ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

平渓天燈節その5

2009年06月07日 | 旅行
さて、ふらふら遊んでいるうちにイベント開始時間の7時が近づいてきたので、会場に向かいます。駅から少し歩いた、広場のようなところが会場でした。
・・・がすでに会場は満員。出遅れた・・・
会場に入るのが大変そうなので、会場の柵の外わずかなスペースで覗き観ることにしましたが、会場にいた方がよく見えたな・・・
会場では、15分ごとくらいに一斉にランタンを飛ばします。ひとつだけ巨大なランタンがあって、それに有名人が何事か自筆で書いて、それと一緒に毎回200個(だったかな)のランタンを一斉に飛ばします。
回ごとにランタンの色が違ってたように思いました。
この会場でランタンを飛ばすの、正午だか2時だかから整理券を配っていて、整理券をもらえたら会場でランタンを飛ばすことができるそうです。やってみても面白そうでしたが。
で、1回目の放燈には間に合わなかったので、2回目の放燈を撮影・・・したんですが失敗。フラッシュ焚かないとブレブレで未確認飛行物体になってしまうし、フラッシュ焚くと暗くなってしまうしで・・・
結局3回目にフラッシュ焚かないで撮ったのがトップの写真です。これで精一杯・・・妹はもっときれいに撮れてたのに。カメラの性能の差なのか・・・腕の差って気もかなりするけれど・・・(汗)


どんどん高く上がって行きます。


高く上がっていくと星みたい。

この会場で飛ばした毎回200個のランタンが上空に漂い、さらにあちこちで独自に飛ばされるランタンが漂って、上空は幻想的な世界になってました!
平渓のあたりでは一年中ランタンを飛ばせるらしいのですが、一人だけ飛ばしてもつまらないというか。こうして一気にたくさん飛ばすとすごく綺麗です。
年に一度こういう機会があるというのはいいなあと思いました。
当日は平日でしたが、台北から直通バスで1時間弱で来られるし、仕事が終わってからふらっと来る人も結構いるのでしょうね。
台北から気軽に行けることがわかったので、次にまた機会があったら絶対来たいなあと思いました。


上手く撮れなかったけど、満月とランタンの対比がとてもきれいでした。(手前の怪しい物体は一応ランタン・・・)
毎年必ず満月だけれど、雨のことも多いらしく、満月がちゃんと拝めたのはラッキーだったみたいです。
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アルダリオンとエレンディス 船乗りの妻

2009年06月07日 | 指輪物語&トールキン
終わらざりし物語、「アルダリオンとエレンディス 船乗りの妻」も読み終わったので感想です。
初読時、なんだかあまりにもトールキンが自身の夫婦生活について思うところを書いているようで、面白いなあと思いながら読んだものですが。
エディス夫人に対して懺悔しているかのように思うところもあり、でも結局は女は視野が狭いからだめなんだみたいな結論になっているようでもあり・・・
今回読んでいて、必ずしもアルダリオン=トールキン自身、ではないんだな、と思ったりもしました。
アルダリオンの海への思いには、木を切り倒して船を造るという行為が伴い、木を愛していたトールキンは、この点ではエレンディス側に立っているとも言えますね。汽車も車も大嫌いなトールキンのことですし。
トールキンの海への憧れと木々への愛着の矛盾について書いているようにも思えるなあ、と思うようになりました。
結末はあまりにも悲しい・・・というか冷たいものだなあと思いますが、実際にトールキンの夫婦関係がこうだった、というよりは、こうなりかねんぞ、というようなことを考えていたのかなあと思ったりもします。
実際にはトールキンは決して家庭的でない夫ではなかったと思いますが、それでもやはり家庭よりも外での男同士の付き合いの方が大事で・・・というようなことがJ.R.R.トールキン―或る伝記には書いてありましたが、常にエディス夫人に対してすまない、という気持ちはあったんでしょうね。だからこそ晩年はエディス夫人に合わせてボーンマスに移住したりとかもしたんでしょう。
そんなトールキンの人となりが妙にリアルに見えてくるこの話、やっぱり異色だよなあ。なんでまたこの話を書こうと思ったのかが面白いなあと思いました。
根底にはヌメノールの歴史の設定があって、それに肉付けする形で思いついたのでしょうが、それにこういう形の話が肉付けされるのが面白いなあと。トゥオルの物語(ゴンドリンの陥落)やトゥーリン・トゥランバールの物語のような、神話・伝説趣味とは明らかに違う方向性ですよね。
この話、邦訳前から噂には聞いていたけれど、邦訳のおかげで読むことが出来てよかったなあと思います。本当に感謝感謝、です!
ついでにHoMEシリーズの邦訳も・・・って無理ですかねえ・・・
The Letters of J.R.R.Tolkienでもいいんですけど・・・
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