きまぐれ発言

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細川護煕元首相が都知事選に立候補

2014-01-11 11:39:14 | Weblog
細川護煕元首相が都知事選に立候補     (2014-01.11.)

旧熊本藩主細川家と五摂家筆頭近衛家の血筋を引く華麗さを背景に持つ細川護煕元首相が東京都知事選挙に立候補するニュースが急浮上している。

歴史的に有名な名士が必ずしも都知事にふさわしい人材であるとは思わないが、名士で有るがためにそれなりに有能な人材を抱え、成功した事例は幾つかある事も事実だ。

細川氏は参議院議員を2期務め、大蔵政務次官などを歴任。58年には熊本県知事になり2期8年務め「日本一づくり運動」など斬新な政策で全国的に“ニューリーダー”としての知名度を高めた事はその成功例の一つである。

その後、平成4年、新党の結成構想を発表。「私がソロを弾き始めた。次第にそれが大きなオーケストラになる」と、新党結成宣言でこう語った細川氏らは、5年7月の衆議院選で自民党を過半数割れに追い込み、8党・会派による非自民連立政権を誕生させた。(社会党、新生党、公明党、日本新党などの統一候補として推された細川氏は8月に79代の首相となったのである。当時の世論調査では、内閣時事率は83.4%で圧倒的な支持率を勝ち得て居たのである。

だが、政権の実態は新生党の小沢一郎代表幹事が握り、細川氏が6月2日に発表した税率7%の「国民福祉税」構想も小沢氏の主導とされ、税率の根拠を「腰だめの数字」としか説明出来ず、翌日には撤回せざるをえなかった。

このころから、細川氏は側近の人材に恵まれず、逆に小沢と言う悪魔に付かれた状態では「オーケストラも不協和音続き」で、仕方なく内閣は辞任し、また衆議院をも、“定年”を理由に、辞任したのである。

だから、今回の都知事選でも、彼の周りの人材を含めて、都知事にふさわしいかを良く見極めが肝心だと思う。表向きには「脱原発」を掲げているから、小泉元総理と連携を模索して居る様だが、そうなれば、自民党の協力は得られないであろうと思われる。難しい選択だ。
(えびなたろう)