ほっじすの週休2日制ブログ

通称『ほっじす』の日記&コラムです。時事ネタや「越谷グレイツ」内での話題を中心に投稿します。土日祝は野球の為、休載です!

教頭先生

2014-03-12 | ささやき
3月12日(水)#2357


卒業シーズンだ。

去年は、仔1号が小学校を卒業したので、入学からのことを思い、感慨深いものがあった。

今年は、仔たちは送り出す側だけだから、卒業特有のバタバタした感じはない。

しかし再来年の今頃は、仔1号が中学校を卒業するんだなぁと思うと、これまた感慨深くなる。

その次の年には、仔2号が小学校を卒業するので、これは考えただけでも、もの凄く感慨深くなるよなぁ


ほっじす、卒業シーズンになると必ず思い出す人がいる。

前にもこのブログにエピソードを書いたこと、あるかな?

小学校の時の教頭先生。

今もお元気なのかなぁ


ほっじすは、小6の頃、いつも4人組でつるんでいて、イタズラばっかりしていた。

冗談抜きで、毎日の様に担任から職員室に呼び出されていた。

そんな常連さんだったので、こっちが知らない先生からも「またお前たちか」とあちこちで怒られる。

今思えば、イタズラはかわいいものだったんだけど、多分、担任教師の言う事を聞かない、というのが説教される原因だったのだろう。

子どもながらに、先生=大人たちからの冷たい目線はビンビン感じていた


ある日、校舎の屋上に通じる階段で、4人のうちほっじす含む3人で遊んでいた。

そこの踊り場には、大人の背丈ほどある針金入りの大きな1枚ガラスがあったんだけど、ふざけて遊んでいる最中にそのガラスを割ってしまった。

針金が入ってたので、バリンと割れて飛び散るようなことはなかったのだが、完全に割れてしまって「大変なことをしてしまった」と3人で青ざめた

このまま知らんぷりで逃げちゃおうと、きっと他の2人も考えていた。

でも、3人で話し合った結果、正直に言おうということになり、怒られて弁償になることを覚悟した。

「親になんて言おう…」と絶望的な気分だった。

今考えてみても、あのガラスを交換したらン十万円するんじゃないかな。

そして職員室に行き、そばにいた先生に言うと、その先生が教頭先生に報告した。

教頭先生が「どこだ?」と出てきた。

現場を案内する。

「うわぁ~、こりゃ大変だぁ

教頭先生も驚くぐらいの割れ方。

うなだれるほっじすたち3人。

「誰が割ったんだ?」と聞かれると、直接ガラスにぶつかったT君が「ふざけてて、ボクがぶつかったら割れちゃいました」と半べそで言った。

あぁ、もう弁償だ。うちにそんなお金あるのかなぁ。

あっちからもこっちからも怒られる。そんな恐怖感も襲ってきた。

しばらくガラスを見ていた教頭先生がこっちを向いたので怒られるんだな、と思っていたら…

「こんなところから落ちたら死んじゃってたぞー、落ちなくてよかった…」

本当に安堵の表情、口調で言った。

「ケガしてないか?よかったとにかくみんな無事でよかった。正直に言ってくれたし、ケガがなくて良かったから、もういいよ。その代わり、危ないからもうここで遊ぶのはやめるって約束しなさい」

小学生、現実的に「弁償とかなるんですか?」と反省してんだかしてないんだかの質問。

「約束したからもういい。先生がなんとかするから」


こんなに優しくて、子どもたち(僕たち)の無事を一番願ってくれている先生がいるんだ、と思った。

教頭先生の、あの時の「よかった」の安堵の表情が今も忘れられない。

ほっじすたちが卒業してすぐに転任してしまったと聞いた。

卒業式の日、一言、お礼を言っておけばよかった。

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