ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

LotRサントラ特集号よりその6 アラゴルンの戴冠式の歌

2004年10月02日 | 指輪物語&トールキン


今日の写真は二段重ね(笑)オックスフォードの植物園のトールキンお気に入りのヨーロッパクロマツ(の一部)です。つながって見える・・・かな?

さて、サントラの話ばかりでさすがに自分でも飽きて来たのですが(汗)他にネタもないのでまたサントラ話です。
music from the MOVIESのLotRサントラ特集号、フィリッパ・ボウエンズのインタビューがあと少しで終わりなのですが、今ひとつ読み進めず(汗)
でも、そんな少しの間にもまた面白い話が。
戴冠式のアラゴルンの歌なんですが、あの歌詞が原作の中にも出てきたエレンディルが遺した言葉?なのは皆さんご存知かと思います。
実は、あの歌詞はFotRでアルゴナスが出てくるシーンのコーラスの歌詞にも使われているらしいです。
フィリッパ・ボウエンズは、アルゴナスのシーンでこの歌詞が使われることについて、「アルゴナスの二つの像がエレンディルの息子たちなのだということを思い起こさせるようで気に入っている」というようなことを言っていました。あれ、映画ではあの像はエレンディルとイシルドゥアだという説はどうなったのかな?(汗)
で、その後、戴冠式でもこの歌詞を使うことを考え付いたのだそうです。もともとはフィリッパ氏の発案だったのですね。
ただし、最初の案ではコーラスの歌詞として流すつもりだったそうです。ところが、この歌詞を戴冠式で使うという話をヴィゴ・モーテンセンにしたところ、ヴィゴがアラゴルンが歌うようにしたらどうかと言い出し、最終的にはヴィゴのソロの歌になったのだそうです。
自分で作曲までしちゃって、すっかり乗り気のヴィゴの様子が窺えて微笑ましいですねー(笑)
しかし面白いなあと思うのが、こういうサントラに関する発案が、作曲担当のショアだったり、PJだったり、フィリッパ氏だったり、フラン・ウォルシュだったり、果てはキャストのヴィゴだったり・・・という、多岐の人たちに渡っているということですね。前の日記にも書きましたが、フロドとサムの会話の場面のコーラスに原作にあったサムの自分自身との葛藤の場面をイメージした歌詞を使いたい、と言い出したのはショアだったりとか。
皆で手作りで作ったんだなあ、という感じがいいなあ、と思いました。そういう意味では、やはりいい映画なんだとは言えるのでしょうね。
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