弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

市民参加は 二の足踏むが 被害者参加は 一足か

2008年02月15日 20時10分47秒 | 未分類
「失敗したらどうするのか」という悪しき「事なかれ主義」が、裁判員制度のスタートに二の足を踏ませている、というのが私の持論である。
しかし、それだけでは説明が付かない現象があることに気付いた。
私が任官した5年前には考えられなかった内容の、刑事裁判への被害者参加が次々に実行に移されることになり、さらに少年審判にまで広げられようとしていることである。
試行もないまま、一足先に、一足飛びで。
この違いは、どこから生じてきているのだろうか。