ほっじすの週休2日制ブログ

通称『ほっじす』の日記&コラムです。時事ネタや「越谷グレイツ」内での話題を中心に投稿します。土日祝は野球の為、休載です!

がんばれデパート

2009-01-20 | ささやき
1月20日(火)くもり

今日、全国百貨店の売上高が初めてコンビニより下回ったというニュースを聞いた。

幼い頃は「デパートに行く」って、もの凄い憧れのキーワードで、更に最上階のレストランで食事をするなんて、もうテンション上がりまくったもんだけどね。

そんな場面は今ではサザエさんで見るぐらいか。


お店も人々のライフスタイルも多様化した現在、「デパート」がお出掛けして行くような場所ではなくなってしまったんだろう。

これも時代だろうねぇ・・・


実はほっじすの20代もこの「デパートと共にあった」と言っても過言ではない。

仕事で毎日のように出入りしていた。

百貨店は12年連続で売上げを落としているらしいが、ほっじすはまさに落ち始める瞬間に現場にいたことになる。

当時、ほっじすは問屋だったんだけど、20代の営業でも「百貨店はダメになっていくだろうな」って予測できた。

その理由は簡単に言うと、ほとんどの百貨店が「責任」を放棄してしまったからだと思っている。


バブル崩壊直後、とにかく高級品志向だった百貨店の売上げは急降下する。

この時、百貨店はまず商品の下代(仕入れ価格)を納入業者に下げさせた。

次に「買取返品」「委託」「消化」と呼ばれる取引形態を横行させる。

「買取返品」とは買い取ったハズの商品を「売れない」という理由で業者に返品すること。

「委託」「消化」は納入業者が場所借りをするような方法で、売れた商品の何割かを百貨店側が受け取る。

これらは百貨店側はほとんど痛まない取引方法。

完全に買取るとなると在庫を残すこともあるが、これならそのリスクは無い。

でもそれは自分たちで売る商品に責任を持たなくなるってことなんだよね。

「売れなきゃ返せばいいや」みたいな。

全部の売り場がそうだったワケではないんだけど、ファッション関係はこの傾向がかなり強かったな。


残念ながら斜陽産業になってしまったのは、そんな体質も少なからず影響してるだと思う。

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