きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

脱法ドラッグの乱用者拡大

2014-04-15 11:58:16 | Weblog
脱法ドラッグの乱用者拡大      (2014-04.15.)

日本で「脱法ドラッグ」とは、吸引や経口等で摂取し、中枢神経に作用し酩酊・多幸感・幻覚などの向精神作用をもたらす薬物で、法令・条例・省令等によって、所持、摂取、売買の禁止対象となって居ない薬物の事をさす。日本に於いて、脱法ドラッグが登場し始めたのは1990年代後半で、2000年頃からインターネットの普及に伴い乱用が広がった。

今朝の新聞によれば、幻覚・妄想など精神障害を発症したのは、脱法ドラッグが45.2%と最も多く、今迄の覚せい剤34,1%を上回っている。薬物乱用者は脱法ドラッグの平均年齢27.9歳が最も若く、男性の比率が90.5%と最多だった。学歴も高い人が多く、普通の若い男性が好奇心から始め、依存症に陥るケースが多い傾向にある。取締りの担当者の弁では、「規制を逃れる為に化学構造を一部かえ『新種』を流通する構図は変わらない」と指摘している。

最初は、好奇心が先行して、手を出したが、「ゆったりした気分になれるのが、」やめられず、しかも、法律の取り締まりがないから、捕まらない事に“深みへ、深みへ”と入っていってしまった。と言う人が多いようだ。

依存症の病院センターによると、11年に初めて入院した人が1人、12年度は19人に増え、13年度は、36人と覚せい剤の28人を上回る勢いでトップになっている。

当の病院の副院長は「脱法ドラッグによる健康被害は、急激に広がって居る様だ、何か対策をしないと拡大は喰いとめられない」と警告している。

好奇心で始めた脱法ドラッグは、麻薬と同じで、深みにはまると、なかなか抜けきれない、若い働き盛りが、職も家族も犠牲にして、立ち上がれない状態は、将に悲劇である。
行政は無論、教育の場においても、早くから、止める努力が必要ではないでしょうか。
(えびなたろう)