つれづれの記

日々の生活での印象

窒素を取り巻く話題  その1

2024年10月02日 14時56分28秒 | 日記

  2024年10月2日(水)   窒素を取り巻く話題  その1

 

 

このところ、窒素を取り巻く話題を耳にすることがあり、自分なりに調べながら、何回かに分けて記事にする予定で、今回はその1である。

 

◇学校での実験中の事故

 先日の9月20日、川崎市の小学校で、6年性の授業で、アンモニアの臭いを嗅いだところ、気持ち悪くなった児童数人おり、医療機関を受診したようだ。

幸い、たいしたことはなく、その日のうちに自宅に戻れたようだ。

  (川崎の小学校で児童8人が吐き気や頭痛 理科の実験中、医療機関を受診も帰宅(カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース.html

 

 アンモニアは、NHで表され、窒素N1個に水素Hが3個ついた、下図のような、正四面体の構造という。

 

 

アンモニアは、無色だが、鼻にツンとくる、強烈な臭いがある。

学校での子供達は、この臭いに参ったようだ。

 

人体が汗をかくと。脇の下や、靴の中に、いやな悪臭が出るが、洗濯などの手入れが重要となる。 

  

◇アンモニアの製造

アンモニアは、20世紀初頭の1906年、ドイツで、ハーバー・ボッシュ法が開発されて以降、安定的に作れるようになっているようだ。

この方法は、触媒上で、水素と窒素を直接反応させる方法で.化学反応式は以下のようだ。

          N+3H→2NH

この製造方法が確立したことで、化学肥料の大量生産が可能となり、20世紀以降の世界の人口爆発を支えてきたと言われる。

     (以上参照:ハーバー・ボッシュ法 - Wikipedia.html)

 

◇アンモニアの用途

 アンモニアの用途としては、下図のように、これまでは、肥料として使われることが多かった。

  (参照:【コラム】地球温暖化のお話(42)アンモニア① _ 明峰コミュニティ協議会.html)

 

  製造後、海上輸送などを経て、貯蔵する設備が必要となる。

 

◇ 肥料に関しては、肥料の三要素というのがあり、下図のようだ。

 

 

 窒素は、植物の生長を支える重要な役割があり、リン酸は花と実、カリは根の生長に関わっている。我が家の家庭菜園でも、水やりとともに、施肥は大切にしている。

 

◇上図にあるように、肥料以外のアンモニアの新たな用途として、

    ガスタービン、

    石炭火力発電混焼

    燃料電池(船舶用SOFC)

    アンモニア工業炉

などがある。

 

 下図のような説明図もある。

 

 本稿では、これ以上は触れない。

 

 

 

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