きまぐれ発言

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韓国旅客船沈没・船長等は生存

2014-04-18 10:26:48 | Weblog
韓国旅客船沈没・船長等は生存      (2014-04.18.)

沈没の原因が、何であったのか、今朝の報道に寄れば、座礁が原因、もう一つは船を急旋回させた事などが問題となって居る。此れまでの調べでは、事故直前にセウォル号が急激に進路変更し、船内貨物室のコンテナなどが船体の一方に片寄って船体のバランスが崩れた可能性が有力な原因と言われている。

また、転覆船は、かつては日本運輸で使って居た物で、鹿児島や沖縄を結ぶ国内定期船で、日本では、運行に支障が出る様な事故はなく、仲介業者を通じて24年10月に韓国に売却されたものである。其れから約半年の整備期間の間に改造され、昨年3月から就航している。

改造箇所は、先ず定員を804人から921人に定員増加した事、客室も細分化から大部屋に改造した事、総トン数も800トンも増加している、従って、船体のバランスが不安定になって居た可能性があったようだ。

韓国の聯合ニュース日本語版で17日、「旅客船は針路を変更する際に急激な方向転換したことが事故原因の可能性が高い」と報じている。済州島に向かう船舶が針路を変更する「変針点」で船首の向きを急激に変えたため積載貨物が一方に片寄り、バランスを崩して傾いた可能性がある。との韓国海洋警察関係者の見立てを紹介している。

乗客が「ドン」という音を聞き、座礁する直前までジグザグ航行していたと言う証言も踏まえ、「衝撃音は急な進路変更で片寄った貨物が船体にぶつかった音と考えられる」としている。

韓国政府は17日午前9時30分現在179人を救助したが、7人の死亡を確認、289名が依然行方不明のままだ。韓国メディアによると船長以下1等航海士や機関士ら約30人が乗船していたが、船内放送で避難誘導をして逃げ遅れた女性乗員を除き、救助されている。

船長は、最初の遭難信号から約40分後の16日午前9時半ごろ甲板に出て、其の20分後、機関士や操舵手ら乗員6人と共に最初に救助された一群にいた。韓国の船員法では船舶の危険が切迫した場合、船長は人命の救助に必要な措置を取ることが義務付けられている。

船員を養成している独立行政法人「海技教育機構」(静岡市)の担当者は「船員にとって乗客の安全確保は最も重要なのに、此れでは職務放棄と取られかねない」とし、船員らの対応が犠牲者の拡大を招く可能性を示唆、更に、航空写真に救命いかだが写って居ない事にも着目。「旅客船に備え付けられているいかだが、海上に下ろされて居ないのは問題。本来なら救える命も救えなくなる」とはなす。
(えびなたろう)