きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「責任野党」とは!

2014-01-28 11:20:43 | Weblog
「責任野党」とは!      (2014-01.28.)

「責任野党」と言う言葉が盛んに使われている。その一方で、「政権の基本姿勢として、内閣の法案に賛成頂ける野党と、しっかり政策協議を行う」と菅義偉官房長官は27日の記者会見で述べ、集団的自衛権についても野党との協議を歓迎する姿勢をしめした。

一方、公明党は「数の横暴」の批判をさけるため「幅広い合意形成への努力」を山口那津男代表がわざわざ示して居る。

この様に各党間の動きに微妙な動きが感じられるのは、一つには「集団的自衛権の問題」が如何に各方面からの討議が必要かが言われている事ではあるが。一方において、野党である「みんなの党」の渡辺代表が、「飲める政策は協力する」と早々と協力する姿勢を示した、そして「責任野党」と言う言葉を使って、「のめる政策であれば、協力を惜しまない考えだ」としたのである。

「結いの党」との分裂劇で党勢が低迷する中、第1次安倍政権では行政改革担当相を務めた個人的パイプを生かした行動であると思うが、早速公明党の漆原国対委員長から「わが党を頭越しに野党と政策協議を進める事は、順序が違う、自公が一致しづらい課題だ」と抗議が入ったのである。

民主党の海江田万里代表は「内閣の政策に賛成する党が責任野党と言うのは違う」と反発している。また、結の党の江田憲司氏は、民主党の細野豪志前幹事長と、維新の松野氏等と共に野党再編に向けた勉強会を開き「首相は政策ごとに責任野党と連携すると言ったが、我々は政権に政策を突きつけて行く」と独自色を重視する考えをしめしている。

「集団的自衛権」と言うのは、単なる賛成・反対で片付けられる問題ではなく色んなケースを想定した場合を討議しなければ成りません。それだけに時間を懸けて討論し、国としての考え方を作り出す作業が必要です。
(えびなたろう)