きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

本日の党首討論会を聞いて 

2011-06-01 16:54:25 | Weblog
本日の党首討論会を聞いて       (2011.06.01)

3時から始まった党首討論会で、谷垣総裁は、兎も角菅総理に“やめろ”と言う事に終始し、災害に対する対応が遅いと言う事を唯一取り上げて追及した。

菅総理も、対応の遅れに付いては、夫々に色んな理由があって、思っているほど、進んでいないことは認めているが、一つの事をやるにしても、賛成と反対が拮抗し、地元の住民を納得させながらの進展であるから、有る面止むを得ない所を披歴していた。しかし、出来る限りのスピードで対応している事に理解をして頂きたいと低姿勢であった。

大災害を後ろに背負っての対応であるから、どんなにやっても、半分からは反対され、喜ばれる事はありません、せいぜい、我慢をお願いして、納得してもらう事だけが精いっぱいの事であると思う、その点野党は、責任の無い攻撃を次々と打ちまくっている。

公明党の、山口代表の発言も同様で、根底にある結論は、菅総理に「辞任しろ」を突きつけるだけの討論で、協力しようと言う話は、全く感じられない詰まらない党首討論であった。

今朝のツルネ・マルテイさんのメルマガには以下の様なことが掛かれている。

「大震災に対処するための多くの法律案が急ピッチで作られているが、それらを国会で成立させることは「ねじれ国会」の状況下で容易でない。特に政府案に対して、残念ながら野党が「党利党略」の反対のための反対を続けている。政府与党からみれば、野党には「菅降ろし」の方が法案処理よりも大切なように見える。

この様な状態であるから、本日内閣の「不信任案」が自民党から出される事はほぼ間違いないであろうと思う。
テレビでの解説では、「今この様な事を遣っている時か!!!」と言った声が聞かれるが、自民党は、今こそ党内混乱を起こしている、菅政権の弱点を付いて、辞任に追い込もうと言う算段の様だ。

「壊し屋の小沢」と言われる小沢氏も自民党時代から若くして幹事長にもなり、それなりに私も期待していた時もあったが、結局は「金と権力」だけが政治の世界であることを、見せ付けられただけで、彼の歩んだ道は、「政治の裏街道」だけである。
この場に及んで、天災復興に何の手を貸すこともなく、自分に降りかかっている、「政治と金」の疑惑についても、いまだに、国民に説明する事も無く、自分の思い通りにならないものは、すべてが、敵であると言う“思想”が、政治の世界で、通用する間は日本の政治は絶対に良くはならないでしょ。
(えびなたろう)