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弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

ナントカ検定も 検定要す? 問題の質も 大問題!

2008年02月19日 21時13分14秒 | 未分類
ちょうど、第1回「小江戸川越検定(3級)」の翌日に、下記のような興味深い記事が目についた。確かに気をつけないと、かつての「資格商法」のように「検定商法」なんていう悪徳商法も生まれるかも知れない。今晩のNHK「ニュースウオッチ9」でも、その観点から取り上げていた。
「1回だけで打ち切られた」というのは、実は「東京シティガイド検定」にも当てはまる。私は平成15年の第1回の「初級」に合格したが、結局、その上級は実施されず、「初級合格証」は単なる「合格証」に差し替えられて終わってしまった。
「小江戸川越検定」は、そんなことにならないよう、来年以降の2級と1級の実施に期待したい。私もぜひ受験したいと思っている。

(18日の朝日朝刊トップ記事から抜粋)
 「ご当地検定」ブームなどで増え続ける検定試験について、文部科学省は、試験の質を評価するためのガイドライン(指針)を作る方針を決めた。実際の評価は、ガイドラインをもとに民間機関がおこなう。中央教育審議会(文科相の諮問機関)が19日に出す答申にも盛り込まれる。
 現在行われている検定は2000とも3000とも言われる。年間の受験者が十万~百万単位の英検や秘書検定などがある一方、03年に始まった「東京シティガイド検定」などが先駆けとされる各地の歴史や文化の知識を問う「ご当地検定」や、特定のテーマのうんちくを問うような検定も増えている。ご当地検定は、日本商工会議所が「各地の商議所が実施中または実施予定」として紹介している分だけでも現在62にのぼり、NPOや個人が実施する検定も含めれば、さらに多くあるものとみられる。
 文科省には、「受験料を払ったが試験が行われなかった」「1回だけで打ち切られた」「簡単過ぎて主催者が営利目的でやっているとしか思えない」といった情報も寄せられている。