ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

パニックルーム・・・の音楽(汗)

2004年10月25日 | 指輪物語&トールキン
昨日テレビでやってた「パニックルーム」を見ました。指輪カテゴリーの日記なのに「パニックルーム」・・・もちろん音楽がハワード・ショアだからなんですが(笑)
実はショアのLotR以外の映画音楽を聴くのは初めてだった私(汗)最初はずっと音楽を気をつけて聴いていましたが、ながら鑑賞だったのと(汗)音楽が流れていない部分も結構多くて、つい集中力を欠いてしまって・・・気がつけば「あ、音楽聴いてなかった・・・」という「ショア・マジック」に陥ってました(笑)
しかし、サスペンスで明るい音楽はおかしいとは言え、とことん暗くて重くて地味な音楽なのにはある意味感心してしまいました。これ、サントラ盤買って音楽だけ聴いたら陰々滅々な気分になりそう・・・(汗)
でも、低弦楽器主体の重苦しい音楽は、ショアはこういうのが好きなんだなあ、なるほど、と思わせました。LotRサントラと良く似たフレーズもあったし(笑)(「死者の沼地」のところとか)
今読んでいるMusic from the MOVIESのインタビューで、ショアがよく「19世紀の音楽」と「20世紀の音楽」ということを言っていて、面白いなあと思ってます。「19世紀」というのは、チャイコフスキーとかワーグナーとかブラームスとか、ああいうクラシック音楽をイメージして言っているのだと思います。メロディがはっきりしていてわかりやすい音楽というか・・・(おおざっぱな括りですみません(汗))
一方「20世紀」というのは文字通り20世紀に活躍した作曲家たちのクラシック音楽のことで、ショア自身若い頃から好きだったらしい武満徹とかストラヴィンスキーとかバルトークとか、現代音楽風な音楽のことを言っているのでしょう。
ショア自身は、好きな作曲家の話からもわかるように、「20世紀の音楽」が好きなんじゃないかなーというのはLotRサントラを聴いていても時々感じるのですが、「パニックルーム」のサントラはまさにこの「20世紀」な音楽でした。きっと他のサスペンス映画などもこういう感じなのかなあと思いました。
それにしても、これもMusic from the MOVIESのインタビューで読んだのですが、PJはサントラを誰にするか決まっていなかった頃、色んな映画のサントラを編集した画面に合わせて流していたそうなのですが、その中でよくショアが作ったサントラの曲を使っていたのだそうです。「パニックルーム」しか知らないのでなんとも言えませんが、ああいう曲をFotRの画面に合わせていたのか・・・と思うと、PJのセンスもまたすごいなあと思います。
しかし、「パニックルーム」のようなサントラではアカデミー賞は取れないでしょうねえ・・・(汗)LotRのようにある程度キャッチーなメロディの曲もないと。
今までのショアの作品は知らないながら、以前ネットでちょっと調べていたら、「ショアにはこんな曲も作れたのか」みたいなことを書いている映画音楽ファンの方が複数いらしたのが印象的でした。
わざわざDVD借りてまでは聴こうと思いませんが(汗)ショアの他の作品も聴いてみたいなあと思いました。「羊たちの沈黙」とかそのうちやらないかなあ。
ショアの次回作はレオナルド・ディカプリオ主演の「AVIATOR」だそうですが(この映画のせいで8月は東京来なかったんだよなあ・・・)もしかしたら観に行っちゃうかも・・・!?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする