ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

レ・ミゼラブル

2007年08月28日 | ミュージカル・演劇
26日マチネの千秋楽その1に行って来ました。
一応禅さんジャベール楽で取ってみました。まあ他にもいろんな人が楽でしたが・・・
今回5回も見てしまって、しかもブロードウェイでも見たので、さすがにもういいや・・・という感じだったのですが、さすがに楽でなかなか良かったです。
禅さんのジャベール、きっと進化してるだろうからと2回目を楽で見てみましたが、いや~やっぱり進化してました! 前回も十分良かったけれど・・・
歌は当然のように上手いし、演技もしっかりしてるのがいいなあと。なんか理想的なジャベールで、見ていて嬉しくなってしまいます。
カーテンコールの挨拶で、「内側は熱いけれど外側は冷たいジャベールを演じたい」と言ってましたけど、いや十分外側も熱いと思うんだけど・・・(汗)あれでも禅さん的にはクールで抑えているのかな?
いや、熱いジャベールいいと思うんですけどね~。ファンティーヌが懇願するのを聞いて、クールに突き放すというよりもむしろ逆上してるっぽいのが、ああジャベールってそういう人なんだなあという説得力があって、好きです。
でも、スターズの後半は熱くなり過ぎかなあ・・・?
前回はまだ合格点出せないと書いた自殺、今回はうるっ来ましたよ~。合格点出しちゃおうかな(笑)
私が好きな解釈と違って、やはり、バルジャンに救われたことで自分の信念が揺らぎ、自分に何が起こったのかがわからないいまま混乱して死んでしまうジャベールなんですね。これはこれで良かったです。ジャベールかわいそう、と思えました。
レミゼ来年はなさそうですが、また再来年かな。まだまだ禅さんはジャベールやってくれると信じているので、更に進化したジャベールを見られるのを楽しみにしています。
初めての橋本バルジャンでしたが、評判良いのは聞いてましたが、なるほど、という感じ。歌はところどころ厳しいところもありましたが、演技がとてもわかりやすいというか、オーソドックスで、共感できるバルジャンというか。
特に最初の、仮釈放から独白までが良かったですね。司教様が出てきた時に泣けるかどうかは、司教様にもよるけれど、基本的にそこまでのバルジャンがいいかどうかなんだな、ということを再確認しました。
橋本バルジャンは結構熱いですね。禅さんジャベールも熱いので、熱い同士でなかなか面白かったです(?)
あと、テナルディエの宿屋のシーンのコミカルさがさすが・・・と思いました。駒田&森ペアのテナルディエ夫妻で見たいなあなんて思いました(笑)
そうそう、個人的に気になる、バリケードでの「共に飲もう」でどこを見てるか、なんですが、マリウスに限らず学生たちも見てましたが、グランテールとアンジョルラスのやりとりとかは観てなかったようで。
ガヴローシュが撃たれた時の反応も見損ねたんですが、嘆いていたような気がする・・・どうだったかなあ?
でも、個人的には「彼を帰して」は学生たちへの思いも感じられるような気がして、なかなか泣けました。ってアンジョルラス観て泣いてたんだけど(汗)
エポニーヌは久々に坂本真綾さんですが、すごく良くなっててびっくり!
オン・マイ・オウンはもう一歩かなと思うところもあるんですが、全体的に気持ちがすごく入っていて、彼女が出てくると思わず釘付け・・・という感じでした。
舞台を見ていて、演技に気持ちが入っていて本当に役ど同化している、と思える状態を「一線超えた」と私は呼んでいるのですが(笑)まさにその一線を超えたな、と感じられる演技でした。
今回のレミゼでは、シルビア・グラブさんのファンティーヌもそうでしたね。
逆に、頑張ってるけどまだまだ一線は超えてないな、というキャストも何人もいらっしゃいますが。誰でも超えられるものでもないけれど、ある日突然超える人もいるので、久々に観るとびっくりすることがあります。嬉しい驚きですけど。
進化してたといえば、久々に見た瀬戸内美八さんが、以前よりもずっとはじけていたので、これもちょっと驚きでした。やはり長くやると進化するものですね。
ようやく観られた三谷六九さんのテナルディエは、予想通りカワイイ系のテナルディエでした(笑)
歌は思ったよりも良かったです。って失礼なんですが・・・(汗)
カーテンコールでも、「初めてだし、奥さんが4人もいるので毎日が初日状態でいっぱいいっぱいで・・・」と言ってましたが、無理もないですよねー。
というわけでそんなに小技もなかったのですが、結婚式でテナルディエ夫人にリフト?されて・・・なんて技はやってましたね(笑)
後は、今回3回も見られてしまった岸アンジョルラス。なんかすっかり岸アンジョルラスの解釈が気に入ってしまいましたね~(笑)最初に見た頃よりもクールになりましたが、それもまたok。でももうちょっと笑顔が欲しいな~とも思うのですが(汗)
エポニーヌの死を見守る場面でグランテールを振り返るところ、どういう思いなのかなあ・・・とやっぱり気になりますね。
「共に飲もう」で、グランテールを睨む?場面、またもや表情が見えない位置で残念だったのですが、アンジョルラスの複雑な思いを感じますね。その後のマリウスうの「死んでもいいさ」を聞いた後の後姿も泣けます。(ここで泣けるとそのまま「彼を帰して」で泣いてしまう(汗))
「彼を帰して」では相変わらずグランテールを振り返るアンジョルラス・・・他のアンジョルラスはどうなのかなあ。岡さんが絶対違うのは知ってるけど、東山さんはチェックしなかった(汗)
最後、グランテールの肩に手を置いた後、にっこり微笑んでいるのを今回初めて観ました。ああ、プログラムに書いてた「わが人生に悔いなし」というアンジョルラスのキャッチコピーってこういうことか・・・と思いました。
なんかすっかりアンジョルラスが泣きのポイントになってるなあ・・・(汗)
アンサンブルでは、司教様の中井智彦さんがやっぱり芸大は違うなあ、ということで(?)良いですね。
あと、おでぶちゃんクラクスーの五大さんがやっぱりかわいーです(笑)メイクも確信犯でやってますねー。三谷さんのテナルディエと一緒だとセットでかわいかった(笑)
あ、テナルディエの酒場のシーンで、皆で「おー」とか声を出してたりしました。千秋楽なんだなーというのと、アンサンブルの団結を感じられましたね。

千秋楽その1ということで、このステージで楽の人たちの挨拶がありました。
司会は禅さん。ちょっと意外・・・と思ったけれど、この日のメンバーを見たら納得という感じでした。ちなみに他のステージでは岡さんや駒田さんがやったそうです。納得の人選ですね。もう一人は誰だったんだろう?
禅さん、久々に素のトークを観ましたが、ジャベールとの落差がすごいですね・・・(笑)まあ、カーテンコールの時にニコニコしてる時点でもう違うんですけど(笑)
結構皆さん真面目な挨拶でしたね。コゼットの小西真帆さんが泣いちゃってたのが初々しかったです。(泣いてたの彼女だけ・・・(汗)坂本真綾さんがもらい泣きしてたそうですが)
禅さんは、いきなりスペースシャトルの表面材のタイルの話を始めて、「何話し出すんだ・・・」とすでに客席から笑いが(笑)要するに、NASAの耐熱タイルのように、中は真っ赤でも表面は手で持てるくらい冷えているような、内面は熱いけれど表はクールなジャベールをやりたい、という話でした。禅さんらしい話だったけど(笑)
岡さんがいたら絶対ツッ込まれてたよなあ・・・と思ってしまいました。ジャベール同士なのでまず同じカーテンコールに出ることがないのがちょっとさびしいですねえ。
最後に橋本さとしさんが期待に違わぬ爆笑挨拶でした。本当か? というような最初の頃の失敗談も交えて、「皆さんのおかげ・・・ですが私も頑張りました!」という感じで(笑)
メロディ忘れて歌詞が台詞になっちゃったとか、ジャベールの眼光にやられて台詞忘れちゃったとか(禅さんが「いやいや」という感じで手を振ってたので、禅さんの時ではなかったのでしょう(笑))、指揮の塩田さんがきっかけを出してくれたのに、歌いださないで頷いてしまって結局入れなかったとか、鼻息で蝋燭消しちゃったとか・・・
そんなこんなで楽しいカーテンコールでした。
最後に花束を投げた時、岸さんがI列くらいまで飛ばして「おお」とどよめいてましたね。

そんなこんなで、まさか今更こんなにハマるとは・・・の今年のレミゼでした。うーん、侮れないですね(笑)
でもさすがに博多まで行くほどではないですけど・・・
今回見られなかったキャストもいるし、今後の進化が楽しみなキャストもいるので、またやったらリピートしてしまうんだろうなあ。
今度は効率よくせめて3回くらいで済ませたいけど、なかなかそうは行かないのでしょうね。やっぱり東○の思うツボな私です・・・(汗)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原作を読むきっかけいろいろ

2007年08月28日 | 指輪物語&トールキン
私はさっぱり進んでいなくてドロップアウト気味なLotROですが、やってるのは指輪ファンばかりなのかと思ったら、そうでもないみたいですね。
指輪ファンじゃないと面白くないんじゃないのかと思ったんですが、そうでもないのかな。私ゲームよく知らないんでよくわかりませんが・・・
まあ、映画くらいは見たことがあってなんとなく知っている、という人が多いんでしょうかね。
私はRSSリーダーのキーワード検索で「指輪物語」とか「トールキン」とかで登録しているのですが、そういうので、LotROがきっかけで「指輪」原作を読んでみた、という人を時々みかけます。
あの原作、序盤で挫折する人が多いので、読んでみようと思ったけれど読めなかったという人も多そうですけど・・・(汗)
まあ、読んでみようとした人のうち、序盤を乗り切った人の更に一部は確実に原作ファンになると思われますので、こうやってまた少しずつ原作ファンが増えて行くんでしょうね~。
だいたいは映画くらいは見たことがある人が多いようで、原作を読んで、詳しくわかってなるほど、という感想をよくみかけるのですが、この間、全く映画も見たことがなくて原作を読み始めた、という人の感想をみました。
ホビットってこういう人たちだったのか、とわかったとか、ゲームに出てきた場所が出てくると嬉しかったりとか、そういう新鮮な体験をしているようで、そういうのもあるのか~、と読んでいるこっちも新鮮な気分になりました。
そういうのも面白そうですよね。まあ、原作知らないであのゲームが面白いと思えたかどうかはわかりませんが、私の場合・・・
原作読書は今6回目がそろそろ終わりそうなところで、映画も各30回は見てるし、もう初めて読んだ時の新鮮な感動はなかなか思い出せなくなってしまっているので、時々、記憶をなくして最初から読んでみたい気分になります・・・(笑)
初めて読んだ時読書日記つけとけば良かった、とつくづく思うのですが、まさかあんなにハマるとは思ってなかったもんなあ・・・。当時はサイトもやってなかったし、ブログもなかったし。
今から当時に戻ることはできませんが、まあ、6回目でもまだまだ新たに気がつくところ・忘れているところは多々あるので、まだまだ楽しめますけどね。
そう言えば、今でも、映画のDVDを今更だけど初めて見た、という感想もちらほらみかけます。
映画を見て原作を読もうと思う人がどのくらいの割合でいるかわかりませんが、そうやってこれから原作を読む人もまだまだいるでしょうね。
評論社の原作は、映画化のおかげで初版からそれまでの発行部数と同じだけが売れたそうですが、今でもそこそこ売れてるんでしょうかね。本屋でも平積みになっているところは少なくなって来ましたが・・・まだハリポタ人気の余波で一緒に置かれたりするかな?
まあ、きっかけはいろいろ、読み始める時期もいろいろで、まだまだ「初めて原作を読んだ」という人の感想をみかけることがあるでしょう。
自分がもう新鮮な気持ちで読めない分、そういう感想を密かに楽しみにしてたりします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする