすらなかった映画のアルウェンでした・・・(汗)
久々に映画を見ました (あにろん)
2011-03-28 17:43:43
初めて原作を読んだときは馳夫さんがエオウィンをふった理由が分からず、エオウィンがあれほどがんばったのにアルウェンの手製の旗でふられるなんて・・・と思いました。でも追補編の中の夕星、とたとえられるアルウェンの美しさや馳夫さんの心の支えになっている彼女の姿が物凄く好感を持てたのですよ。エオウィンとはまた違う魅力があって・・・さすが馳夫さんが選ぶ人だ!と感動したものでした。
でも映画にはがっかりしました、エオウィンっぽくなるのも許せなかったし、かといって死にかけの描写もよく分からなくて・・・「我等の望みのついえんか」は入れてほしかったですし・・・アルウェンは結構好きなキャラなので余計に・・・
Unknown (ぐら)
2011-03-30 23:29:17
私も随分映画見てません・・・時間ができたら観たいですね。
映画のアルウェンは一番原作と変えられた部分でしたよね。あれでも当初より出番減って大人しくなったようですが(汗)
もう本当に旅の仲間と一緒に出かけたり、ガンダルフと一緒にヘルム峡谷に助けに来たりとかしなくて良かったです・・・と最近は思うようになりました(笑)

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