つれづれの記

日々の生活での印象

確定申告と電子証明書

2010年04月24日 23時49分23秒 | 日記
4月24日(土)  確定申告と電子証明書


 既に現役を退き、年金生活に入っているが、現役時代の最後の頃から年金も受給していたこともあり、このところ、所得税の確定申告のお世話になって久しい。確定申告は、国民としての納税義務を果たすことで、社会と繋がる、重要な作業と心得ている。例年、1月後半になると、申告用紙が送られてくる。元資料の作成は、表計算ソフトでやっており、収入項目や、税制が変わらない限り、実際の数字を入力するだけで済むので、比較的楽な作業だ。少し面倒なことと言えば、このところ額が大きくなっている、医療費の計算、位なものだろうか。

 今回の21年分についても、すぐ出来るからと、高をくくっていたら、2/16~3/15の、1ヶ月の申告期間が、瞬く間に過ぎてしまった。特別な期間なので、ひょっとしたら、土日もやっているのではと、直前の3/13の土曜日になって、所轄の税務署に行って見たが、無情にも閉まっていて、とうとう、最終日である3/15の月曜日に行くハメになってしまった!
 当日は、流石に、会場は溢れんばかりの、人、人、人である。自分は、記入は全て終わっているのだが、念のため、医療費控除で、専門家にチェックして貰ってから提出しようと、相談窓口の行列に並んだ。が、遅々として進まず、1時間以上も立ち続けた。漸く自分の番になったが、内容に問題はなく、5分もかからずに終了し、そのまま、提出することができた。今回の申告では、残念ながら、還付ではなく、追加の納税となったが、先日の4/22に、しっかりと引き落とされていた。

 国税庁は、e―Taxなるものを盛んにPRしている。平成19年分から、4年間のキャンペーン期間を設け、この間、1回だけ、税金が最高5000円減額になると言う、特典がある。来年がキャンペーン期間の最後なので、今回、税務署に行った際に、係の人に色々聞いて、情報を収集した。

e―TaxのPRチラシ
 e―Taxを利用するには、先ず、電子証明書が要る。自分の場合は、既に、住民基本台帳カードを持っているので、区役所の指定された場所に行けば、比較的簡単に、電子証明書を取得できるようだ。
 次に、自宅のパソコンからやる場合は、ICカードを読み取れる、ICカードリーダライタが必要となり、このデバイスを自分で用意しなければならない(3千円位)。
 申請期間中に税務署へ来れば、何台かあるPCの中に、ICカードリーダライタが使えるものも用意してある、と言うので、ICカードリーダライタの購入は、必須ではない。
 キャンペーン期間は来年で終了するので、来年の確定申告は、是非、e―Taxを利用してみたいと思っている。それ以降は、納税義務を果たすためには、自宅でも出来る、e―Taxになるだろう。
 電子証明書の用途としては、現在では、所得税の納税の他には、自動車購入関係、法人の住民税等にも使える、とあるが、自分には、余り必要性はないようだ。でも今後、社会のネット化が進むにつれて、押印に当たる電子署名と、印鑑証明書に当たる電子証明書、の必要性と効用が、次第に高まるものと期待される。

 住民基本台帳システムが導入されて10年近くになるが、自治体によっては、個人情報保護の観点等から、未だに、導入していないところもある。このシステム、鳴り物入りで喧伝された割りには、余り役に立っていない、という印象ではある。
自分の場合、具体的な効用としては、現役の頃、住んでいる所ではなく、勤務先に近い区役所で、住民票を発行してもらったことがある。又、共済年金の現況届の提出が、数年前に不要になった事、位だろうか。
 写真入りの住民基本台帳カードを発行してもらっている。住民登録がしてある役所が発行するこのカードは、パスポートや運転免許証以上の、最も基本的な、最高の身分証明書と思っており、常時携帯し、何度か役に立っている。このカードを提示すると、提示された担当者は、一瞬、戸惑うようだ。理由は、余り見慣れないものである上に、番号が印刷されていないので、番号を控えられないのが、玉に瑕なのである。でも最近は、コピー機が手近にあるので、問題ではなくなっているがーー。
 来年の納税では、住基システムとこのカードが、少し役立ちそうで、楽しみである。










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