今回は、コメント欄でお馴染みの一年生さんにお勧めして頂いた本の紹介です。
最寄りの図書館は所蔵していないか、貸出中だったので、PCから予約を入れ、取り寄せて貰うことに。図書館から連絡が来るまでに一週間近くかかりましたが、昨夜、2冊読み終えたので、感想を書いてみようと思います。
中村天風さんは、哲学的アプローチで。
一方、
村上和雄さんは、サイエンス、つまり科学的アプローチで、
「心が持つ力とは何か?」
つまりは、ポジティブに~前向きに物事を捉えることで、人生において、どのような良い作用があるのか?
分かりやすい例を上げ、我々読者を導いてくれます。(…とはいえ、DNA等の説明は専門的で、読んではみても、すでに頭に残っていない事柄が多いですが…理系の方は逆に興味をそそられることでしょう!)
すでに分かっているよ~ 実践しているよ~ということを除き、今回、特に印象に残ったことを それぞれ、いくつか上げておきましょう👍
まずは、中村天風さんの著書から~
絶対的な積極 (88ページ)
英語でいえば、ポジティブに対し、ネガティブ、プラスとマイナスのように、積極という言葉の意味を 消極に相対したものと考えています…よね? はい、自分もそうです、中村天風さんは続けます~
「だから、時によると、積極的精神というのは、何か強気な気持ちという意味にとられて、がむしゃらに強がったり、強情はって頑張るということがそうなんだと思っている人が多くないですか?」
(5行目~7行目から抜粋)
中村さんが言わんとしていること。分かります。思春期を迎えた自分の疑問と一致するからです。当時は、タモリが「ネアカ」「ネクラ」という言葉を流行させました。 「根っこが明るい」「根が暗い」つまりは、明るいというのは授業中、教師の話を聞かず、どんちゃん騒ぎをし、反抗的なのが「ネアカ」 その逆に、教師の話を黙って聴きたいと思えば「ネクラ」 真面目なことは悪いこと、わざとズレなきゃいけない雰囲気が クラスの中にあり、居心地が悪いったら、ありゃしない 「金八先生」も当時、嫌いでした。 一部の不良のために教師がその他大勢の生徒を放置状態にし、何処かへ行ってしまう。 なんなんだ、これは? と思っていた小学生でした。 あれはドラマの世界かと思ったら、実際に自分が入学した中学で、あの現象が待っていました。
教室で騒げば 「ネアカ」 違うだろ! 本当に明るいというのは、心が健康な人のことを言うのよ! タモリなんか大嫌い!…という記述が当時の14歳の日記帳にあります。
現在は、ブラタモリの影響でタモリさん、好きですけどね。
勿論、自分が講師となり、教える立場になってみても、 「A子さんらしい、或いはB男さんらしい積極性」がある訳です。 元々お喋りな子もいれば、大人しい子もいる。お喋りなタイプは、私語が減って、レッスンで扱う事柄について質問が増えれば、積極的になったな、と思うし、大人しいタイプの生徒さんらしい目の輝きというか、レッスンへの参加の仕方がある訳です。 要するに、(≧∇≦)キャーキャータイプが積極的で、物静かでれば消極的と見なされがちですが、そうではない。その人なりの 積極性がある、変化に気付くのが教師(講師)の役割である!
さて。 個人的体験、意見は置いておき… 本題に戻ります~
「私が教える積極精神というのは、消極というものに相対した積極でなくして、『絶対的な積極』のことなんです。心がその対象なり相手というものに、けっしてとらわれていない状態、これが絶対的な気持ちというんです。」(89ページ2行~3行から抜粋)
そして、ここから先が特に大切だと思うのですが;
「心がその対象なり相手というものに、決してとらわれていない状態、… 何ものにもとらわれていない、心に雑念とか妄念とか、あるいは感情的ないろいろな恐れとか、そういうものが一切ない状態。 けっして張り合おうとか、対抗しようとか、打ち負かそうとか、負けまいといったような、そういう気持ちでない、もう一段高いところにある気持ち、境地、これが絶対的な積極なんですぜ」 (3行目~9行目から抜粋)
先週だったか、 嫉妬する人される人 著:谷沢永一
この著書の中にもありましたが、他人と 張り合ったり、対抗しようとしたり、負けまいという気持ちがある内は、仙人の領域には到達出来ないってことなんですよね。 「私なんかをライバル視しないで、もっと上を目指したら?」と、内心、思うことがよくありましたけど学生時代も、その後も… 自分の教え子には、「昨年、出来なかったことが今年はスラスラ出来るようになっている!」「先週は覚えられなかったことが、今は覚えてる!」みたいに、自分の中で成長を感じとって前へ進んで欲しいですし、 自分もまた、年齢を重ねると逆に出来ることが減っていくこともあるものの、楽器の演奏などは良いですね、昨年の今頃は 甥っ子の為に、やっと「Happy Birthday」を弾いていたのが、今は20曲以上のレパートリーが増えた!みたいに、 自分の中の進歩を喜べな良いかな、と。
絶対的な積極 良い言葉だ~👍
いくつか紹介、といいましたが、このテーマだけで、こんなに文字数を書いてしまった😨
なので、もう一つだけ。 中村さんの質問。
「あなたにとって、大切なものを1つだけ、持っていてよい、と言われたら、何を選びますか? 明日になったら、あなたは、自分で選んだものだけを持つことができるとしたら?」
自分にとって大切なもの… 20年前から迷わず 「ゆうちゃん」(甥っ子)なのですが、今回も、それしか浮かばなかった。 本には 「家」「お金」「宝石」色々と例が上げてありましたが。
先を読み進めると、 「翌日、たった一人を除き、誰もいなくなった」 とあります。 一体、どういうことなのか?
残った一人は、「いのち」と答えたのだそうです。 最も大切なもの、それは『命』 そりゃ、そうですよね。命が無ければ、この世から消える… じゃ、私は消えて、甥っ子は生き延びるのだなぁ~と思うと、苦笑してしまいましたが。
大切な『命』 自殺するなんて、以ての外、そもそも、ここに、この世に 存在していること、それ自体が 奇跡と言えるほど、素晴らしいことなのに。人は生きていることを 普段はそれ程、有難がってはいない。ああだ、こうだと、文句ばかり愚痴ってばかりいる。寝る前に 嫌なことを思い返して気分悪くなるのではなく、楽しいことを想い浮かべて寝よう~ 👍 …という風に、中村さんも言っておりますが、 全く同じことを科学者である村上和雄さんも仰っている。
ここまで、すでに長文になりましたので、『生命の暗号 2』(続編もあり、手元にあります👌)と合わせて、2巻を読み終えた時点で、感想の続きを書きたいと思います。
必要に応じて、眠っているDNAがON になる~ ON Off ってビックリ❣ ここでも「やる気」が大事。火事場の馬鹿力じゃないけれど… ただし、精神論ではありませんよー
一年生さん、良い本を推薦していただき、ありがとうございました。
(今月54、55冊)
中村天風師の名前、25年ぶりになるでしょうか。私が独立を決心し辞職したとき、これからの生き方の方向づけをしてくれた一人である天風師の言葉の数々。未だにその生き方に勇気づけられます。
そうですか! 25年ぶり。
心に刺さる言葉の数々。
とてもすべては紹介しきれないですが、一冊、手元に置いておきたくなる、そんな本ですね。
そうですね、積極的というと一般的には消極的な言動に相対するものとして考えがちなのかもしれませんね。
今回のすずさんの感想と説明で私も『絶対的な積極』という言葉とその意味に感銘をうけ、常にそうありたいと思いました。
自分自身でもそういう面は多少持ち合わせていたつもりでしたが、すずさんの
>そして、ここから先が特に大切だと思うのですが;に続く
「心がその対象なり相手というものに、決してとらわれていない状態・・以後の言葉を繰り返し読んでみると『私はやっぱりまだまだ未熟・・』と
思わざるを得ませんでした。
すずさんが先日紹介された谷沢永一さんの著書からも学ぶことは多いようですね。
以前から思っていたことですが、すずさんは小さい頃から自分らしいものの見方ができる人だったのですね。
読書の影響も多少はあるのかもしれませんが、悲しみや怒り(?)悔しさなどで自分の気持ちが高ぶったりした時には紙に走り書き、殴り書きをして、その後に破り捨てたりしたということがあったような・・・
また小学生の頃、ノートに記録する際にクレヨンで塗った絵なども添えてわかりやすく順序だててしっかりとした説明を加えるなど・・・
これらを考えてみるとやはり雑念、妄想、感情的な恐れなどとはかけ離れた自分への挑戦、そして無意識のうちにも自分自身の成長のための行動だったのではないでしょうか?
すずさんの「思った時が始め時」という言葉がやる気、勇気を失わず諦めないことに繋がると思い、私もその影響を受けています。
「こういう自分になりたい」「これを会得したい」と思うことはたくさんあり、そこに達する難しさを実感しても諦めたりせずやり続けることの大切さも・・・自分の能力を嘆くよりも情熱を持ち続けることだと思いました。
すずさんの感想や説明から力不足を嘆くのではなく、昨日より少しでも成長した自分を大いに喜ぶという姿勢が大切だと感じましたね。
お~中村天風さんと村上和雄の本読まれたのですね~
自分自身もうかなり昔に読んだ本なので
具体的な内容は忘れてることも多いのですが
すずさんの書評?読んで、その後の自分にも
少し絵影響あったのかな?なんて思いました。
中村添付うさんの本は今時の人?大谷翔平選手も愛読してたそうです。
コメントを書く欄を間違えてしまいました。
哲学的アプローチで~
科学的…
とは、私が勝手に、そういうまとめにしただけですので~
実は、科学者である著者も、「人生の暗号」という著書も書いており、(まだ読んでいませんが)
こちらは哲学メインだと予想しています。
古代ギリシャが学問を区分しただけで、
元々 生物も美術や哲学などなど結びつきがあるので、それこそ遺伝子ONにするチャンスかもしれませんね。
理系は
科学は ちょっと…
と思わない
ことが大切? 自分で今、そう思った次第です。💦
論文を書く時点で、科学者も、理系の人々は皆、文系でもある!のですものね。
予約していた本がやっと届き、その日の内に1冊は読んでしまいました。
細胞とか、核とか、生物でも習ったなぁ、とか、更に細かく遺伝子レベルの図入りで解説されていて、理系はちょっと・・・と思っていた自分も、興味深く読めました。
詳細はすでに頭の中から消えたかも・・ですが💦
中村さんの本は、人生の指南書のような…
大谷翔平選手も愛読!
すごいなー👍
読んでみるか〜😅