きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

脱原発問題は自民党内、「波乱の核」

2014-01-19 20:22:56 | Weblog
脱原発問題は自民党内、「波乱の核」    (2014-01.19.)

安倍総理の師匠とも言うべき小泉純一郎氏が細川支持に廻って、本格的に応援する事にきまった。
安倍総理は、小泉の息子(小泉進次郎)を復興政務官に起用したのも“人質作戦”で「官邸が一番警戒したのは親父譲りの発信力を持つ進次郎が小泉総理と一緒になって脱原発のムーブメントを起こす事を警戒したからである。

もともと、進次郎は原発推進に懐疑的で、自民党政権が間違った「安全神話をもとに原発を推進してきた責任を質して謝罪までさせられている。そこで官邸は進次郎を復興担当政務官に登用して政府方針に逆らえない様にしたのである。」

だが、この目論見は上手く行かず、政務官就任後、進次郎氏は、父親の問題提起に付いて「このままなし崩し的に(原発再稼働に)いって本当にいいのかと、国民はじわじわ感じているのではないか。自民党にとって議論するチャンスだ。党が変わる切欠になる」と同調したのである。

進次郎に近い自民党議員は、小泉元首相の反発姿勢の切欠を作ったのは“親心”からだと、語る。「震災発生直後から、進次郎は被災地に行って救援活動に取り組んできた。小泉元総理が原発問題に関心をもったのは息子から現地の話を聞かされたからです。しかし、当選2回の進次郎は政権にモノを言える立場では無いし、政治を動かす力もない。親父さんは自ら脱原発を問題提起する事で、進次郎や若い世代が動きやすい状況を作りたいという親心で動いて居る。」

この様に今や、自民党内にも若手議員の間で、脱原発の声が多くなり特に、「エネルギー政策勉強会」メンバーの秋本真利代議士が国会質問で茂木敏充・経産相に核燃料サイクルからの撤退を迫り質問の機会をあたえられなくなった。「小泉元総理は正しい事を言っている。原発の廃棄物処理の問題をどうにかしなければならないし、福島原発も早くコントロールして貰いたい。小泉さんを利用しようという気は全くありませんが、元総理から、一緒に勉強しようと言うアプローチがあればご指導賜りたいと思います」と言っている。

今回、東京都知事選挙を切欠に選挙の結果がどちらに転んでも「脱原発」論議は大きな波乱を含んでいる。

何れは、この問題に、日本としても早晩答えを出さねばならない問題である。一番気が気でないのが安倍総理であると思うが、さて、どの様に成りますか、・・・・・・
(えびなたろう)