昨年11月。
まるで「そうしなさい」と誰かに言われているように、時を感じたことを記憶しています。
その日の自分の気持ちを忘れないようにしたい、そう思った私は新しい年の手帳を買いに行きました。
そしてたまたま行ったお店で、たまたま手にした手帳は、偶然にも11月始まりの手帳でした。
珍しいことに11月始まりの手帳。
そんな不思議なことが、常に周囲に存在します。
何も考えなければ、ただの日常なのかもしれません。
でも、小さな出来事を、ただ無為にやり過ごすのではなく、どうして今なのだろう・なぜこう進むのだろうとちょっと考えてみると、いろんなことが繋がっていたり、誰かが気付かないうちに助けてくれていたり、原因が分かったり、そして何よりも自分の力だと思っていたことが大きな流れの中で大きな力によってなされていたりするということに気付くことができたりするのです。
他力本願という言葉がありますが、これは誰かを頼ったり誰かのせいにしたりするという意味ではなく、自分以外の他の大きな力によって全てのことは、成されているという意味なのです。
素直な気持ちでその流れに身を任せれば、進むべき道は必ず目の前に開かれていくと考えています。
そういう意味で、時を信じていろんな目の前の苦しいことを一つ一つクリアーにしてゆきたいと思う今日この頃です。
現在、入院で利用休止になる人が多く、制度改正による減算と合わせて、貧しさに更に拍車がかかっている状態。なんでこんなに重なるのかと思う毎日ですが、おそらく大きな力は、「その時」を準備してくれているのでしょう。
この時だからこそ、今しかできないことを今だからできることを「しっかりしなさい」と言ってくれているように思います。
なので、くじけずに頑張っていきたいと思うワタクシです。
また台風が来ているようですが、今夜は綺麗な上弦の月夜です。
暑かった一日。
クーラーと扇風機をフル活用した部屋で、今日もばあさんたちは元気にわがまま放題。
風呂の中でウトウトする人や、ソファーからずり落ちそうになって気持ちよさそうに眠る人や、子どもと一緒に蝉捕りする人とか・・・いろんな人が生きていました。
他力によって与えられた「時」を自分のものとして、今ある「時」を生きていきたいと思います。