ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

PJ映画から失われたもの

2004年03月03日 | 旧指輪日記
BBSにも書きましたが、昨日カウンター20000超えました!
RotK公開が近づくにつれてアクセスがどんどん増えて、びっくりしてました。RotK先行の翌日が最高記録で、公開以来だんだん減り始めていたアクセスがアカデミー賞受賞でまた増え始めていて、LotR人気はすごいなあと思ったりしております。
こんなサイトに訪れてくださる皆様、そしてリンクしてくださっているサイトの皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございます!

さてさて、アカデミー賞でお祝いムードな上に、4回目を観てかなり映画よりモードになっているところなのですが、今日は敢えてというか、だからこそ、PJ映画の問題点?のことを書いてみたいと思います。
初めてRotKを観た時のがっかり感、がどこから来たのかというと、原作と変えられてしまったところがどうの、というよりも、全体の雰囲気が、だったんですよね。TTT中盤あたりから出て来た、ちょっと「ハリウッドっぽい」ところが残ったままだったこともあるのですが、それと共に、FotR、TTT前半にあった「あるもの」が失われてしまっているのだと思います。
上手く言葉にすることはできないのですが、強いて言えば「静謐さ」とでもいうものでしょうか。エルフたちが中つ国を去ってしまうという悲しみ、というのもその一つだと思いますが。
古くからの原作ファンの方は、FotRにも違和感を感じられたようですが、私にはFotR、そしてTTTの前半(追加シーンにも)には、原作を読んでいる時に感じたのに近い「静謐さ」を感じました。
それがTTT中盤から失われて、RotKにもそういうシーンがあることはあったのですが、印象としてあまり強くは感じられませんでした。RotKでは、「友情」がメインに押し出され、ドラマチックな場面が続き、その分「静謐さ」が失われてしまい、結果として「ハリウッド的な」場面が残ってしまったように思います。
まあ、SEEにはそういう場面が加わるのではないかと期待しているのですが。SEEまで観たら、またRotKの印象もかなり変わるでしょうね。
と早くもSEEを期待するようなことを書きつつも、まだまだ劇場版も堪能しきっておりませんので(汗)早く5回目観に行きたいです~!

コメント
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