ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ホビットキャストのライブチャットを見て思ったこと

2013年03月13日 | 指輪物語&トールキン
最近、マーティン・フリーマンやリチャード・アーミティッジ、アンディ・サーキス、ジェイムス・ネスビットらのツイッターでのライブチャットが行われてましたね。昨年12月にはサー・イアン・マッケランも2日に渡ってツイッターでファンの質問に答えてくれてました。
ツイートの日本語訳や原文ログへのリンクははなれ山通信さんなどを参照ください。マーティン・フリーマン編 サー・イアン・マッケラン編1日目 2日目

このライブチャットを読んでいて、面白いな、と思ったのですが、マーティン・フリーマンは中つ国の種族で自分が近いのはエルフだと言っているし、行ってみたい場所は裂け谷なんだそうで。
マーティンは見るからにホビットそのもの・・・と思ってましたが、意外にエルフに惹かれるものがあるらしいと知って、面白いな、と思ったんです。なんだかビルボそのものだなあって。
ビルボはある意味ホビットそのものを体現してもいるけれど、中身はエルフの心を持っているホビットなんだなあと、マーティン・フリーマンの答えを見ながら気付かされた気がしました。
マーティンはビルボにぴったり、とキャスティングの噂が出た当初から思っていましたが、私が思っていたのはかなり表面的な部分でした。それが思いがけず内面もビルボに近いものがある人だったのか、というのが、意外だったし嬉しかったですね。
マーティン・ビルボの役作りは完璧だなあと思ってましたが、そんな内面的な部分でもビルボに近かったのなら、なんだか納得です。
ビルボが裂け谷を初めて眺める場面(「裂け谷」って言うところ)での表情がとても好きなのですが(早くDVDでもう一度観たいです・・・!)、あの表情ができるのにも納得、と思いました。(実際は裂け谷観てたわけではないはずですけど(汗))

そして、サー・イアン・マッケランの方ですが、こちらは住みたい場所について躊躇なくホビット村を挙げてます。このライブチャット当時は当たり前のように思ってましたが(私自身住むなら絶対ホビット庄、なのでそれが普通に思ってたので)、マーティン・フリーマンが裂け谷と答えた後で思うと、なんだかすごくガンダルフらしいなあと。
ガンダルフはエルフと馴染みが深くて、エルフの国の方が住みやすいだろうと思うのに、ホビット庄が好きなんだよなあ・・・ということに改めて気付かされた気がしました。
いなくて寂しいLotRのキャストについてはホビット4人とか言ってるし。もうどんだけホビット好きなの、というあたりが、ますますガンダルフだなあと(笑)
そもそも「ホビット」も「指輪」も、ガンダルフがホビット好きすぎなあまりに始まった物語と言っても過言ではない、と私は思うのですが(笑)ガンダルフがはなれ山遠征にビルボを選んだことが全ての始まりだったんですよね。ガンダルフがいなかったらホビットがこの物語に巻き込まれることはなかったと。
「終わらざりし物語」の「エレボールへの遠征」を読んだ時は、ガンダルフがビルボを選んだ理由がほぼ勢いだったと知って愕然としたものですが・・・(笑)
今回のホビット映画でも、奥方に「なぜホビットなのです」と聞かれて、「勇気をくれるから」とか言ってますが、一見感動的だけど、そんな理由で危険な旅に連れてきたのか! とも思いますが・・・(汗)でもこの映画オリジナルの場面、ガンダルフがホビットを選んだ理由を上手く解釈してるなあ、と思います。
そんな訳で、サー・イアン・マッケランがホビット村が好き、というのが、ガンダルフそのもののようで嬉しいなあ、と思うのです。

マーティン・フリーマンもサー・イアン・マッケランも、たまたま役柄にぴったりの感じ方をする人たちだったでしょうか。それとも役を演じるうちにキャラクターに影響を受ける部分があってのことなのでしょうか。
どちらもあるんじゃないかなと思いますが、個人的には後者であって欲しいかな、という気がします。

あと、リチャード・アーミティッジさんのツイートを見ていて、トーリンについて「狂気」とかそういった類の言葉が何度か出てきてました。
やっぱりトーリンはある種の狂気というか、妄執に捉われているのかな。となると、例の終盤のサントラ、ナズグルのテーマを敢えて使ったということもあるのかな、という気もしてきました・・・あそこはとりあえず新しく録音しているのは間違いないはずだし。
でもやっぱり、時間があったらトーリンの狂気のテーマとか作ったような気もするかなあ・・・
ちなみにリチャードさんはどうやらトーリンとは全く違うキャラクターのようですね。(笑・というか本当にあんな人いたらちょっと怖い・・・)
ドワーリンのグレアム・マクタビッシュさんもかなり優しくてドワーリンと印象違うし、ドワーフは本人そのもの、ってキャストはあまりないかなあ・・・やっぱりドワーフはホビットと比べて人間とはちょっと違うんだなあ、と思ったりしました。
でも、俳優さんの素顔と役柄にギャップがあるのもいいですよね。演技力によってトーリンなりドワーリンなりというキャラクターが作られているのだと思うと、それもまたいいなあと思います。
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