きまぐれ発言

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ダボス会議で首相の基調演説

2014-01-23 12:19:04 | Weblog
ダボス会議で首相の基調演説      (2014-01.23.)

安倍総理はスイスのダボス、“世界経済フォーラム(WEF)”年次総会の基調講演で、「不可能を可能にした」と「アベノミックス」による改革姿勢をアピールする演説をおこなった。

基調演説を前に首相は記者団に、「ダボス会議は各国首脳や経営者ら2000人以上が一堂に会し、日本市場の魅力を訴えるのに絶好の場である」との意気込みを示して居た。

講演は全て英語で行い、日本企業が、長く続いたデフレから抜け出ようとしていることから、春には賃上げを行い、其れに伴い消費も伸びる。財政健全化も軌道に乗りつつあり6年後には東京五輪が来ることも人々の心を明るくしている。更に昨年終盤に電力市場を完全自由化し、医療を産業として育て、コメの減反を廃止する。国家戦略特区が動き出す。環太平洋パートナーシップ(TPP)は経済政策の主柱だ。

更には法人税を4月から2.4%に引き下げ企業のキャッシュを設備投資、研究開発、賃金引上げ、等に振り向けさせる異次元の税制措置を断行し、更なる法人税改革に着手する。そして、未だ活用されて居ない資源の最たるものが女性の力だ。2020年までには指導的地位に3割を女性にする様にしたい。と宣言した。

日本は、世界平和に対しこれまで以上に貢献する国にしたい。アジアは世界の成長センターで、繁栄の基礎となるのは人や物の自由な往来だ。国際公共財を安全で平和な物として守り抜く唯一の手段は、法による秩序を揺るぎない物とする事だ。

必要なのは緊張ではなく信頼、武力や威嚇でなく対話と法の支配だ。軍事予算を徹底的に透明にし、検証可能な形で公表すべきだ。
「アベノミックス」で、活力ある日本を作り出し、地域と世界に平和と繁栄をもたらしたい。
と講演をしている。

この演説には全く同感で、特に重要なのは、〝武力や威嚇ではなく、対話と法の支配だ”と言うところだ。アジアに於ける中国や韓国の宣伝は、「日本の軍国主義問題で、安倍政権を右傾化」と宣伝している。彼らこそ、軍事優先を掲げ、近隣諸国に脅威を与えている、“脅しの外交”だ。

安倍総理の基調講演で、日本の「平和主義国家」であることを世界に明確に示した事は、素晴らしい事であると思う。
(えびなたろう)