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函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

再稼働一番乗りを狙う各社

2014年03月11日 07時12分35秒 | 暮らし
東日本大震災から今日でちょうど3年・・・。
復興の掛け声だけは威勢がいいが、復興の速度が遅い。
そのような被災地を尻目に、原子力規制委員会は張り切る。

昨年7月、原発の基準施行直後に申請した6原発は・・・。
優先して規制基準への適合審査を進める原発を決めるらしい。
選ばれるのは1~2か所の見通しだとか。

選ばれれば、最も早く再稼働する可能性が高いという。
その背景は、経常赤字を出した電力各社が収支改善に燃えるため。
是が非でも、再稼働の一番乗りを目指したいところだとか。

問題なのが、原発敷地で最大級の地震の揺れを想定した・・・。
基準地震動とかいうやつで、要は施設や機器の耐震設計のもとになる。
しかし、どこも定まっておらず、最も早く定まった原発が選ばれる。
そんな見通しで、危ない原発を急いで動かしたいらしい。

そして選ばれる可能性が高いのは、こんなところとか。
福井県下の関西電力大飯、高浜、佐賀県下の九州電力玄海。
鹿児島県下の川内、愛媛県下の四国電力伊方。
そして、北海道電力泊の6原発・・・。

大飯、高浜は、敷地周辺の3つの活断層が連動する可能性。
そんな危険があるが、その指摘を関西電力が受け入れて・・・。
基準地震動が定まりつつあるのだとか。

玄海は、震源を特定しない地震の揺れの想定の検討に熱い。
川内は、火山の影響の説明も求められている・・・。

伊方は国内有数の活断層「中央構造線」の影響が課題。
しかし四国電力の説明を、既成委員会も大筋で認めつつあるとか。

また、北海道電力の泊は敷地の地下構造の評価に課題。
施設の安全性では、3号機の緊急時冷却装置。
その配管の問題点を指摘されて、追加工事が必要・・・。

福島原発事故の収束も覚束ないのに、原発再稼働を急ぐ政治劇場。
自治体も景気や経済優先で、再稼働への期待を高める絵。

電力会社は、「一番」とそれ以外の差が大きいらしく・・・。
電力需要が高まる夏に原発を動かせるかどうか、という。
要は、利潤追求に熱い景色である・・・。

地震王国の美しい国は、原発の安全神話が崩壊。
それなのに、そんなに急いでどこへ行く?
原発事故のポスト福島を目指すのだろうか?

原発再稼働ならぬ、原発再事故の一番乗りじゃ絵になるまい・・・。

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