ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

映画のセオデンも好き!

2003年07月29日 | 旧指輪日記
唐突ですが、映画のセオデンについて語りたくなりました(笑)
原作のTTTで最も思い入れがあって、映画も楽しみにしていた人物がセオデンでした。セオデンが癒されるシーンはTTTでは1、2を争うくらい好きなシーンです。ガンダルフの導きで黄金館の外に出てローハンの平原を眺め、「ここはそう暗くはない」と自ら暗闇から抜け出し立ち上がるセオデン。美しい情景描写と共に、とても心に残る大好きなシーンです。
が、そのシーンが映画ではー(涙)「セオデンはサルマンに憑り付かれていた」なんて陳腐な表現になってしまって、ホント悲しかったですよ・・・。正気に返った後も、アラゴルンと比べて情けない王、みたいな描かれ方をしていて、涙を呑んでおりました。今でもヘルムに避難することを失策みたいに言われるのがどうも納得できないですね。他にどーしろっちゅーのでしょうか・・・
しかし、それにもかかわらず、映画のセオデンもいつのまにか大好きになってしまっていました(汗)バーナード・ヒルの名演による部分が大きいのはもちろんです。
原作のセオデンは、ガンダルフに癒されてすぐに暗闇から抜け出しました。が、映画のセオデンはとりあえずサルマンの呪縛から解かれただけで、まだ暗闇に捉われたままなのだと思うようになりました。そこから抜け出すには自分で立ち上がるしかないのです。エオウィンがアラゴルンに癒されただけでは暗闇から抜け出せなかったように・・・
だから、最後にアラゴルンと共に討って出た時、あの時点で映画のセオデンも原作と同じ地点に立ったのだと今は思っています。
それに、映画のセオデンが見せる苦悩はとても人間らしくて、私はとても共感します。「ゴンドールは来ない。我々は孤立無援だ」というところとか。そんなことを言っていたセオデンがその後ゴンドールを救うために立ち上がるのかと思うと泣けてしまいますー(汗)
そして、一番好きなシーンは、鎧をつけながらギャムリングに「余は何者であろうか」「よい王であろうか」と問いかけるシーンです。王が民を守らねばならないという責務をよくわかっていて、それがとてもできるとは思えないことへの苦悩・・・。ここが一番セオデンに感情移入してしまいます。
なんてことを考えていたら、TTTの映画が見たくなって来てしまう・・・(汗)見られない時に限ってこういうことを考えてしまう私って結構M?(大汗)

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7.25HR SUMMIT IN SHIBUYA-AX1日目!

2003年07月29日 | 音楽(主に日本のHR?)
という訳で、ついに6ヶ月ぶりの(そんなもんだったか・・・)MAKE-UPを観られる日がやって来ました!
会場は渋谷AX。前々回のクラブチッタは川崎でしたので、今回初の東京進出?ということになります。ま、家から近いというだけで特に変わりはないんですが(笑)
前回の大阪では場内のBGMにRUNNAWAY FROM YESTERDAYやVOW WOWなどジャパメタが流れていたのですが、今回は普通に洋楽でちょっと残念。
開場が17時半と平日にしては早かったため、最初は人は少なかったのですが、最終的にはかなりの入りになっていたようです。前の方にいるとよくわからなかったけど(汗)

さて、そんな中まずはオープニングアクトのfeathers-blue。ややタテノリ系?ながらもハードなサウンドとメロディアスな曲調で楽しませてくれました。 (HRSのオープニングアクトってメロディがしっかりした楽曲のバンドが多いような。選考委員の趣味?(汗))
しかし、前回の大阪のオープニングアクトが皆MCで笑わせるバンドだったのでそういう傾向になったのかと思ったのですが(汗)今回は2日ともそんなことはなかったので、別にそういう選考基準ではなかったみたいですね(笑)
でも、笑わせるってだけじゃなくて、観客を巻き込むパワーみたいなものは大阪のオープニングアクトのバンドたちの方があったかなあ・・・

そして本編がスタート。1バンド目はWILD CHERRY。ルーク篁、 寺沢功一さんらの豪華なメンバーのバンドで、どんなバンドかと思ったらセッションバンドだったようで、DEEP PURPLEのカバーを演奏しました。知ってる曲ばかりで楽しかった(笑)。 1曲目のHIGHWAY STARの時、キーボードの人が怪しい鬘と付け鼻と眼鏡をしていて、「この人日本人?」と思ってしまいましたが、鬘を取ったらフツーの人でした(笑) キーボードの上に乗っかってプレイしたりと、派手なパフォーマンスが楽しかったです(笑)

続いてはJURASSICというバンド。申し訳ないのですが私はよく知らなかったです・・・(汗)
そして次がMAKE-UPという緊張?のためか、あんまり記憶もないです・・・ごめんなさい(汗)

そしてついに我らがMAKE-UPの登場です!
ブルーのライトが点る中、流れ始めたSEはGET THE HEROのロングバージョンのイントロ! SALVATION ARMYで来ないならこれしかないだろうとは思ってましたが、やはり実際に聴くと気持ちが高まりますねー(笑)
そして続々と入ってくるメンバー。おお、ちゃんと豊川さんもいるぞ!(笑)今回は金髪じゃなかったけど(笑) ライヴの度にだんだん衣装が派手になっていて今回はどうなるか期待されていた(笑)池田さんは、黒のタンクトップで若返ってました(!?)相変わらず金髪でしたし(笑)
その豊川さんのシンバルのカウントと共に始まったのは、GET THE HERO! 再結成ツアーのラストのEgg-manでの1曲目もこうだったんですよね。なんだかちょっとタイムスリップした気分・・・
1年ぶりの豊川さんは、ずいぶん頑張ってました! パワフルなドラムを聞かせてくれましたよ! まあかなり力は入ってましたし(汗)結構間違ったりもしてましたけど・・・(大汗)
10年前の再結成ライヴの時、カタギになってしまった池田さんを観て、それでも「世界一上手いベーシストと取り替えてくれると言われても 池田さんの方がいい!」なんて思ったものですが(笑) まさか10年後に豊川さんのことまでそう思うようになるとは当時は思いもしなかったなあ・・・
でも、とにかく楽しそうに叩く豊川さんの姿を見ていると幸せでした! 現役時代の豊川さんを知らない人もすっかりファンになってましたもの。
ちなみに下手のキーボード側で見ていた人たちの観察によると、豊川さんは間違える度に河野さんの方を覗っていたそうです。(やっぱ河野さんが一番怖いんかなー(汗))そうすると河野さんが「やりおったなー」という感じで笑っていたそうです。そんな訳で河野さんはずっと笑っていたそうな・・・ (ということは・・・(汗))とにかく、メンバー全員リラックスしていて楽しそうで、観ているこっちも楽しくなるようなステージでした。
そうそう、NoBさんの声がすごく出てるなー、と思いました。 URUGOMEでもこんなだったかな? URUGOMEではしょっちゅう聴きなれてしまっているのでわからなかったのかもしれませんが、とにかく久しぶりにMAKE-UPとして聴いた NoBさんのヴォーカルはとても良かったです。
さて、GET THE HEROが終り、一瞬静まりかえったステージに響いたのは 河野さんのキーボードのイントロ・・・DIRTY MANです! 個人的に一番好きな曲なのですが、曲数も少ないイベントでやってくれるとはあまり思っていなかったので、感激でしたねー。
NoBさんがAメロを歌った後の間奏?で楽しそうに踊って?いましたが、「この曲にその踊りってどうなの」とちょっと思いました(笑)まあ楽しそうだったのでいいですが(笑)
こうして2曲終わったところでMC。「3回目で大分こなれて来たので曲変えてみました。今回はメンバーがやりたい曲をやったけど、その代わり皆に後でプレゼントの曲があるから」というようなことを言ってました。
そしてお約束?の豊川さんからの「MC長めに」指示?を受けて(笑)、NoBさんが「皆トヨカワって呼んであげてくれー!」と言って、皆のトヨカワコールに答えて 豊川さんが立ち上がってポーズを取る場面もありました(笑)
そんなMCをはさんで次に始まったのはFIND OUT。この曲も聴けるとはあまり思っていなかった曲だったので、ちょっと感激でした。ギターソロがすごく好きなので、死ぬまでにもう一度生で聴きたいなあと思っていたので(笑)松澤さんのギター堪能させていただきました!
そう言えば、今まで3回の中では、ギターとキーボードの音のバランスが一番良かったような気がしました。チッタはギターが聞こえなくて最悪だったからなあ・・・
そしてここでまたMC。NoBさんが「今の曲の入っている3rdアルバムをレコーディングしていたのは阪神が大躍進をとげた1985年でした。今また阪神の復活と共にMAKE-UPも帰って来ました!」みたいなことを言っていました(笑)NoBさんのご機嫌の原因は阪神にもあるんでしょうね(笑)
そして、ここで前のMCで言っていたプレゼントの曲が明らかに。「MAKE-UPの最後のアルバムということになるんだけど、厳密に言うとオリジナルアルバムじゃなくて、喜んでいいのか悲しんでいいのか俺達の曲の中で一番売れた曲で・・・」なんて言い出したので、あああの曲かーと(笑)ちなみにこのコメント、10年前の再結成の時とほとんど同じですね(笑)
続いて「最近ではアメリカとかでもカバーされたり、(本当はイタリア・・・)わが国では坂本英三先生が歌ったりしてます。まあ本家が歌わないわけにはいかないだろうということで」なんてことも(笑) そして「サワリだけ聴いてください」ということで「ペガサス幻想」を1コーラスだけやりました!
正直なところ、5曲のうちの1曲がこれだったら暴れてましたが(汗)オマケだったのでラッキー!という感じでしたね(笑)このところアニメタルのをもう3回ほど聴いていたのですが、やっぱ本家はいいですねー(笑)今週末またアニメタルのも聴くことになっているので、聞き比べるのが楽しみです。(耳をやられなければ・・・(汗))
その後続いて始まったギターのイントロはROCK LEGEND。そう言えば、ROCK LEGENDも DIRTY MANもチッタのMCの時の「ちらっとイントロ聞かせ大会(?)」でやってたなあ。
ドラムソロのところでは思わず「豊川さん頑張れ!」と思ってしまいました(笑)
そして最後はANY TIMEでないのならこれしかないでしょう、のTHROUGHT THE NIGHT! 最後は豊川さんが頑張って叩きまくり(笑)しつこくしつこーく音をひっぱってなかなか終わらない(笑)あたりが ANY TIMEとは違った良さだよなあ、と思いました。個人的にはANY TIMEの方が好きながらも(笑) やっぱオーラスはTHROUGH TBE NIGHTですね!
そんなこんなで楽しかった3回目の再々結成MAKE-UPでした! また近いうちに会えることを願いつつ・・・

お次はACTION因数分解です。と言ってもオリジナルメンバーは高橋ヨシロウさんと大谷慶一さん だけで、ギターは大谷レイヴンさん、ドラムは板倉淳さんという MARINOサポートメンバーでしたけど。
ヨシロウさんと慶一さんはスーツ姿で登場。因数分解と言えば学ランだそうで、学ランを期待していた人たちはがっかり?したようですが、でも十分なインパクトが・・・特に慶一さんは(汗) ACTIONは何度か見てたんですが、スーツ姿だと怖さ倍増で(汗)(一回り大きくなってたみたいだし・・・) でもMCは意外と腰が低いんですよね(笑)
そしてヨシロウさんVo.で夢見る頃過ぎて、そして慶一さんVo.でもう一曲やりました。「夢見る頃-」は懐かしくてうれしかったですねえ。
そしてMCに入ったのですが、ここでわらわらとスタッフがステージに登場し、ドラムセットを組み立て始めました。何事?と思う中、ヨシロウさんと慶一さんがひとくさり笑わせてくれた後、「しかし平均年齢高いねー。それではここで平均年齢を下げる秘密兵器に登場してもらいましょう。on drumsみうらしょうた!」と知らない名前を言うので、若手の新人ドラマーか?と思いきや、なんと出てきたのは小学生(笑) なんかやけに低いセッティングのドラムだと思ったら・・・(笑) 場内がざわめく中、続いてギターのやはり小学生の兄弟も登場。一体何事???と思う中、何の説明もなく(汗)このメンバーでなんとACTION!~100000VOLTを演奏したのでした。
正直ギターはよく聞こえなかったけど(汗)板倉さんと一髪乱れぬツインドラムを叩いていたみうらしょうたくんにはびっくり感心でした。
後でチラシを観たら、彼らはESPのキッズスクール?の生徒さんだったようで。最後のセッションの時、板倉さんがずっとドラムのみうらしょうたくんをかまってあげてたので、 板倉さんの生徒なのかなーと思いました。それにしてもびっくりしたなー(笑) 慶一さんは、「俺が出てきた時よりも反応良かった・・・」と言ってました(笑)
そのまままた何の説明もなく小学生は退場し、またスタッフが出てきてわらわらとドラムセットを解体し(笑)残り2曲はまたヨシロウさんと慶一さんでかわるがわる歌いました。
小学生キッズにもびっくりしましたが(笑)ACTIONの懐かしい曲と一緒に踊れてちょっとうれしかったです(笑)

さて、最後は山本恭司さん率いるHRS SPECIAL BAND。メンバーはドラムが前回と同じ淳士、ベースは湯川トーベンというメンバーに、最初のギターのゲストはジェットフィンガー横関敦さん。
そしてなぜか河野さんがキーボードのセッティングをしてる??? 最後のセッションの準備を今からしてるのかしら、と思ったら、なんとそのまま Vo.ゲストの下山武徳さんが登場、恭司さんのギターの後 河野さんのしっとりしたピアノから曲が始まったのでした。
曲は途中から激しい曲調になり、最後にはまた静かなピアノで終わりました。 恭司さんの昔のソロアルバムからの曲だそうです。
次の曲も同じアルバムからだそうで、SMILE AWAY。こちらはちょっとヘヴィな曲でした。
なんでも、この2曲をやるのに急にキーボードが必要になって、前日に電話して 河野さんにやってもらうことになったのだとか。当日合わせただけであんな演奏ができちゃうなんてすごい人たちだー!
下山さんのエモーショナルなVo.と恭司さんのセンシティヴなギター、そして 河野さんのキーボードのオイシイ組み合わせを堪能できました! ラッキーな2曲でしたね。

続いてはギターの2人目のゲスト、大橋JAM隆志さんの登場。 恭司さん、横関さんとのトリプルギターバトルで見せてくれました。

お次は横関さんが退場して未唯の登場。1曲目は曲名わからないんですが(汗) 2曲目にはKISSのRR ALNITEをやって、ここでギター3人目のゲスト、 マーティ・フリードマンが登場。元気に飛び回って弾いてました。でもせっかく来たのに1曲だけ・・・。マーティの本番?は2日目でした・・・。

そして最後に全員が出てきておなじみのAGAINをやりました。 河野さんがキーボードを担当、松澤さんは今回は手ぶらでした(笑)
今までは結構オープニングの若手バンドのメンバーがはしゃいで盛り上げてたりしたのですが、今回はわりとおとなしかったですね、皆・・・。豊川さんもおとなしかったし・・・ (前回は一人で走り回ったりしてましたが(笑))
・・・と思ったら、2コーラス目くらいで後ろにいた豊川さん、松澤さん、池田さんが前の列の方に行くなーと思ったら、豊川さんはちゃっかり未唯さんの隣に(笑) そしてとても楽しそうにはしゃいでました(笑)なんだか後ろの方で松澤さんに何か話してるなーと思ったら、(大音量の中で・・・)ひょっとして「前に行こう」とか言ってたのでしょうか(笑) ちなみに未唯さんの反対側の隣はなぜかNoBさんでした。不思議なスリーショットだったなあ(笑)

という訳で、和やかな中にも楽しく終わったHRS1日目でした! やっぱり豊川さんがいると楽しいなあ・・・(違う?(汗))
またMAKE-UPが出てくれるといいですね!
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