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ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

映画のトーリンの年齢って・・・

2013年04月03日 | 指輪物語&トールキン
ホビット映画を観ていて気になったことがあります。トーリンが明らかに原作より若いんですが、一体何歳なんだろうということです。
そして、トーリンの年齢が若くなったということは、スマウグのエレボール襲撃の年もその分原作よりも後になっているはずなのですが・・・
とても気になったのが、映画の中で「スマウグは60年姿を現していない」という件です。これ、原作でも言っていたような気がしたのですが、ざっと見直してみたところ見つけられませんでした。気のせいかな・・・
原作だと、湖の町の人々は、スマウグ襲来のことを覚えている人はいないということ。そしてスマウグも姿を現すことがなくなり、怖れながらも半ば竜の恐怖を忘れようとし始めている、という感じでした。
となると、映画ではスマウグがエレボールを襲撃してから姿を現さなくなるまで何年くらいなんだろう、そして姿を現してからエレへボール遠征時点までは? というのが気になってしまったのです。

なんて話を少し前にしていたら、さやうぇんさんがこちらでわかりやすい年表とともに考察してくださいました!
追補編とか観れば自分でも調べられたはずなんですが、疑問に思いつつ全く見ようともしてなかったという(汗)
そんなわけで、さやうぇんさんの年表を見つつ、映画のトーリンの年齢についての私の考察を書いてみたいと思います。

まず、結論からいうと、トーリンの年齢はよくわかりません・・・(汗)決め手がないんですよね・・・
で、固定できるかな、というのはバーリンの年齢ですかね。おそらく原作と同じくらいかなと。というわけで178歳と仮定。
原作どおり・・・というか後にトールキンが作った年表や系図によると、スマウグ襲来の時バーリンは7歳だそうです・・・あれ、「ホビット」でエレボールについた時、よく覚えているとか言って見張り台まで案内とかしてたけど、7歳でそんなに覚えているものなのか・・・
どうもこの年表も後づけ設定で整合性がなくなっているのではという気が。とすると映画の矛盾もあまり責められない気がしてきますが・・・(汗)
まあとにかく、映画のプロローグではバーリンはどう考えても7歳とかではありませんので(汗)もっと「ホビット」時点(第三紀2941年・・・かどうかも微妙ですが。LotRで17年短縮されてますから、どの時点の年に合わせてるかわかりませんしね)から間隔は短くなっているはずです。
で、「スマウグが60年姿を現していない」とあるので、少なくとも60年以上は空いているはずですね。
となるとプロローグ時点のバーリンが何歳かということになりますが、これも決め手がないなあ・・・
仕方ないのでトーリンの年齢に戻ってみます。年齢よくわからないながら、バーリンよりは明らかに年下ですね。Laddyなんて呼ばれてましたし。
で、白髪まじりなあたりも考えると、LotR時点のギムリよりは年上じゃないかなと。ギムリは確かLotR時点で139歳なので(原作の話ですが・・・)、150~160歳くらいかなあ。間を取って155歳としてみますかね。
プロローグの時点では「若き王子」ですが、フィーリやキーリより若くは見えないなあ・・・まあアーミティッジさん本人がやってるから仕方ないというのはありますが。
まあフィーリやキーリと同年代として80歳くらいかなあ。
とすると、スマウグ襲来からエレボール遠征まで75年となります。バーリンがスマウグ襲来の時103歳とちょっと若いかなと思いますが、これ以上年数が少ないと、スマウグが姿を現さなくなるまでが短くなりすぎる気がする・・・
て、スマウグがエレボールを襲ってから姿を現さなくなるまで15年となりますが、こんなもんでどうかなと。

などと考えてみましたが、映画では絶対そこまで考えて作ってないよな・・・
まあトーリン若返らせたのは映画的には成功だったようなので、(私も映画のトーリン結構好きだし(汗))深く考えずに楽しむのが正解なんでしょうね・・・

オックスフォード旅行記

2013年03月19日 | 指輪物語&トールキン
指輪サイトに2010年7月にイギリス行った時のうち、オックスフォードのトールキン縁の地めぐりの記事をupしました。
実は行った直後に書き始めていたのですが、挫折・・・(汗)今回、ホビット公開を期に(公開終わってからなんですが(汗))なんとか完成させよう・・・と思って書き始めたところ、すぐできました。あとちょっとだったんだなあ・・・なんで挫折したんだろう(汗)
もっとも、この後にリーズとか(最近ブループラークがついたトールキンの旧居にも行ってました)バーミンガムとか行っていて、初めて行くそっちの方がメインになるはずなんですが・・・
オックスフォードも3回目だったのですが、以前の旅行記だと行き当たりばったりすぎてバス停の名前もわからなかったりしたので(実際ノースムーア通りの家はどこのバス停で下りればいいのか今回やっとわかったという。いつも適当に下りていた・・・)、そのあたりちゃんと書こうと思って、現地で書き留めていたりしたんですが、帰ってきてみればメモどこ行ったかわからないし(汗)
結局今までとあまり変わりばえしない旅行記になりましたかね・・・いや3回目で同じところばかり行ってるので内容はさらに薄くなっているような。(文章量だけでも明らかに薄い・・・)
そんな中、今回のオックスフォードの目玉?は、初めて行ったユニバーシティパークス内にあるトールキンのプレートつきベンチと、テルペリオンとラウレリンを模した銀の木と金の木でしたね。
これ、現地で見つけたTolkien's Oxfordという本に出ていて、こんなスポットが・・・ということで行ってみたのでした。
旅行記にも書きましたが、どの木か特定できないというオチが・・・(笑)でも新しいポイントを探すのは楽しかったです。今度はトールキンの葬儀が行われた教会とか行ってみたいです。
ちなみにThe Roots of Tolkien's Middle Earthというバーミンガム編?の本もありまして、バーミンガムの縁の地めぐりにかなり役立ちました。そのあたりの話もまた書くつもりですが、いつになるかな・・・
とりあえずは、リーズ編を早くupできるようにしたいですね・・・

ホビットキャストのライブチャットを見て思ったこと

2013年03月13日 | 指輪物語&トールキン
最近、マーティン・フリーマンやリチャード・アーミティッジ、アンディ・サーキス、ジェイムス・ネスビットらのツイッターでのライブチャットが行われてましたね。昨年12月にはサー・イアン・マッケランも2日に渡ってツイッターでファンの質問に答えてくれてました。
ツイートの日本語訳や原文ログへのリンクははなれ山通信さんなどを参照ください。マーティン・フリーマン編 サー・イアン・マッケラン編1日目 2日目

このライブチャットを読んでいて、面白いな、と思ったのですが、マーティン・フリーマンは中つ国の種族で自分が近いのはエルフだと言っているし、行ってみたい場所は裂け谷なんだそうで。
マーティンは見るからにホビットそのもの・・・と思ってましたが、意外にエルフに惹かれるものがあるらしいと知って、面白いな、と思ったんです。なんだかビルボそのものだなあって。
ビルボはある意味ホビットそのものを体現してもいるけれど、中身はエルフの心を持っているホビットなんだなあと、マーティン・フリーマンの答えを見ながら気付かされた気がしました。
マーティンはビルボにぴったり、とキャスティングの噂が出た当初から思っていましたが、私が思っていたのはかなり表面的な部分でした。それが思いがけず内面もビルボに近いものがある人だったのか、というのが、意外だったし嬉しかったですね。
マーティン・ビルボの役作りは完璧だなあと思ってましたが、そんな内面的な部分でもビルボに近かったのなら、なんだか納得です。
ビルボが裂け谷を初めて眺める場面(「裂け谷」って言うところ)での表情がとても好きなのですが(早くDVDでもう一度観たいです・・・!)、あの表情ができるのにも納得、と思いました。(実際は裂け谷観てたわけではないはずですけど(汗))

そして、サー・イアン・マッケランの方ですが、こちらは住みたい場所について躊躇なくホビット村を挙げてます。このライブチャット当時は当たり前のように思ってましたが(私自身住むなら絶対ホビット庄、なのでそれが普通に思ってたので)、マーティン・フリーマンが裂け谷と答えた後で思うと、なんだかすごくガンダルフらしいなあと。
ガンダルフはエルフと馴染みが深くて、エルフの国の方が住みやすいだろうと思うのに、ホビット庄が好きなんだよなあ・・・ということに改めて気付かされた気がしました。
いなくて寂しいLotRのキャストについてはホビット4人とか言ってるし。もうどんだけホビット好きなの、というあたりが、ますますガンダルフだなあと(笑)
そもそも「ホビット」も「指輪」も、ガンダルフがホビット好きすぎなあまりに始まった物語と言っても過言ではない、と私は思うのですが(笑)ガンダルフがはなれ山遠征にビルボを選んだことが全ての始まりだったんですよね。ガンダルフがいなかったらホビットがこの物語に巻き込まれることはなかったと。
「終わらざりし物語」の「エレボールへの遠征」を読んだ時は、ガンダルフがビルボを選んだ理由がほぼ勢いだったと知って愕然としたものですが・・・(笑)
今回のホビット映画でも、奥方に「なぜホビットなのです」と聞かれて、「勇気をくれるから」とか言ってますが、一見感動的だけど、そんな理由で危険な旅に連れてきたのか! とも思いますが・・・(汗)でもこの映画オリジナルの場面、ガンダルフがホビットを選んだ理由を上手く解釈してるなあ、と思います。
そんな訳で、サー・イアン・マッケランがホビット村が好き、というのが、ガンダルフそのもののようで嬉しいなあ、と思うのです。

マーティン・フリーマンもサー・イアン・マッケランも、たまたま役柄にぴったりの感じ方をする人たちだったでしょうか。それとも役を演じるうちにキャラクターに影響を受ける部分があってのことなのでしょうか。
どちらもあるんじゃないかなと思いますが、個人的には後者であって欲しいかな、という気がします。

あと、リチャード・アーミティッジさんのツイートを見ていて、トーリンについて「狂気」とかそういった類の言葉が何度か出てきてました。
やっぱりトーリンはある種の狂気というか、妄執に捉われているのかな。となると、例の終盤のサントラ、ナズグルのテーマを敢えて使ったということもあるのかな、という気もしてきました・・・あそこはとりあえず新しく録音しているのは間違いないはずだし。
でもやっぱり、時間があったらトーリンの狂気のテーマとか作ったような気もするかなあ・・・
ちなみにリチャードさんはどうやらトーリンとは全く違うキャラクターのようですね。(笑・というか本当にあんな人いたらちょっと怖い・・・)
ドワーリンのグレアム・マクタビッシュさんもかなり優しくてドワーリンと印象違うし、ドワーフは本人そのもの、ってキャストはあまりないかなあ・・・やっぱりドワーフはホビットと比べて人間とはちょっと違うんだなあ、と思ったりしました。
でも、俳優さんの素顔と役柄にギャップがあるのもいいですよね。演技力によってトーリンなりドワーリンなりというキャラクターが作られているのだと思うと、それもまたいいなあと思います。

ドワーフ人気投票

2013年03月12日 | 指輪物語&トールキン
前の記事についでに書こうと思って書きそびれた、割とどうでもいい話ですが。
指輪サイトのトップにアンケートを設置していて、今はドワーフ13人の人気投票をやってるんですが、ぼちぼち票が集まってきてます。
ダントツ1位ははまあキーリなんですが、その下で密かにトーリンとバーリンかデッドヒート(って票数ではないですが(笑))を繰り広げてるのが楽しいです。
いや、バーリン、イケメン相手に頑張ってるなーと(笑)おじいちゃんキャラがイケメンと互角に渡り合ってるなんて、なんかいいなーというか、さすがバーリンというか。
それにしても思った以上にキーリとトーリンの差があったのにはびっくりでしたね。トーリンもっと人気あるイメージだったけど・・・
もしかするとバーリンとかボフールとかに票が割れてしまってるかもしれませんね。(ちょうどトーリンとバーリンとボフールを足すとキーリの票と同じくらい・・・)
一時はフィーリに票が全く入らなくて、なんかかわいそうな気がしてましたが、少し入ってよかったです。いやフィーリもいいけど、一人選ぶならキーリだよね・・・という人が多いでしょうからねえ。
個人的には、フィーリの方がカッコイイよね、と思いますが。キーリと一緒にバカやってるようでいて、ちゃんと考えて行動してますよね。何回も観てるとじわじわ来るフィーリ・・・
でも観る回数少ないと今ひとつ目立たないですよね。妹と一緒に観に行った時、フィーリの存在に気がつかなかったらしいです・・・後でポスター観て「こんな人いたっけ」って(汗)
そんなこといいつつ、私はドワーリン派なのでフィーリに入れてあげるわけにもいかなかったのですが。
一票も入らない人たちも結構いて、まあ仕方ないですよね。結構好きだけど、一人だけ選ぶとなると入れないかなという。13人もいますからねえ・・・
まだたいした票数も集まってないし、2作目、3作目でどう変わるかも気になるので、当分アンケートのお題目は変えずに行こうかなと思ってます。とか言って急に思いついて変えるかもしれないけど(汗)
ちなみに、ドワーフではドワーリンに入れた私ですが、キャラクター全体だとやっぱりビルボだなあ・・・
ビルボやガンダルフ、ラダガストやエルロンドやスランドゥイルや・・・と全員入れるとまた違う結果になって来るのでしょうが、ますます入らないドワーフには票が入らなくなりそうなので、多分やらないと思います。
ドワーフと一緒だとビルボがどのあたりの位置になるのか、スランドゥイルとキーリだとどっちが人気あるのか、とか気にはなりますけどね。

ホビットサントラ場面予想答え合わせ?など

2013年03月08日 | 指輪物語&トールキン
指輪サイトの方に載せてたホビットサントラで映画の場面予想?に答え合わせ???をupしました。すっかり公開終わっちゃいましたけど・・・
公開終わってしまったので、終盤・・・というか白の会議以降のサントラをあまり確認できず、さらに最後に観てから時間も経ってしまったので、「どうだっけー」状態に・・・(汗)DVD出たら改めて答え合わせしなおしが必要ですな・・・
今回、回数だけはFotRと同じだけ観たんですが、半分の時期で詰め込んで観たので・・・回数だけじゃなくて、期間も重要なんだなあと思いました。なんというか、観た後に反芻(汗)する時間がなかったというか。
ちなみにRotKの時は、なんと公開翌日に答え合わせupしてました。これって、公開時期がズレてたおかげで、サントラを3ヶ月くらい聴きこんでいたからですね・・・映画観て、CDで聴いてた部分はすぐにわかったんでしょう。
あと、トラック数が今回倍ですよね。CD2枚な時点で倍ですから。そりゃ時間もかかるというものです。
今回のサントラ、思った以上に場面予想しやすかったのですが、その割には結構外してましたね(汗)スマウグのテーマをネクロマンサーのテーマと勘違いしてたのがちょっと残念・・・もしかしてスマウグかなと思わなくもなかったのですが、なんかサウロンのテーマに似てるなーと思ったので。
あと、アゾグですねー。あんなにフィーチャーされてるなんて知らなかったし。
ラダガストがうさぎ橇でワーグと追いかけっこなんてのも予想できないし。そもそもラダガストが霧降山脈超えて来るなんて思わないし・・・
そして、他のところでも書きましたが、蛾がまた登場して噴きそうになったりとか。実はRotKのサントラを先に聴いていた時、「自然のテーマ」が出てきて、ああ鷲たちが出てくるところだろうな、でもまさか蛾はいないだろうな・・・と思って映画を観たら蛾がいて、この時もちょっと噴きそうになったのですが・・・結局また同じことしてましたね。学習能力ないなあ・・・
あと、ついでに長らく放置していたリンクの整理をしましたが、リンク切れのサイト多いと思ってましたが、意外と残ってるサイトが多くてちょっと嬉しかったです。まあほとんどそのまま置いてあるという感じではありましたが(私もそうだな・・・)、それでも残っているというのは嬉しいものですね。
さて、次はDVD発売したら更新かな・・・書きたいこともいろいろあったのですが、なんだか時期を逸してしまった感が。時間があったらぼちぼち書いていきたいですが。

ホビット映画終盤のサントラのこと

2013年02月18日 | 指輪物語&トールキン
色々と作業が進まず、書きたいことが全然書けていない今日この頃ですが・・・
今も指輪サイトのサントラ場面予想の答え合わせがまだ途中という状態なんですが、今回のホビットのサントラでちょっと気になっていることがあって、そのうちどこかで書きたいと思ってました。
そうしたら、はなれ山通信さんでちょうど私が気になってた話をして下さってました!こちらが前編こちらが後編です。
映画終盤のトーリンがアゾグに向かって行く場面でナズグルのテーマが流れるけれど、あれは時間がなくて後付けであの曲になったのではないか、という話です。(メインはアゾグの扱いの変遷についての推理ですが、これがまた面白いです・・・!)
実は私もあのサントラについては気になっていて、ちょうどいいタイミングなのでちょっとブログに書いておこうかなと思いました。

ホビットのサントラは、LotRと同じモチーフを使っているだけでなく、LotRと同じサントラを敢えて使っている場面が結構あります。
冒頭の袋小路屋敷の場面などは、それが良い効果になっていたりします。ビルボがパイプ草を吸う場面がFotRでガンダルフと一緒にパイプ草を吸っている場面と同じだったり。
しかし、それが終盤になると、「なぜここでこのサントラ?」と首を傾げるような場面が多くなります。終盤というか、ほとんどOut of Frying Pan以降の場面ですが・・・

まず「えっ」と思ったのが、先にも挙げたトーリンがアゾグに向かって行く場面。いきなりナズグルのテーマで「えっ?」という感じでした。
トーリンが何らかの暗い思念からアゾグに向かっているからか、なんて思ったりもしましたが、(実際トーリンがドワーフの指輪を持っていてその影響じゃないか、なんて意見もあるそうです)どうも解せない・・・
一番解せないと思ったのは、いかにもFotRで登場したままのアレンジだったことですね。新たに録音はしているようですが、ちょっとアレンジにひねりがなさすぎなのではないかと・・・袋小路屋敷の場面ではFotRと同じ音楽が出てきて「そう来たか」と思えたのに、ここはちょっと違和感を感じてしまったんですね・・・

もっと違和感だったのは、鷲たちが登場してワーグに襲いかかるあたりの音楽が、TTTのエントのアイゼンガルド攻撃の場面の音楽なんですね・・・(ここは新たに録音したものかまでは確認できてません)
直前にエントの攻撃の場面でも流れた「自然のテーマ」が出てきているので、その流れでかなという気もしますが・・・(自然のテーマ自体は蛾と鷲たちが出てくるのでいいんですが。余談ですがまた蛾が出てくると思わなくて映画館で噴きそうになってしまった私(汗))いくらなんでもそのままなのがどうにも違和感で。

さらに、鷲たちがトーリンを見張り岩(見張り岩あんなに高いと思ってませんでした(汗))まで運んで、トーリンが気がつくまでは、同じくTTTの、ファラミアがフロドたちをオスギリアスまで連れて行く場面から木の鬚がサルマンに破壊された森を発見するまでの場面で流れていたサントラなんですね。ここも新たに録音したものかまでは確認できてませんが、かなりTTTと同じです・・・
ここに至っては、どういう意図で使われているのか皆目見当がつきません・・・

そして、トーリンがビルボを抱きしめる場面では、RotKの戴冠式の場面の音楽が。まあめでたしめでたしの場面ではありますが、ちょっと大袈裟すぎませんかね・・・たかがトーリンがビルボを認めたってだけの場面ですよ。まあ1作目のハイライトではあるんですけど。

で、ラストに皆ではなれ山を臨む場面では、ホビットサントラオリジナルのドワーフのテーマとトーリンのテーマが流れるんですが、よくよく聴いていると、サントラCDでいうとAxe or Sword、袋小路屋敷でトーリンが「エレボールを取り戻すぞ!」と気勢を上げる場面とほぼ全く同じようです。(ここも全く同じかどうかは未確認ですが)

というわけで、終盤のサントラを聴いていると、どうも緻密に作られている途中までのサントラとの違いが気になってしまって、もやもやしていたわけです。

ついでに、中盤ですが、ガンダルフとガラドリエルの場面のサントラもちょっと気になってます。
ガラドリエルに「なぜホビットなのです?」と聴かれてガンダルフが答える場面、FotRの「一行の離散」の感動的なサントラが流れるんですが、ここもちょっと大袈裟すぎないかなあと・・・
CDを聴いていると、単に静かなクラリネットのホビット庄のテーマが使われていたようなんですが、なんで変えちゃったのかなあ。盛り上がりが欲しかったから? ちょっと解せない変更です。
もう一つ、ビルボがゴラムに憐れみを感じる場面、CDだとスメアゴルのテーマだけですが、映画ではトロルの洞窟を出たところでガンダルフとビルボが会話する場面の音楽が追加されています。
ここもどうも前に出てきたそのままの音楽が使われている気がしますが、ここはむしろこの変更が大正解だったと思うので、まあいいかなと。
(お気づきの方が多いと思いますが、この曲、FotRでモリアでガンダルフがフロドにビルボの慈悲について話す場面で流れていたのと同じですね。だからまさにビルボが慈悲を示した場面で使うのは正解だなと)

ちょっと話が逸れましたが、終盤のサントラに話を戻します。
終盤の音楽、CDを聴いてみても、実際の映画とはサントラがかなり差し替えられているのがわかります。
三部作になるのが発表されたのが7月30日で(はなれ山通信さんより)、サントラの録音が始まったのが8月20日。
ただし、CDを聴く限りでは、ちゃんと三部作用の音楽は作られていたことがわかります。まあ、もしかしたら二部作のラスト用だったりしたかもしれませんが・・・
しかし、フタを開けてみれば、Out of Frying Pan後半から全く違う音楽の展開に。
編集が押せ押せになって、映像に合わせて新しく音楽を作るのが間に合わなかったんじゃないか、と思ってしまいますね・・・
サントラの録音自体は11月19日までやっていたそうなので(ずっと8月から引き続いてやってたかどうかわかりませんが)、新しい音楽を作る時間はありそうなものですが、編集が間に合わなくて映像が来なければ音楽も間に合わないですよね・・・

今改めてサントラCDを聴いていますが、Out of Frying PanからGood Omenに至るまでのサントラ、素晴らしいんですよね。映画で実際に使われたサントラと比べると、その格差にちょっとがっかりしてしまうというか・・・
やはり時間がなくて急場しのぎなサントラになってしまったんじゃないかなというのは否めませんね・・・
TTTの時も一箇所だけFotRの音楽を流用していたそうですが、(ヘルム峡谷に向かう時にワーグに襲われる場面の一部)それは後から編集して音楽が足りなかったから、ということのようです。
今回のホビットの終盤のサントラについては、少なくともナズグルのテーマは録音しなおされているようですし、本当に全く音楽が間に合わなかった、というわけでもない気がします。
私も先に書きましたが、ナズグルのテーマにしろエントの攻撃にしろ、ある程度の意味づけはできるんですよね。
そして、冒頭の袋小路屋敷の場面では、敢えてFotRと同じ音楽を使っているし。
時間がないので、そのあたりに乗っかって? LotRと同じ音楽を使うことにしたのかな、なんて気もしています。
いずれにしても、アカデミー賞とか軒並み音楽がノミネートされなかった理由がわかる気がしました・・・
真相はいずれDoug Adamsさんが書くらしいThe Music of the Hobbit Filmsとかで明らかになるのかな?
その前にブログで何か書いてくれそうな気もしますが。誰か質問とかしてないかなあ・・・(英語わかれば質問してみるんですけどね・・・)

ホビット 思いがけない冒険 感想 4,5回目と感想まとめ(ネタバレ)

2012年12月30日 | 指輪物語&トールキン
ホビット、昨日今日で4,5回目見てきました。
4回目は2D字幕で。友達と一緒に見に行きました。LotR三作も一緒に見に行った友達です。と言ってもそんなにファンではないんですが。ホビットの原作も一人は読んでるけど、どうも結末覚えてるかどうかはあやしいような・・・
一緒に見てびっくりしたのは、二人とも三部作というか1作で完結じゃないということを知らなかったんですね・・・そんなものなのか・・・
原作知ってる友達は、なぞなぞの場面が出てきたあたりで「今これやってるってことは最後まで行かないな・・・」と気付いたそうで(汗)
実は今日観て来た時も、終わったときにそんな感じの話をしている人がいましたね。確かにポスターとかチラシとかでもそういうことは一言も書いてないですね・・・
FotR公開の時も完結しなくてさんざんレビューで叩かれてましたが・・・ただ、今回レビューの点数はいいらしいんですよね。もうLotRで三部作には慣れたってことかな。
終わった後友達に好きなドワーフは誰だったかと聞いてみたら、まずはトーリン、そしてボフールとバーリンでした。順当なところですね~
ちなみに二人とも、名前は全く覚えられなかったようで(汗)「王様」とか「鬚が白くてふわふわの人」とか(ボフールのことはなんて言ってたかな・・・)そんな感じでした(汗)

さて、初めて2Dで見ましたが、やっぱりIMAX 3Dはすごいな、と思いました。
ホビットは飛び出す映像はほぼないんですが(最初のワーナーのロゴが一番飛び出してた・・・(汗))、奥行き感がすごかったなあと。
袋小路屋敷の廊下もリアルでしたが、2Dで見て一番ちがったのは、冒頭のエレボールの宮殿内でした。IMAX 3Dで見た時は、深くて怖いなーと思ったのですが(高所恐怖症なんで・・・)、2Dで見たらそんなに感じなかったという。
私はIMAX 3DのしかもHFRしか観てないのでほかの3Dがどうだかはわからないんですが、やってるうちはIMAXで観ようかなと思いましたよ。
他の3Dだと、奥行きの立体感がなんというか何段階かの階層を重ねている感じなんですが、ホビットはスムーズに奥行きがつながっている感じ。専用の3Dカメラで撮ったというのはこういうことか・・・と思いました。
でも、特に飛び出す映像に特化した演出はしていないので、2Dで観ても違和感はないですね。なかなか上手い作りだなーと思いました。

あと、久々に字幕で観て、なんだかすっかり吹き替えが好きになってしまっていることに気付いて愕然・・・
情報量の多さや言い回しもあるんでしょうが、もしかすると、声優さんたちのおかげもあるのかなと。ドワーフたちの個性が、声優さんたちのおかげでより際立っているのかもしれません。(フィーリとキーリはそんなでもないかもしれない・・・)

そんなこんなで、年明けもしばらくは観に行くと思います。

それと、前の記事でも予告?しましたが、細かい感想はツイッターで随時upしたものの方が向いてるな・・・と思ったので、感想のまとめを作ってみました。
今後もしばらくは随時更新して行くと思います。
サイトの更新もそのうちする予定。サントラ場面予想答え合わせもしないとだしな~

ホビット 思いがけない冒険 感想 2,3回目(ネタバレ)

2012年12月30日 | 指輪物語&トールキン
ホビット映画2回目、3回目は吹き替えで観ました。どうせならとIMAX 3D HFRで・・・
今度は前の方の席で観たのでなかなかの迫力ではありましたが、そんなに飛び出る感じでもなかったですね。最初のワーナーのロゴが一番飛び出してた・・・(汗)
一番すごいと思った映像は実は袋小路屋敷の内部の様子なので、2Dとどのくらい遜色あるか比べてみないとですね。
本当は週一で行く予定だったのですが、なんか興行成績が悪くて公開期間長くないかも、というので急遽週二ペースにして観に行ってます・・・日本以外では大ヒットなのに!(でも韓国では公開1週目は1位だったものの、クリスマスには5位まで落ちてたようですが。アジアではダメなのかなあ)

以前、LotRの時に字幕騒動があって、「吹き替えの方がいい」というのをネットで見て、実はFotRは吹き替えを先に観に行きました。
そんなこともあって吹き替えにも思い入れがあり、観たくてうずうずしてました。今回は字幕が良かったのでどうかなとも思ったのですが・・・
結論から言うと、やっぱり吹き替え好きですね~! 字幕より自由がきく分、言い回しが柔らかかったり優しかったりして、字幕よりグッと来る場面があったりするのですよね。(英語ちゃんと聴き取れないからこそなんでしょうが・・・)
ホビットはドワーフたち=おじさんがたくさん出てくるので、声でキャラクターを際立たせることもできていたと思います。トロルも3人のキャラクターが吹き替えの方がキャラがわかりやすかったですね。
色んなシーンでなぜか最初に字幕で観た時よりも泣いてしまいました・・・
今回吹き替えになって一番グッと来たのが、袋小路屋敷でのトーリンの台詞でした。
バーリンに「粒ぞろいとは言いがたいメンバーだ」と言われて、トーリンが「くろがね山の軍団よりも頼もしく思える。皆二つ返事で駆けつけてくれた」というのを聞いて、なぜだか泣けてしまいました。ここ字幕ではどうなってたかなあ。
この台詞で、トーリンはすごく情に厚くて、また情に弱い人なんだなーと思いました。誰も助けてくれない中、何をおいてもかけつけてくれた仲間が大切だと。
信義を何よりも重んじ、だからこそ裏切りは許せない、そんなトーリンのキャラクターがわかって、今後の展開にもつながったなーと思いました。
しかし、ドワーフたち、半分くらいは何も考えてないメンバーだと思うんだけど・・・本当に大丈夫ですかトーリンさん(汗)
そんなトーリンだから、ビルボのことを足手まといだって言うのも、見捨てることができないからなんですよね。一緒にいたら守らなければならない、それが「足手まとい」ってことだったんじゃないかと。
そんなビルボが勇気を振り絞るのを見て、まさかホビットにそんな勇気があるなんて思ってもみなかったトーリンがどれだけ感動しただろう・・・なんて考えてしまうと、もうすっかりトーリンが好きになってしまいました。もうホビットに優しい人認定です(笑)
ビルボがトーリンを助けに行く場面、最初に観た時は、話を盛り上げようとしてやりすぎなんじゃ・・・と思ったのですが、何回か観て、あれは原作のRotKでメリーがエオウィンを助けようと勇気を振り絞ったのと同じ種類のホビットの勇気じゃないかな、と思うようになりました。
それに感動したのなら、もうトーリンは立派なホビット好きだと思います(笑)
そして私はホビット以外の種族の人はホビットに優しいかどうかが好きになるかの基準なので(笑)

吹き替えと言えば、ガンダルフの吹き替えをやられていた有川博さんが昨年亡くなってしまい、とても悲しかったのですが、代わりにガンダルフをやった羽佐間道夫さん、有川さんの声に似た感じてやってくれていたように感じて、嬉しかったですね。
あと、吹き替えと言えば長島雄一さん改めチョーさんのゴラム! なんですが、期待通りにかわいいゴラムでした! チョーさんゴラムがたくさん聴けて嬉しかったですね。

あと、吹き替え関係ないんだけど、ドワーリンかっこいいなあと。戦闘中のカッコ良さは半端ないですね~!
そんなドワーリンが、袋小路屋敷では魚の頭をバリバリ食べたり、トロルに捕まったところでは焚き火で炙られる方に入ってたりと、かわいいところもあって、そのギャップがたまらないですね~(笑)
トーリンとビルボが和解?する場面、皆ニコニコして二人を見てるのに、ドワーリンは横向いてたりしてまたかわいいんですよね(笑)
今はまだトーリンよりもビルボに心を開いてないドワーリンですが、あと2作でどのように変わって行くかも楽しみです!
(でもなんだかんだとビルボのことはかばってくれてますけどねー。岩の巨人の場面とか)
袋小路屋敷でBlunt the Knivesの時にフィドルらしき楽器(原作によればヴィオラのはずですが)を持ってるのがまたいいですねー。弾いてる場面がないのがちょっと残念だけど。

とまあそんな感じが感想なんですが、どうもとりとめないし、もう既に5回目も行ったりして、感想追いつかないし・・・
とりとめない感想は、ツイッターで思いついた時につぶやいたほうが合ってるなあ・・・
というわけで、後で別記事でツイッターでつぶやいた感想のまとめをリンクしておこうと思います。
さらに語りたいことは、サイトの方に載せようかなと思ってます。
サイトってやっぱり語りたいことがある時に更新するもんなんだなあ。作っといてよかった(笑)

ホビット 思いがけない冒険 ネタバレ感想 1回目

2012年12月24日 | 指輪物語&トールキン
さて、ホビット 思いがけない冒険を初日に観てきましたので、その感想です。
感想書き終えないうちにもう3回観てきてしまったのですが、とりあえず1回目の印象から。
ネタバレ全開ですので、未見の方はご注意ください。

まず初日に観た全体の感想から。
公開前日にゴールデングローブ賞のノミネートが発表されて、ホビット一つもノミネートされてなくてえっ?と思ったのですが、実際観てみてなんか納得したかな・・・
LotRと違って、感動的な場面が終盤に集中していて、3分の1の時点ではFotRのような感動的な頂点までは達していないんですよね。だから、LotR三部作のような大きな感動を得られる話ではないというか。
それでも、映画オリジナルの設定を入れつつ、上手く着地点(とりあえず3部作の1作目としての)を見つけて来たかな、とは思いますが、やっぱり賞を獲るようなところまでは行っていなかったんだろうなと。
まあ序章ですから、後2作に期待ですね。と言っても、これからさらに映画オリジナル設定が出てくるはずなので、ちょっと心配もありますが・・・
しかし音楽だけでもノミネートされても良かったのになあ。アカデミー賞も無理かなあ。

あと、原作と概ね同じ展開ではあるんですが、ほとんど全ての場面でちょこちょこと細かいシチュエーションや設定が変えられていて、まあ上手いアレンジとも言えるのかもしれませんが、どうも違和感があってならなかったですね。
色んな意味でPJらしい改変だなあと思いましたが・・・そういう意味ではもうLotRで慣れっこで、しかもLotRほど激しく原作から離れていなかったので、まあ許せないというほどではありませんでした。これも2回、3回と観て印象また変わったのですが。

とまずマイナス評価な部分から書いてしまいましたが、次に良かったところ。
何よりも、キャラクターが活き活きと魅力的に描かれていたことでしょうね。LotRでもそうでしたから、驚くにはあたらないですが。
当初から、ドワーフ13人を一人ひとり個性的に描きたいと言っていましたが、本当に13人のキャラクターをちゃんと分けて来たのには拍手、ですね。ちょっとイケメンすぎたりとかドワーフっぽくないキャラクターもいて、当初ビジュアルが発表された時には違和感がありましたが、実際観てみたらそんなに違和感はありませんでした。まあ大分見慣れて来ていたからかもしれませんが。
実際のところ、トールキン教授だってドワーフを13人描き分けようなんて全く思ってなかったと思うんですよね(汗)12とか13って、ベオウルフとかの竜退治にでかける兵士たちの数にありがちで、その辺から13人ってことにしたんだと思われるので、単なる数合わせだったはず。
それをここまでちゃんと描き分けて来たのは、本当にすごいなあと思います。皆少しずつちゃんと活躍してましたしね。ちょっとノーリとビフールの影が薄かったですが、ここまでやっただけでもすごいと思います。
まあ、せっかく描きわけても、初めて観る人にはだれが誰だかさっぱりでしょうが・・・13人の名前全部言えた私だって、ビジュアルが公開されてから全員の顔と名前が一致するまで2ヶ月くらいかかりましたから(汗)
でも、一人ひとりが活き活きと描かれていたからこそ、13人揃った時に大騒ぎな感じが微笑ましかったんだと思います。
このドワーフたちのにぎやかさは良かったですね。袋小路屋敷での大騒ぎはもちろん、トロルにつかまってぶーぶー騒いでいたところも、原作のイメージそのままで嬉しかったです。

トーリンは、イケメンで鬚も薄くてドワーフとしてどうなの、と思ってましたが、意外にトーリンらしかったです。頑固なところなんかそのままで。この頑固さがないと終盤の展開につながらないですが。
トーリンについては2回目吹き替え観たらかなり印象変わったのですが、その話はまた別の記事で・・・
バーリンがトーリンより年上でどうなの? と思っていたのですが、なるほど爺や的存在ですか~
バーリンの、思慮深くて優しいところがいいですね~。ウィンクがお茶目でかわいいです!
ドワーリンはルックスからしてワイルド系でカッコイイですね。回想シーンでモヒカンだったのでちょっと噴きそうになってしまったんですが(汗)あのスキンヘッドは敢えてなのかそれとも・・・?(実際のところ、演じているグレアム・マクタビッシュさんの髪型をそのまま使っていると思いますが(汗))
ドワーリンについては2回目、3回目観てどんどん好感度upしたんですがそれはまた別の記事で(笑)
フィーリ、キーリは、なんかLotR映画のメリピピポジションですね(笑)割と考えなしな無謀で悪戯好きの若者ポジション。特にキーリが結構お馬鹿さんでかわいい・・・映画のピピンのポジションですね。
一方で弓矢を使う場面はまるでレゴラスのよう・・・ルックスもイケメンだし、レゴラスとピピンの両方を兼ね備えたキャラクター!?
フィーリはキーリよりは思慮深いところもあり、まさにメリーのポジションだなあと。
予告のAt Your Serviceを観た時から「かわいいじゃないか・・・」と思ってましたが、いや実際かわいかったです。トーリンといい、イケメンドワーフ3名意外にも受け入れられてしまいました・・・
グローインはルックスからしてギムリそっくりですが、しゃべり方とか仕草までギムリらしくて、見ていて微笑ましいですねー。まさにドワーフという感じで。
ドーリは上品なドワーフなんですねえ。意外な感じ。
オーリはパチンコが武器だったりして(後で斧も振り回してましたが)、もしかして戦闘力メリー以下なんでは・・・と思わせましたが(汗)いや実はビルボよりも下かも?
でもこの気弱そうなオーリが、後にバーリンと一緒にモリアに行こうと思うんだなあ・・・と思うとちょっとじんわり来るものが・・・
ボフールは結構オイシイ役どころですね。というか、原作のボンブールの役目をやや取ってしまっているような。その分ボンブールが意外と目立たなかったですね・・・どころか台詞ないんですねボンブール・・・2作目では喋るのか!?
オイン、ノーリ、ビフールについては1回目の時点ではあまり感想がありませんでした(汗)でもここまで個性出してそれぞれのキャラクターを見せているんだから、充分すごいなあと思います。

原作そのものと言えば、ビルボですね! マーティン・フリーマンのビルボはもうどこからどう見てもビルボそのものでした!
私はマーティン・フリーマンは「銀河ヒッチハイクガイド」で知って好きになったのですが、ビルボのキャスティングの噂で彼の名前が最初に上がった時から(そもそも最初の噂から名前が出てたと思います)「マーティン・フリーマンだといいなー」と思い続けていたので、本当に彼になって嬉しかったですね! 絶対にぴったりだと思ってましたから。
彼になって嬉しかったもうひとつの理由は、彼を選ぶということは、原作どおりのビルボなんだろうな、と思えたからでした。そしてやっぱりそのとおりだったので、もう本当に嬉しかったです。
原作どおりなだけでなく、新しい息吹も吹き込んでくれてました。彼の演技によって、原作どおりの場面に息が吹き込まれたというか。
袋小路屋敷で、朝になってドワーフたちがいなくなって、ホッとしたはずなのに寂しくなって・・・というあたりの表情が絶妙でしたね~!
ゴラムを殺そうとして、できなかった時の表情も良かったです。あそこはゴラムもかわいそうだったけど、それに心を動かされるビルボの表情の方が泣けましたね~

ガンダルフは、しっかり10年分年取ってましたが、観ているうちに慣れました。奥方も・・・なぜかエルロンドだけ若返っていたようですが(汗)いや鎧姿のエルロンドかっこいいです。エルロンドに関してはホビットの方が断然好きだなー。
ガンダルフはさすがに原作ほどお茶目ではありませんでしたが、ところどころせっかちなところを見せてくれて、ああ灰色のガンダルフだなあと嬉しかったですね。
サルマンは、この時点ではまだ悪い人ではなかったはずなのに、既にガンダルフや奥方から敬遠されてますね・・・(汗)
そして、ガンダルフと奥方が実際に会話する場面、原作でも直接には出てこなかったですが、なんかガンダルフが奥方にものすごく敬語使ってるのが違和感・・・そんなに身分?の差があるもの? イスタリのガンダルフの方がえらかったりしないの?
そしてテレポーテーションを使ったと話題の奥方ですが、実は実体じゃなくて、本体はロリアンにいて立体映像を飛ばしていたのでは、と私は思っています・・・そっちの方がすごいか(汗)

ラダガストの出番が意外に多くてびっくりでしたが、いやラダガストかわいかったです。ただの変人なだけじゃなくて、ちゃんと力があることを示す場面もあったし。
しかし、うさぎ橇でワーグをひきつけるとか言い出した時は「うさぎがワーグに勝てるわけないじゃん!」とハラハラしながら観てしまいました。ここ原作にない分、どうなるかわからなくてドキドキしてしまいましたね・・・
むしろワーグがドワーフたちの方に来たらホッとしましたね。ここで誰も死なないのわかってるから。
しかしラダガスト、ガンダルフたちがどっちに行くつもりなのかちゃんと打ち合わせておきなよ、と思いました・・・
あと、ハリネズミの名前がセバスチャンって、中つ国っぽくないですよね・・・

そしてゴラム! ビルボとのなぞなぞの場面、緊迫の名場面でした!
後でプログラム読んだら、モーションキャプチャーの進歩で、セットでマーティン・フリーマンとアンディ・サーキスがそのまま演技して、後からCGに差し替えることができるようになったのだとか。
おかげでリアルな演技になっていましたね。
そして、ゴラムの二重人格が結構はっきり描かれていて、スメアゴルは遊びたがっているのがかわいいというか、かわいそうでしたね・・・後でビルボが哀れみを感じる場面にも通じていたと思います。
この静かな場面がこんな名場面になるとは・・・色んな意味で脱帽でした。

トロルはちゃんと喋りましたが、鷲はしゃべりませんでしたねー。
そう言えば、サントラ聴いていて「自然のテーマ」が出てきて、ああ鷲たちが来るところなんだろうな、でもまさか蛾は出ないだろうな・・・と思ったら本当に蛾が出てきて、ここも一人で噴きそうになってしまったのでした・・・

終盤の、ビルボがトーリンを助けに行くあたりは、盛り上げようというオリジナルの展開ですが、ちょっとやりすぎかな・・・と1回目を観た時点では思いました。この後また印象変わったのですが。
やりすぎと言えば、サントラで「一行の離散」とか「王の帰還」のフレーズが出てきたのも、ちょっと大判振る舞い過ぎな気がしましたね・・・

字幕は大丈夫らしいと聞いてましたが、本当にちゃんとしてました。予告と全然違ってよかったー。
エンドロール観たら、なんだ監修が吹き替え版と同じメンバーではないですかー。もうLotRの時も最初からこうしてれば良かったのに。
でも、LotRの時の騒動があってこその今回の字幕なんですよね。あの騒動のおかげで吹き替えの楽しさも知ったわけだし、無駄ではなかったんだなあ、なんて思いました。

あ、IMAX 3D HFRで観ましたが、確かにきれいかな・・・と思いましたが、特に3Dでなくてもいいかなというのが私の感想でした。
ただし、私は後ろの方で観てしまったのですが、IMAX 3Dは前の方で観たほうがいいという話をあとで聞いたので、次は前の方で観ようと心に決めたのでした。
あと、HFRに映像が追いつかないのか、ぼやけるところが結構ありましたね・・・2Dだとどうなのかがむしろ観てみたいです。(まだIMAX 3D HFRしか見ていない・・・)

というわけで、おおまかなくせに長い1回目の感想でした。
近日中に2回目、3回目の感想も書く予定です。
ブログでは書ききれないこともあるので、サイトの方も更新できたらな・・・と思いますが、さてどうなりますやら。

ホビットサントラCD感想&場面予想

2012年12月13日 | 指輪物語&トールキン
指輪サイトにホビットサントラCD感想をupしました。なんとか公開前日に間に合った・・・
いや、公開前に間に合わせる意味って、自分が意地になってただけですが(汗)なんとしても映画見る前に場面予想をしておきたいという・・・
自主的に初日を遅らせるという手もありましたが、やっぱり初日に見たかったんですね(汗)
とても間に合わないと思われましたが、なんとか間に合いました。急いでいて読み返してないので、体裁もめちゃくちゃだしで、とんでもない間違いもあるかもしれませんが、今は直している暇がない・・・(汗)

そもそもなんでこんなことをしているかというと、LotRの時に日本だけ公開が3ヶ月遅れた副産物で、サントラだけ先に聴いてると場面予想ができて面白い、ということに気がついたからなんですね。
映画を観る前にしかできない、一度きりのチャンスなので、どうしてもこの楽しみを味わいたかったのです・・・
今回はサントラ発売が公開3日前・・・絶対無理かと思われたんですが、なんだかんだと試聴サイトがあちこちにあって、しかも全曲聴ける太っ腹なものまであったので、なんとか間に合わせられました。3日前だったら絶対無理だった・・・
しかし、やっぱり1ヶ月前にはサントラ聴けないとこれやるの無理だなあ。2作目以降果たして発売日は少しは早くなるでしょうか。今回みたいに試聴が色々出てくれるといいんだけど。

とまあ公開前にやることはやったので、後は本編を観るだけです!