北朝鮮の核実験

北朝鮮の核実験　　　　　　　　　　(2013-02.13.)

北朝鮮が核実験をやると言って居た事に、周りの各国は自制を求める発言が多く、特に、北に対していつも好意的な中国も、核実験には正面から反対していた。

其のため一時は中止するのではないかと、思っていたが、昨日（12日午前11時57分：日本時間）に核実験を行った。3度目の核実験である。

中国外務省は、予てから「東北アジアの平和と安定を維持する立場から反対を表明していた」従って、北朝鮮の大使を呼んで、「北朝鮮の核実験に断固反対する」と言う胸の抗議を行っている。
また、米国のオバマ大統領は「北朝鮮の3度目の核実験は深刻な挑発行為」と規定し厳しく批判している。

国連の藩基文（ばんきぶん）国連事務総長は「北朝鮮は挑発的な行動をやめるべきだと言う国際社会の声を無視した」と非難し、「国連安保理違反」であることを伝えている。

日本政府も安倍総理は、「国際社会と協力し、日本独自の制裁を含むあらゆる手段を動員して対応する」と述べている。

ロシアのラブロフ外相は「北朝鮮は直ちに核兵器の開発を放棄し、6カ国協議に復帰するべきだ」と述べている。

北朝鮮は世界の中でも小国で、国民生活に於いては、食料・医療・経済・その他、後進国なみの苦しい生活の中で、唯一、軍事力だけが、核を持って、力を誇示している。
そして、其れだけが、国を守る唯一の安全だと思い、国際社会にその力を誇示しいているのである。

今朝の朝日新聞の最初の1行に「こんな愚かな行為を、何時まで繰り返すのか」と、述べている、全くその通りで、「子供の火遊び」みたいなものだが、扱う物が、“核”と言う危険物だけに周りは自制を促しているのだ。

誰も、北朝鮮を攻めようとも思って居ないのだから、危ない火遊びだけは辞めた方が良いと
思って忠告しているのである。

北朝鮮が核をやめ、平和な民主主義の国になれば、周りの国はみんなで、援助するだろうが其の事が分からないのだろうか。困ったものだ。
（えびなたろう）