きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

海から未来をひらく 

2013-02-05 11:33:47 | Weblog
海から未来をひらく       (2013-02.05.)

海洋国でもある日本は、海から未来を開く意気込みを持って、進むことが使命とすることこそ必要ではないでしょうか。

日本は国土こそ狭いが、領海と排他的水域を合わせると約447万平方キロメートルと世界第6位の面積を有している。体積だと世界4位でそれだけ深い海に囲まれている。
そして、海洋研究開発機構の有人深海調査船「しんかい6500」や、海底を掘る、地球深部探査船「ちきゅう」などの活躍で此の所新しい発見も続いている。そして、更に海底資源を探す広域研究船の建造費に補正予算が114億円も盛り込まれている。

また、無人探査機では、1万1千メートル級の「かいこう」もあり、世界最深部のマリアナ海溝で大量のエビが見つかったのは、15年前でこのエビは植物繊維のセルローズを効率的にブドウ糖に変える酵素を持ち、バイオ燃料や、食料生産に使える可能性をが有ると言う。

地震で海底から噴き出した泥火山など厳しい環境で生きる生物は、熱に強かったり、有毒物質を使っていたり、その遺伝子は貴重な資源に成りうる。

東日本大震災の震源域では微生物が大増殖していた。これも、栄養が無くて長く冬眠状態だったが、岩盤が割れたとき水素が大量に出てメタンが出来「春を迎えたように活動しはじめたのでは、と考えられている。

岩石から生命体まで総合的にとらえる、「地球微生物学」と言う新しい分野に、欧米諸国は早くも力を注いでいる。それは、科学的に興味深い事にくわえ資源として利用の道が見込めるからである。

日本の未来も海洋資源国として地の利を生かし、こう言った可能性あふれる領域に挑んでほしいと思います。それが日本の未来を開く起爆に成る事は間違いない所である。
(えびなたろう)